プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3

三菱UFJキャピタル株式会社

OiDEファンド5号案件 目標達成のお知らせ

(PR TIMES) 2023年07月16日(日)01時40分配信 PR TIMES


三菱UFJキャピタル株式会社(代表取締役社長:葛西洋一、本社:東京都中央区、以下「三菱UFJキャピタル」)は、第一三共株式会社(以下、「第一三共」)、国立大学法人名古屋工業大学(以下、「名古屋工業大学」)と2020年4月1日から開始したオープンイノベーション研究(以下「本研究」)について目標を達成したことを、お知らせいたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/76057/220/resize/d76057-220-1dfd6cd4bc48d0a7eed6-0.jpg ]

高感度な視覚再生のための高機能光遺伝学ツールの開発に関する研究


名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻(生命・応用化学領域)神取 秀樹 特別教授、角田 聡 特任准教授らの研究室では、高活性の新規光応答性タンパク質*1(以下、「GtCCR4」)の視覚再生への応用を目指しております。
本研究では、GtCCR4の更なる性能向上及び遺伝子治療への応用可能性検証を行い、アンメットメディカルニーズが高い、網膜色素変性症*2により視力を失った患者さんに対する革新的な遺伝子治療薬の実用化を目指しました。

出資背景


本研究を行うために、新会社(OiDE OptoEye(オイデ オプトアイ)株式会社、本社:東京都中央区、以下「OptoEye」)を設立し、OptoEyeに対して、三菱UFJキャピタルが運営するOiDE ファンド投資事業有限責任組合(以下「OiDE ファンド*3」)から共同研究等に必要な資金を全額出資しておりました。

研究目標の達成


今回の共同研究にてin vitro評価によるGtCCR4の機能検証およびin vivo評価等が行われ、その結果、目標を達成したと評価されたことで、第一三共はOptoEyeの株式を全て買い取り、三菱UFJキャピタルが運営するOiDEファンドは、当該取得対価を受け取りました。今後は、第一三共が自らのプロジェクトとして開発に向けた研究を進めます。

OiDEファンド運用成績


OiDEファンドは、今回の株式売却により、2号案件であるOiDE Adjubilee株式会社(オイデ アジュビリー)、4号案件であるOiDE BetaRevive株式会社(オイデ ベータリバイブ)に次いで、3件目のエグジットを達成。本件がOiDEファンドの最終案件であり、ファンド総額に対し回収金額が上回ったことを併せてお知らせします。


*1 光応答性タンパク質
光応答性タンパク質とは、光を受けると機能を発揮するタンパク質です。GtCCR4はその中でもロドプシンと呼ばれるタンパク質ファミリーに属しており、細胞において光を受けるとそのシグナルを伝達するイオンチャネルとして機能しています。イオンチャネル機能を持つタンパク質は、視神経細胞や中枢神経における情報伝達、筋収縮などに重要な役割を果たします。

*2 網膜色素変性症
網膜色素変性症は、網膜の視細胞に異常をきたす遺伝性かつ進行性の疾患で、国の指定難病です。病気の進行とともに、視野狭窄、色覚異常、視力低下などの QOLの低下を引き起こし、失明につながります。病気の原因遺伝子は複数種が明らかになっているものの、現状は遮光眼鏡やビタミンA内服等の対症療法のみで根本的治療方法はなく、新たな治療法が望まれています。

*3 OiDE(Open innovation for the Development of Emerging technologies)ファンド
三菱UFJキャピタルと第一三共等が出資して2013年に共同で始めたファンドで、三菱UFJキャピタルがジェネラルパートナーとして運営しています。

【OiDEファンド概要】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/76057/table/220_1_be4b97f81742b7c5cb01d6589ce530a7.jpg ]



【スキーム図】
[画像2: https://prtimes.jp/i/76057/220/resize/d76057-220-aed59410e9e2d0af543d-2.png ]


【三菱UFJキャピタル 会社概要】
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 葛西 洋一
設 立:1974年8月1日
U R L :https://www.mucap.co.jp/
事業内容:ベンチャーキャピタル事業



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る