プレスリリース
7月15日からエキナカショールーミング店舗で「半歩先の日常体験」を提供
大日本印刷株式会社(DNP)は、新しい買い物のスタイルや商品を体験する場を提供し、生活者の体験価値(CX:Customer Experience)や満足度を高める“次世代店舗”の構築・運営を支援するサービスを提供しています。今回、株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーと協業し、JR上野駅構内の「エキュート上野」に、実証実験としてショールーミング店舗「&found(アンドファウンド)」を7月15日(金)〜8月14日(日)にオープンします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/69194/212/resize/d69194-212-135523b9929957ba8c03-0.jpg ]
【ショールーミング店舗の開発の背景】
コロナ禍をきっかけの一つとしてECサイトでの買い物がさらに増加し、モノやサービスなどを多くの人と共有したり貸し借りしたりする“シェアリングエコノミー”が広がるなかで、生活者がリアルな店舗に求める役割も変化しています。それにともない流通・小売業や製造業では、商品販売主体の従来型店舗から、顧客に体験価値(CX)を提供する次世代型店舗に変革していく取り組みが広がっています。リアル店舗だからこそ可能となる買い物や企業ブランドの体験などに特化した店舗の拡大も見込まれます。
こうした状況に対してJR東日本グループは、駅を「交通の拠点」としてだけでなく、ヒト・モノ・コトがつながる「暮らしのプラットフォーム」に転換していく「Beyond Stations構想」を推進しています。多くのパートナーと共創しながら、リアルな場としての強みを活かし、駅を「新たなビジネスを創発する拠点」に変革する取り組みを進めています。またDNPは、リアルとバーチャル双方で生活者と企業のコミュニケーションをシームレスにつなぎ、商品・サービスの価値を高め、新しい買い物のスタイルや体験を生活者に提供していく「ストアDX(デジタルトランスフォーメーション)」を推進しています*1。両社は今回、グループそれぞれの強みを掛け合わせ、事業化を視野に入れた実証実験店舗「&found」を企画・運用します。
*1:DNPの次世代店舗づくり:https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10160882_1567.html
【「&found」の概要と特長】
「&found」は、“日常のスキマ時間で「半歩先の日常」を体験できる、持ち帰る”をコンセプトにしています。生活者が駅でのスキマ時間に立ち寄って、食・雑貨・家電等を組み合わせた“半歩先の日常”に触れたり、レンタルして持ち帰ったりできる店舗です。
〇実証期間 : 2022年7月15日(金)〜8月14日(日) 10:00〜21:00(金曜日のみ22:00まで)
※営業時間については変更の可能性があります。
〇場所 : JR上野駅3階 改札内「エキュート上野」イベントスペースG
1.体験を通じて利用したい家電等をその場でレンタル可能
「&found」の最大の特長は、店舗での体験を通じて利用したくなった家電等をその場でレンタルできることです。店内に展示する約50点の家電・AV機器・レジャー用品等の一部は、株式会社ピーステックラボが運営するモノの貸し借りアプリ「Alice.Style(アリススタイル)」の新サービス、定額制モノのシェアリングサービス「Alice.style PRIME(アリスプライム)」を通じて、その場で会員登録の上、当日持ち帰ることができます。
2.商品の組み合わせによる半歩先の日常生活を提案
「丁寧な朝活」「自分と向き合う時間」など、店舗内に設置した6つのテーマごとに、食品・雑貨・最新家電等を組み合わせた「半歩先の日常をかなえる体験」を提案します。例えば、最新のコーヒーメーカーと一緒に楽しめるようバリスタが厳選した豆のセット、朝から気分を上げるレトロデザインのトースターで香りを楽しむデニッシュパンのセットなど、商品単体ではなく複数商品の価値を組み合わせて“半歩先の日常”を提供します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/69194/212/resize/d69194-212-00227e7dc03bc2e3f340-1.jpg ]
3.接客やセンシング機器を通じて、生活者の反応を出展企業へフィードバック
商品・サービスに関して、熟練の専門スタッフが説明を行い、来店客が気軽に触れることで、興味の喚起や理解を促します。また、店内に音声マイクやカメラ、ビーコン等のセンシング機器を設置して、商品・サービスに対する来店客の反応などを音声データ(テキスト化)と位置情報等*2で取得します。接客時の会話と来店客の行動のデータから生活者の潜在的な購買欲求(インサイト)を解析・可視化して、マーケティングデータとして出展企業にフィードバックし、商品・サービスの改善やセールストークの高度化などに活用します。
*2 取得する情報は、個人を特定できないように統計化した上で、企業のマーケティング活動のみに活用します。
【本実証実験における両社の役割】
〇DNP : 来店客の音声や行動等のデータ収集・分析、店舗の空間設計、専用スタッフの教育・派遣
〇JR東日本クロスステーション : 店舗の運営、店舗内の出展テナントの誘致、マーチャンダイジング
【今後の展開】
DNPとJR東日本クロスステーションは、JR上野駅の「&found」の期間限定の実証実験の成果などを活かして、今後の事業化に向けて取り組んでいきます。
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
プレスリリース提供:PR TIMES