プレスリリース
特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:吉岡春菜 以下ジャパンハート)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、このたび沖縄県の福祉施設へ看護師2名を派遣しました。
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今回の緊急支援は、沖縄県からの要請を受けて実施しました。派遣先は、国頭郡の高齢者福祉施設。当施設でクラスターが発生したことを受け、12月末より医療チームスタッフが施設内の陽性者対応に従事します。今後は、自治体との連携のもと、「医療の届かないところに医療を届ける」活動を継続していきます。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大において、ジャパンハートは2020年4月以降全国で医療支援を行っており、今年11月には沖縄県宜野湾市に全国初となる「新型コロナウイルス感染症・要介護濃厚接触者の隔離施設」を設立しました。具体的な活動は以下の通りです。
新型コロナウイルス感染症拡大抑制の医療支援
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1.医療支援チームの派遣
2020年4月以降、全国各地の病院や介護福祉施設に、医師・看護師等で構成される医療チームの派遣を継続しています。クラスターが発生すると、感染による欠勤や人材派遣会社の撤収により、深刻な職員不足に陥ります。また医療機関の病床ひっ迫により、福祉施設で陽性患者を治療しなければならない等、外部からの適切な支援が必要となります。
2. 医療物資の配布
「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを開始し、クラウドファンディングやチャリティオークションを実施。1万5千人の方から約1億5千万円の資金を募り、マスク200万枚を調達。第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送しました。
3. 介護福祉施設への感染対策指導
全国の介護福祉現場で働く医療/介護従事者向けに、2020年6月から12月の約半年間にわたり、クラスター発生時に備えた感染症対策を指導。防護具の着用指導、施設内のゾーニングに関する指導を、2020年12月末までに、658法人、計1599名の参加者に対して実施しました。
4. 医療現場と支援を結ぶ「ジャパンハートソーシャルネットワーク」の構築
災害などの有事における日本国内の医療・介護現場の正確な状況把握、医療支援活動に協力してくださる医療従事者同士の繋がりを強固にするための「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」を2020年4月28日より開始し、現在、このプラットフォームの登録者数は930人に上っています。
詳細: https://www.japanheart.org/topics/press-release/200428.html
【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/
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「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人。1995年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約35,000件実施しています。HIV孤児など恵まれない子どもたちに、教育機会を提供する児童養育施設も運営。国内では、小児がん患者家族の外出に医療者が同行するプロジェクトや、離島・僻地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援事業を行っています。新型コロナウイルス感染症対策として、2021年12月時点で全国89か所以上のクラスター現場に医療チーム271名を派遣したほか、全国700以上の医療・福祉機関へ200万枚のマスク等物資寄付、全国600以上の福祉施設への感染予防指導等を継続しています。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。「第5回ジャパンSDGsアワード」でSDGs推進副本部長(外務大臣)賞受賞。吉岡秀人は第69回菊池寛賞受賞。
■寄付金の控除について 認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、寄付金控除などの税制優遇の対象となり、 確定申告を行うことで税金が還付されます。詳細につきましては、右記URLをご確認ください。https://www.japanheart.org/donate/receipt/
プレスリリース提供:PR TIMES