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東芝エネルギーシステムズ株式会社

トルコ・英国のスタートアップ「スマートパルス」へのCVC機能を活用した出資について

(PR TIMES) 2023年05月19日(金)12時45分配信 PR TIMES

〜再エネ導入に伴うインバランスリスクの低減サービスを推進〜

東芝エネルギーシステムズ株式会社はこのたび、トルコ・英国を拠点とし、電力事業者や大規模需要家などの市場取引参加者向けに、再生可能エネルギーなど電力の短期取引マネジメントに関するソリューションを提供する「Smartpulse teknoloji A.S.」(スマートパルス社)へ出資しました。当社は、今回の出資およびスマートパルス社との関係強化を通じ、再生可能エネルギー導入拡大を見すえて、エネルギーアグリゲーション事業における付加価値の高いサービス提供を目指します。
 当社はこのたび、トルコ・英国を拠点とし、電力事業者や大規模需要家などの市場取引参加者向けに、再生可能エネルギーなど電力の短期取引マネジメントに関するソリューションを提供する「Smartpulse teknoloji A.S.」(以下、スマートパルス社)へ出資しました。当社は、今回の出資およびスマートパルス社との関係強化を通じ、再生可能エネルギー(以下、再エネ)導入拡大を見すえて、エネルギーアグリゲーション事業における付加価値の高いサービス提供を目指します。

 世界的に再エネの導入量が拡大していく中、エネルギーマネジメントのニーズは今後ますます高まっていくことが見込まれます。再エネの導入量が拡大している国や地域では順次インバランス(注1)制度が導入され、電力事業者は、電力の需要量と供給量を一致させるインバランス責務(計画値同時同量)が求められます。

 スマートパルス社は、インバランスリスクを抑えるための再エネ電源の管理や電力売買の自動化を行うためのソフトウェアをオンラインで提供するSoftware as a Service(以下、SaaS)ビジネスを展開しています。欧州・中東における大規模市場の一つであるトルコで高いシェアを持っており、トルコでの実績をもとに、スペインやポルトガル、アイルランド、クロアチアなどにも進出しています。

 当社は、スマートパルス社とも協業しつつ、グローバルに再エネのインバランスリスクを抑えるマネジメントサービスの推進を検討していきます。また、カーボンニュートラル社会をスピード感を持って実現するために、当社が有する知見・技術に加え、他社との共創を推し進め、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)(注2)機能を活用し、カーボンニュートラルに資する企業への出資や提携を今後も積極的に進めていきます。

 当社は、これからも、エネルギー分野における豊富な知見、技術、ノウハウ、デジタル技術を駆使して、エネルギーシステムの価値を向上させるインフラサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献します。

(注1) インバランスとは、電力の需要量と供給量の差分。発電計画に対し需要量と供給量の同時同量が課せられ、インバランスが生じた場合、アグリゲーターなどバランシングループの管理を行う事業者から送配電事業者などへペナルティ料金を払うインバランスリスクがある。
(注2) 未上場の新興企業(ベンチャー企業)に出資や支援を行うことを目的に、事業会社が自己資金で組成したファンドのこと。独創的な技術やアイデアを持ち、自社の事業と関連のある企業に投資することで、本業との相乗効果を得ることを目的に運営される。オープンイノベーションの一手段。

スマートパルス社の概要

[表: https://prtimes.jp/data/corp/32322/table/214_1_4ab6c3e3477a1047f6a57f125d32d9af.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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