プレスリリース
コンテナ基盤への移行による開発環境の効率化で、企業の経営資源を注力分野に投入可能に
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM、本社 東京都中央区、代表取締役社長 山口 明夫)は、株式会社イセトー(以下イセトー、本社 京都市中京区、代表取締役社長 高橋明久)の開発プロセスの大幅な効率化と、DX推進のため、イセトーがSaaSとして提供している一部サービスのシステム開発環境に、Red Hat OpenShift on IBM Cloud ( https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/openshift )を提供しました。
イセトーは、1855年の創業以来、「紙」を事業の基盤とした事業を展開してきました。近年は、「紙」と「デジタル」の融合により、コミュニケーション最適化・DX支援サービスや業務効率化・経営資源の最適化に向けたサービスなどを、IBM Cloud上で、SaaSとして提供しています。これまで、セキュリティーの観点から、個々のアプリケーションごとに個別最適環境をクラウド上に用意し、また開発環境も分けてきたため、別のお客様向けにカスタマイズして提供する際に開発工程の効率化が課題となっていました。
そこでイセトーでは、IBM Cloud上でRed Hat OpenShiftを採用して開発環境のコンテナ化を図りました。これまでに、パーソナライズド動画サービス「individeo」( https://www.iseto.co.jp/service/individeo.html )およびデジタル手続きサービス「Link Next」( https://www.iseto.co.jp/service/linknext.html )の2つのサービスの開発環境を移行し、アプリケーションの環境構築における工数が約1/3に短縮されたほか、同一アプリケーションの個社カスタマイズに要する日数が約1か月から約3日に短縮するなど、開発・運用の大幅な効率化を実現しました。また、昨年末にリリースした新サービス「pdFlyer」もRed Hat OpenShift on IBM Cloudにて構築しています。これにより、開発者のリソースをアプリケーション開発に集中できるようになり、開発効率の向上が期待されます。
Red Hat OpenShift on IBM Cloud採用の効果を受け、イセトーは、お客様向けのアプリケーションの開発はコンテナ基盤を標準とし、今後、既存サービスの移行を順次行っていく予定です。
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プレスリリース提供:PR TIMES