プレスリリース
-ラックランド望月「DX 推進で目指すのは SDGs と水産物の高品質・高付加価値の実現」「AI セレクタで水産加工業界を超えて日本の食文化向上に寄与したい」と語る-
<ハイライト>
・ラックランドグループ「未来ファクトリープロジェクト」の AI 画像認識ソリューションの第1弾として、
ホタテの貝柱の質量を AI で自動推定する「AI セレクタ」をハイブリッドラボ社協力の下、O2社と共同開発
・2022年2月14日(月)よりパイロット導入企業の募集受付開始、2022 年12月より本格提供開始
・実証実験の成果として、ホタテのパッキング全体の作業工程のうち 30 %の生産性が向上
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株式会社ラックランド(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:望月 圭一郎、以下「当社」)は、グループ会社である株式会社ハイブリッドラボ(本社:宮城県石巻市、代表取締役会長:望月 圭一郎、取締役社長:石橋 剛、以下「HL社」)の協力の下、2020 年 10 月に業務提携契約を締結した製造業特化型コンサルティングファームの株式会社 O2(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:松本 晋一、以下「O2社」)と共同開発した第1弾である水産加工業 DX ソリューション「AI セレクタ」新製品発表会を 2022 年 2 月 14 日(月)に開催いたしました。
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水産加工業 DX ソリューション「AI セレクタ」は、2022 年 2 月 14 日(月)よりパイロット導入募集受付・先行予約を開始し、2022年12月より全国にて提供開始いたします。当日は、水産加工業 DX ソリューション「AI セレクタ」新製品発表会として、製品の説明や実証実験の成果について発表いたしました。また、当社とO2社で、水産加工業の課題やDX化などの業界の未来、そして水産業の枠を超えて日本文化の世界への発信について、熱いトークセッションを実施。最後に、「AI セレクタ」等を利用して製造した、「獲れたてより“新鮮”、獲れたてより“美味しい”」、「最鮮ホタテ」を 2022 年 6 月よりHL 社が運営する EC サイト「ご当地こわけ(https://www.kowake.shop/)」にて発売することも発表しました。
「復旧ではなく復興を、DX 推進で目指すは SDGs と高品質・高付加価値の実現」
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会見は株式会社ラックランド代表取締役社長の望月圭一郎によるプレゼンテーションからスタート。冒頭で、2011年3月11日東日本大震災に触れ、それまでも東北をはじめとした水産業の支援をしていた中で「震災から実際に立ち上がろうとしている人々のために力になりたい」という思いで2020年に宮城県石巻市において水産加工事業を行っていた有限会社マルセ秋山商店を引継ぎ、水産加工業を支援するソリューションの開発・販売を目的とし株式会社ハイブリットラボを設立したことを振り返りました。
2013年に復興支援を目的とした株主優待を開始したことについても「東北を中心とした日本の素晴らしい商品をもう一度世の中に知っていただきたい。」と話し、復旧ではなく復興が必要と考え、現状累計23万個の東北地方を中心とした加工品を株主様に届けていることを報告。そうした活動を通じて、東北を中心とした水産加工業に関わる全ての方々を元気にし、日本の食文化の向上に貢献したいと熱い思いを語りました。
そして、昨今のDX 機運の高まりと時代の要望にこたえ、DX関連投資として2016年から2021年までの6年間で約20億円を投資してきた背景から、ラックランドグループおよびお客様の利益率向上に寄与するデジタル技術を積極的に採用し、現場DX /業務DX などを行う“ソリューションプロパイダー”に向けた取り組みとして、2020年10月より推進した未来の工場に変身させるプロジェクト「未来ファクトリープロジェクト」を始動したことを報告。「働いている従業員が生き生きと仕事をするために、効率よく作業をすることができ、高品質・高付加価値の実現をこの DX で実現したい。そのための水産業・水産加工業の未来に向けた皮切りとしてホタテの質量推定 AI ソリューション『AI セレクタ』を提供します。」と紹介しました。また、日本におけるSDGs目標にも触れ、「14.海の豊かさを守ろう」と「8.働きがいも経済成長も」というこれらを実現する施策でもあると力強く語りました。
「AI セレクタ」で水産加工業全体のデジタル化を推進
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望月のプレゼンテーションが終わり、いよいよ水産加工業DXソリューション「AI セレクタ」の紹介。製品説明を製造業特化型コンサルティングファームの株式会社 O2 代表取締役社長 CEO松本晋一氏より行いました。
製造業に特化しているコンサルディングファームだからこそ、今回当社との協業が実現したが、その協業の決め手を一言で表すと「銘柄替え」だったという松本氏。
「今までラックランド社として提供してきている価値から、“デジタル技術で労働集約型産業に変革をもたらすソリューション・プロバイダー”になるために舵を切る、その黒子役としてお手伝いさせていただくことで水産業の枠を超えた新たな挑戦になると確信している。」と力強く話しました。
その挑戦としての第1弾製品である「AI セレクタ」の一番の特徴は「汎用性」だという。デジタルに慣れていない方でもメンテナンスでき、ホタテを作った後に他の水産加工にも横展開ができるという2つの点を紹介。
AI セレクタを通じて、水産加工業界全体に対して「デジタル化の推進」「労働人口の不足に対する対応」「水産加工業の収益性アップ」を実現したいと話しました。
初心者がベテランに大変身!水産加工業の人手不足に対応する「AIセレクタ」とは
2 月 14 日(月)よりパイロット導入募集受付・先行予約開始し、2022 年 12 月より全国にて提供開始する、ホタテの貝柱の質量をAIで自動推定する「AIセレクタ」。一般的にホタテの剥き身加工は「剥き身」「パッキング」「出荷準備」のフローに分かれていますが、「AI セレクタ」はパッキング作業に着目したソリューションです。トレー詰めするホタテの質量を自動推定し、選別・組み合わせをサポートします。
ホタテの剥き身加工の一般的な工程フロー
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パッキングの工程フロー
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トレーにホタテを並べ、カメラを搭載したAI セレクタの筐体に入れて撮影。撮影した画像からAIが瞬時に質量とサイズを解析し、ホタテを色分け。同じ色のホタテをトレーに詰めるだけで、誰でも素早く選別〜パッキングまでできるため、生産性向上・労務費削減などにつながります。
30 %の生産性向上、ホタテに余計に触れる回数ゼロに!鮮度を保つことに成功した「プロをうならせる“最高のホタテ“」
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株式会社ハイブリッドラボの取締役社長 石橋剛からは、AI セレクタの実証実験の内容を公開。AI 技術で人手不足・生産性の低下・技術格差などの水産加工業界の課題を解決できることを実証実験の成果をもって証明しました。
当日は宮城県石巻市から駆け付けたという石橋は、「プロが認める最高のホタテを作りたい、という思いで毎日ホタテの生産をしている。」と話し、「もともとは活きものであるホタテの加工は機械化が難しいと考えていたが、課題解決のためには人の判断を伴う業務の効率化が必要と考え、ラックランド社に相談し AI セレクタの導入が決定した。」と背景を説明。
HL社では、2021 年 3 月より実証実験を開始。「通常の作業ではパッキング工程に平均 102 秒かかっていたところ、AI セレクタ導入後は 71 秒と作業時間が大幅に短縮。全体工程は 30%の生産性向上を実現した。」と話しました。
「また、熟練者 2 人、中堅 6 人、初心者 2 人の合計10名のチーム編成で試験利用した際、ホタテ選別で触る回数は、通常 1 パックあたり 20 %は余計に触っていたところ、AI セレクタ導入後は余分に触る回数は 0 回になり、鮮度を保つことに成功している。」と話し、ホタテの鮮度を保つには、とにかく触れないことが重要であると説明しました。
「今までホタテの貝柱のパッキングは熟練者しか行うことができない、訓練が必要な技だったが、『AI セレクタ』を導入することで、何度もホタテに触れてしまう無駄な作業がなくなり誰にでもできる作業になった。そのため、アルバイト初日の高校生にもパッキングを任せることができるようになり、働き方改革や業務の効率化にもつながっている。」と話し、「このような結果から、AI セレクタを使うことで、“プロをうならせる最高のホタテ”として品質を維持することができる。」と実証実験の成果を伝えました。
当社と O2 社による、水産加工業の課題や DX をテーマにしたトークセッション。「汎用性あるAIセレクタにより、ラックランドグループはDX のソリューション・プロバイダーとして新しい成長エンジンを獲得する」と語る。
石橋社長による実証実験の成果発表が終了した後は、当社と O2 社によるトークセッションを実施。水産加工業の課題やDX化による日本の未来、そしてラックランドグループの今後展望についても熱いトークを展開しました。
松本氏から、今回構想からAI セレクタの導入まで1年もたたない間に実現したことについて聞かれた望月は、「目の前の困っている人たちの役に立ちたい、その一心だった」と素直な気持ちを伝えました。「当社は商空間制作のプロフェッショナルモール集団としてビジョンを掲げ事業を進める中で、AI セレクタの導入を機に初めて水産加工の現場に触れ合うことができた。」と言い、「日本の素晴らしい技術をもっと世の中に伝えたい、水産業の枠を超え、日本が誇る魅力ある資源をもっと世界に届けたい。」と話しました。
水産加工を取り巻く環境は厳しく、30年間で工業数は半減し労働人口は3割減となっている反面、輸出は堅調という点に触れ、「これが一筋の光、水産業の希望」と話す望月。「日本の水産加工は世界には認められてきている。そこに対してソリューションを提供していく。」と今後の展望を話しました。
また、「AI ソリューション」は月額7〜8万円台を予定。そのことについて望月は、「初期投資額を極力抑制したサブスクリプションで提供することで、中小企業の導入ハードルを下げたかった。そうすることで、水産加工業で働く人たちが気軽に旅行に行ったり、休みを多く取ることができるような導入の仕方を支援したかった」と話し、「水産加工の業界全体がハッピーになるために働く人たちにソリューションという武器を持たせてあげたい。そこに関わる人たちがより幸せになってほしい」と働く人たちに対する思いを語りました。
最後に、DX ソリューション・プロバイダーとして新しい成長エンジンを獲得したことに触れながらも、「今後は DX のソリューションだけではなく、日本の水産加工の輸出支援という形のソリューションも提供し、日本の魅力や独自の文化を世界に広げていきたい。」と意気込みました。
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日本から世界へ、獲れたてより新鮮!獲れたてよりうまい!『最鮮ホタテ』とは
「AIセレクタ」の発表に加え、「獲れたてより“新鮮”、獲れたてより“美味しい”」をコンセプトに、急速凍結のハイブリッドアイスやマイクロバブル(製造:株式会社ヤマザキ)等を利用して製造する「最鮮シリーズ」の第1弾として、「最鮮ホタテ」をHL社ブランドとして、2022年6月にHL社が運営する EC サイト「ご当地こわけ(https://www.kowake.shop/)」にて発売予定であることも発表。6月に竣工予定の約5億円をかけ増設した工場で最鮮ホタテを製造し、3年以内には、EUを中心とした海外へ輸出することを目指していると言い「高品質な素晴らしい日本の水産品のおいしさを世界へお届けする予定。」と意気込みを話しました。(最鮮ホタテサイト:https://www.saisenhotate.com/)
最後は望月より、「ホタテそのものの価値をあげることと、働く人に良い環境を提供することで、水産加工業をより一層盛り上げていきたい」という今後の展望を話し、株主様をはじめとした当社に関わるすべての方々への感謝のメッセージで締めくくりました。
宮城県石巻市の水産加工業を継続させるために破産会社を引き継いだ当社が、東北のみならず、日本全国の水産加工業をソリューションで支援すべく、ホタテ貝柱の質量を AI で自動推定する水産加工業DX ソリューション「AI セレクタ」を発表。
DX で未来の工場を作る「未来ファクトリープロジェクト」の皮切りとなるこの取り組みを通じて、ラックランドグループは水産加工業の未来の一歩を作り、水産加工業だけでなく日本の食文化向上に貢献していきます。
【『AIセレクタ』のパイロット導入に関するお問い合わせ】
・パイロット導入企業募集 : 2022 年 2 月 14 日(月)より開始
・パイロット導入お申込先 : 以下の 1. メール、または 2. FAX
1. メール ais@e.luckland.co.jp
2. FAX 03-3377-8716 にて、
宛先 : 株式会社ラックランド AI セレクタ担当 宛 に以下の情報を送信願います。
【会社・団体名】
【部署名】
【役職名】
【お名前】
【郵便番号】
【ご住所】
【お電話番号】
【FAX 番号】
【メールアドレス】
【その他】 ご質問などがありましたらご入力ください
※今回、上記にて事前に仮申し込みをお受けいたします。正式に概要が決まり
次第、2022 年 3 月末までにご連絡申し上げます。
【「AI セレクタ」に関するお問い合わせ先】
E-mail : ais@e.luckland.co.jp
TEL : 03-3377-9331 ( 株式会社ラックランド 総務部 AIセレクタ担当 )
【株式会社ラックランド 会社概要】
本社所在地 :東京都新宿区西新宿 3-18-20
代表取締役社長 :望月 圭一郎
資本金 :34 億 7,321 万円(2021 年 12 月 31 日現在)
設立 :1970 年 5 月 15 日
事業内容 :店舗施設の制作事業(企画・設計・施工)、商業施設の制作事業(企画・設計・施工)、食品工場、
物流倉庫の制作事業(企画・設計・施工)、メンテナンス事業、省エネ、CO2 削減事業、
建築事業
事業所 :東京(本社/分室/新館/技術センター)/大阪支店/東北支店/仙台営業所/青森営業所/盛岡営業所
郡山営業所/札幌営業所/立川営業所/静岡営業所/名古屋営業所/金沢営業所/広島営業所/
福岡営業所/メンテナンスステーション(東関東・北関東・横浜・水戸・宇都宮・新潟・長野・
島根・高松)/配送センター
グループ会社 :<国内>
(株)ケークリエイト / ニイクラ電工(株) / 光電機産業(株) / マッハ機器(株) /エースセンター(株) /
(株)木戸設備工業 / 協和電設(株) /静清装備(株) / 光立興業(株) / 大阪エアコン(株) / オーエイテクノ(株) /
日本ピー・アイ(株) / 墨東建材工業(株) / (株)環境装備エヌ・エス・イー /(株)ハイブリッドラボ
<海外>
LUCKLAND ASIA PTE. LTD. / LUCKLAND MALAYSIA SDN. BHD. /
LUCKLAND(CAMBODIA) CO.Ltd. / LUCKLAND(THAILAND) CO., LTD. /
LUCKLAND VIETNAM CO.,LTD. / PT.LUCKLAND CONSTRUCTION INDONESIA /
台灣樂地建築室裝修股有限公司 / VIET BOKUTO CO., LTD / BK METAL CO., LTD
企業 HP :https://www.luckland.co.jp/
公式Facebook :https://www.facebook.com/luckland.co.jp/
【株式会社ラックランド 公式Instagram】
1.ラックランドプレスリリース
[画像9: https://prtimes.jp/i/669/203/resize/d669-203-8653b5575e2c40542366-8.jpg ]
2.ラックランド製品紹介
[画像10: https://prtimes.jp/i/669/203/resize/d669-203-7a02bdb72b434230d5d6-9.jpg ]
3.ラックランド物件紹介
[画像11: https://prtimes.jp/i/669/203/resize/d669-203-a1dd16d7b5b604434734-10.jpg ]
【株式会社ハイブリッドラボ 会社概要】
本社所在地 :宮城県石巻市万石町 8 番 2 号
代表 :代表取締役会長・望月 圭一郎、取締役社長・石橋 剛
事業内容 :水産加工事業、水産加工業DXソリューションの研究・開発、 EC・小売事業
企業 HP :https://www.hybridlab.co.jp/
【株式会社 O2 会社概要】
本社所在地 :東京都港区港南 1-6-34 品川イースト 1F
代表取締役社長 CEO :松本晋一
事業内容 :製造業向けコンサルティング業務
企業 HP :https://www.o2-inc.com/
[画像12: https://prtimes.jp/i/669/203/resize/d669-203-f7988dc0c0dc61b2329b-11.png ]
プレスリリース提供:PR TIMES