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広島県公立大学法人

【叡啓大学】自身の体験から課題を発見!「叡啓大学未来人材フォーラム」で学生が発表

(PR TIMES) 2023年12月21日(木)11時15分配信 PR TIMES


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51586/228/51586-228-a6da0d58db64b15664e5f793fc754990-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

叡啓大学(学長 有信睦弘、広島市中区)は、2023年12月12日(火)、本学で「叡啓大学未来人材フォーラム」を開催しました。
今回のフォーラムは3部構成で、第1部では、経団連副会長で、日本電気株式会社特別顧問の遠藤信博様が「これからの社会で必要とされる人材の育成について」講演いただきました。
第3部で発表した3名の学生プロジェクトをご紹介します。

第1部・第2部についてはこちらから
【開催報告】12月12日(火)「叡啓大学未来人材フォーラム」/NEWS & TOPICS|広島県公立大学法人 叡啓大学
平和という問題に向き合う

2年生 梶原百恵さん

梶原さんは、「平和」が身近にある広島で生まれ育ち、ニュース番組で取り上げられる原爆投下特集の映像を見る度に、「辛い」「悲しい」という感情で平和を捉えてきました。しかし、中学1年生の時に参加した「模擬国連」をきっかけに平和を現実的に捉えることができ、自身の「平和」との向き合い方が変わったそうです。
平和活動をする中で「広島出身」「被爆者」「被爆〇世」などの肩書きが、重要なキーワードとなっていることに疑問を感じました。ほかにも、平和活動の発信方法について、広島での被爆体験の伝承に留まっている現状に、新たな発信方法が必要ではないかと考えるようになりました。
梶原さんは、みんなとつくるこれからの平和発信基地をテーマに「EXPRESS HIROSHIMA」を立ち上げました。
広島という地域性を活かしながら、広島にとらわれすぎない、平和を表に出しすぎない、誰もが参加しやすい企画を心掛けているそうです。「平和」は手に触れられないことで人々から避けられていると考え、「視覚的」に捉えれば自分の形で活動に取り組める。平和と自分を具体的に結び付け、考えて行動できるかが大事だと考えています。
最後に、「平和は広島だけでなく、人類共通の課題であり、私はこれからもこの課題とともに生きていきます」と締めくくりました。

オール広島学生ラジオ

2年生 川原壮太さん

川原さんは、幼い頃から吃音症に悩まされ、言いたいことが頭に浮かんでも言葉に詰まったり、九九が言えなかったりしたことで、「話す」ことへの苦手意識が強くなりました。しかし、叡啓大学に入学し、話すことへの苦手意識を克服したいと、プレゼンテーションやラジオで「人に伝える」をコンセプトにした「ペクチャーズ」を設立しました。
広島県の転出超過数が全国1位であると知り、広島の学生や企業が持つ魅力が広く知られていないことをもどかしく感じ、「オール広島学生ラジオ」を企画しました。「オール広島学生ラジオ」は、広島県内のすべての大学が繋がり、学生が主役となって制作するラジオコミュニティで、県内の学生にインタビューをしたり、各大学の魅力をラジオで配信したいと考えました。
今後は、「ラジオが大学生の情報の集積場となり、広島でイノベーションを起こしていきたい。そして、私たちのラジオが広島の大学生と企業の懸け橋となり、新たな価値を生み出す手助けになること」を目標にしているそうです。

子どもたちが「自分は生きていていい」と感じられる教育・社会 

3年生 成毛侑瑠樺さん

成毛さんは、従来の教育システムにおいて生じた構造的な問題が、子どもの責任と見なされる状況や、それによって子どもたちのbeingが十分に保障されていない状態に疑問を感じています。そこで、「子どもたちが自分は生きていていいと感じられる教育・社会」をビジョンとして掲げています。
成毛さん自身、小学3年生から不登校で、学校の「学び」がテスト評価のためであったり、見せしめのように生徒を怒っている先生の姿を見て、学校に行きたくないと感じるようになりました。不登校になることで、周りからは「我慢ができない大人になる」「今後社会に出られない」などの言葉を浴びせられ、自分が生きていいか分からないと、自己否定を続けました。
生徒の行動が、構造的に生まれる「こうあるべき」という一元的な価値尺度に合致しない場合、生徒への不当な評価や強制的なアプローチが生まれ、結果として生徒が自らの存在さえ否定してしまうことがあります。この現状に、成毛さんは「生きていていいなんて当たり前のことを子どもが疑わない教育・社会」であってほしいと、これまで、学校教員研修会での講演やイベント開催に力を入れてきました。
子どもたちが安心して学べる教育システムを目指すため、中学校で教師と学生が教育について対話する場づくりを提案したり、3ヵ月の探究学修事業などを企画しました。
こういう活動を続けていると「意識が高い」と冷ややかな目で見られてしまう事が多い中、叡啓大学では「社会システムに目を向けて本質的な課題は何かを考えながら学生同士で会話ができる。問題について話すだけでなく、自分たちがどんな面白いことができるか考えるとわくわくする」と話しました。
今後は、構造的な問題から教師が誤った手法や評価を下している現状に、学校や教師をサポートする形で、子供たちが理不尽な否定を受けずに「生きていていい」と感じられる教育にするためのプロジェクトを模索していると締めくくりました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51586/228/51586-228-e18c0a8bd6b4e44790e341bc18943d87-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

他の学生プロジェクト発表

発表者・テーマ
3年生 福富優一さん 「社会課題を解決する社会をつくるために」
2年生 林智也さん  「背中を押すこと」
2年生 前田脩人さん 「ことのはproject」
3年生 伊藤悠祐さん 「叡啓だからできたこと」
3年生 神原鈴嘉さん 「江田島市デジタル化推進プロジェクト」
ゲストスピーカーからのコメント

日本電気株式会社 特別顧問 遠藤信博様
人とのつながりの中で、個を表現をするのが難しくなっている中、より良い繋がりを持つことで集団そのものがよくなっていく。皆さんが中学や高校時代から感じていた問題を、改めて第三者的に見て、「人間社会」そのものがどうだったかを見直し、基盤に立った考え方を真摯に発表していて素晴らしかった。

株式会社八天堂 取締役 林義之
自身が体験した中で課題を発見し、発言や思考だけでなく、行動してることが素晴らしい。今後は、アイデンティティを高めるために、思ったことを行動・活動しながら、この経験を未来に活かしてほしい。より豊かな人生や社会への貢献ができるのではないかと思う。


叡啓大学のウェブサイトはこちら https://www.eikei.ac.jp/?prt



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