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一般社団法人ナレッジキャピタル

中学生・高校生による未来のビジネスアイデア、今社会を変えるアイデアずらり「第9回ナレッジイノベーションアワード」受賞者決定

(PR TIMES) 2022年03月22日(火)16時45分配信 PR TIMES

「第9回ナレッジイノベーションアワード」の受賞者を決定しましたので、お知らせします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-7caf7e12b70fd9b9f386-0.jpg ]



https://kc-i.jp/activity/award/innovation/2021/

Knowledge Innovation Award」は、中学生・高校生による20年後のビジネスアイデアや、ナレッジキャピタル参画者が生み出すユニークで新しい製品や活動を表彰し、広く社会に発信することを目的に毎年開催しています。
イノベーションという言葉から連想されやすい「技術」だけではなく、サービスやプロジェクト、アイデアなどを対象にしています。

第9回となる今回は、「中学生アイデア部門」「高校生アイデア部門」には昨年に引き続き2年連続で過去最多となる36都道府県から9,536作品、「ナレッジキャピタル部門」に93作品の応募がありました。

応募作品は、コロナ禍において学生も直面した対面コミュニケーションの制限による孤立を解消するアイデアや、日本の民間人として初となる国際宇宙ステーション滞在が注目を集めた宇宙開発に関するものなど、社会情勢を敏感に捉え、新たな発想を生み出したものが多くありました。

今回はナレッジキャピタル部門の特別賞として新たに、「NTT西日本 QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)賞」を設けました。
QUINTBRIDGEは、企業・ベンチャー・自治体・大学などと共に、地域課題解決実現を目指すNTT西日本が大阪・京橋に開設するオープンイノベーション施設で、受賞者にはナレッジキャピタルのみならず、QUINTBRIDGEでの活躍の場が副賞として授与されました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-ce497980c1cb9fa9b3b6-1.jpg ]




「ナレッジイノベーションアワード」アワード概要

9回目となる今回は、「中学生アイデア部門」「高校生アイデア部門」「ナレッジキャピタル部門」の3部門合計で過去最多となる9,629作品の中から各賞を決定しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-7b23151d089997435b71-6.jpg ]




受賞者

(1)ナレッジキャピタル部門

<グランプリ 1点>
・環境機器株式会社 『害虫と戦うAIモニタリング 〜ゲームチェンジャー技術の開発』

[画像4: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-5f4f7541c8923cb60439-2.png ]

製造現場の多くでは害虫問題に悩まされています。殺虫剤をなるべく使用せずに防虫するためには、害虫の生息調査が必須となり、膨大な手間とコストが掛かるため品質管理上の大きな課題となっています。
そこで、AI、ML、IoT技術を活用して害虫の生息調査業務を自動化・遠隔化する「ペストビジョン」を開発しました。
害虫の検知、捕獲、虫の種類の検定などに大幅な省力化を実現し、害虫駆除業界にイノベーションを起こしています。

<準グランプリ 2点>
・株式会社ミュー『自走カプセル内視鏡(ミニマーメイド(R))』

[画像5: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-75fe99a1df3dee4c679d-3.jpg ]

苦痛なくがんを早期発見するため、消化管内を自由に移動させながら検査できる自走式のカプセル内視鏡です。
がんは早期発見すれば97%助かりますが、末期では生存率が16%となります。
既存の内視鏡検査は原則一度につき1つの臓器しか検査できないことに加え、苦痛を伴います。
一方カプセル内視鏡は観察したい場所を必ずしも検査できないなど、それぞれ課題があります。
ミニマーメイドは、カプセルを飲むだけで、医師が観察したい箇所へ移動させられ一度に全消化管の検査が可能となります。

・東京大学葛岡・雨宮・鳴海研究室 + ソン ヨンア、新山 龍馬 『身体から生えてくる柔らかい分身ロボット』

[画像6: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-63a48b8e60bcc44736b1-4.jpg ]

柔らかく軽量で身につけることができ、必要な時だけ適切な場所に誰かを呼び出せる、遠隔操作型の分身ロボットです。
布製の外皮と内部の紐を制御し、様々な形態や動きを作り出せるソフトロボット技術を活用して実現しました。
服やアクセサリーのように常に身につけているものからフワッと他者が現れてコミュニケーションが取れる、未来の携帯電話のような存在になることを目指しています。
The Lab.での展示を通して使い方のアイデアを来場者から募り、未来のコミュニケーションを作る研究に活かしています。

<近畿経済産業局長賞 1点>
関西大学 総合情報学部 瀬島吉裕研究室 『振り向かせチャレンジ』

[画像7: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-48e01e1ef98df4c732cd-5.jpg ]

瞳だけで心に届くコミュニケーションを実現する試みです。
人は相手が話をしっかり聴いてくれると満足感や安心感が得られます。そのためには話の内容だけでなく、話し手の「話のリズム」や「熱意」が重要です。本プロジェクトは、聞き手の「話に耳を傾ける」という態度を、人が無意識に行う瞳の動きを再現したロボットで表現します。
話の盛り上がりを温度などの数値に仮定し、それを仮想的な熱量へ変換する技術を用いた瞳のロボットが、話の熱量に応じて傾聴する、あるいはよそ見するという態度を取ります。

<優秀賞 3点>
・立命館大学情報理工学部 音情報処理研究室 『レーザー光を使った「糸なし糸電話」』
・株式会社竹中工務店 『「建設MaaS(R) 」実証の取り組み 〜建設業界の革新に向けて〜』
・株式会社SEAPAジャパン 『日本の水産業を変えるオーストラリアのカキ養殖法』

<特別賞:NTT西日本 QUINTBRIDGE賞 1点>
・環境機器株式会社 『害虫と戦うAIモニタリング 〜ゲームチェンジャー技術の開発』


(2)中学生アイデア部門

<グランプリ 1点>
・堀田 心暖 『THV船 艤装使』/清教学園中学校 2年

<準グランプリ 2点>
・安部 美伶 『老人海外協力隊』/西大和学園中学校 1年
・豊田 幸生 『海中農家』/甲陽学院中学校 1年

<優秀賞 4点>
・小川 花蓮 『薬パティシエ』/親和中学校 1年
・北村 寧々 『リユニオン サポーティング』/大阪教育大学附属天王寺中学校 2年
・中村 華鈴 『心のお悩み探査機製造者』/江戸川学園取手中学校 2年
・向井 七海 『information safer』/須磨学園中学校 3年

<佳作 10点>
・青木 陸  『海外版ふるさと納税』/本郷中学校 1年
・梅原 伽奈 『衣薬コーディネーター』/西大和学園中学校 1年
・尾形 姫菜 『思考語源化メガネ製造者』/和歌山信愛中学校 1年
・柏本 瑠奈 『ドネーションコンサルタント』/西大和学園中学校 1年
・加藤 優月 『バーチャル療法師』/四天王寺中学校 2年
・久保 田匠 『仲直り屋〜国同士から子どもまでなんでもござれ!〜』/横浜市立大正中学校 2年
・下村 優歩 『おじいちゃんとおばあちゃんが給食を食べる 学校』/金蘭千里中学校 1年
・竹中 咲羽 『人類魚類化実行者』/親和中学校 2年
・寺田 龍平 『Future Life Coordinator(FLC) 』/初芝富田林中学校 1年
・水野 結希 『第二の我が家 アドバイザー』/大阪市立咲くやこの花中学校 3年


(3)高校生アイデア部門

<グランプリ 1点>
・志田 百穂 『エシカルな地産地消ライブ企画会社“コネクト”』/長崎県立諫早高等学校 3年

<準グランプリ 2点>
・小野 アン 『Schoobal』/名古屋国際高等学校 3年
・宮本 紗和 『思春期の子どもにアプローチする言語化アサーショニスト×エモーションバッジ』/青森県立田名部高等学校 1年

<優秀賞 4点>
・岩本 彩奈 『ワニ研究家』/初芝富田林高等学校 1年
・沖倉 凛奈 『家畜福祉士』/奈良県立奈良高等学校 2年
・谷村 琉凪 『GENOME DOCTOR』/愛媛県立松山東高等学校 1年
・野本 彩乃 『アバター(AI)に生徒が教える教育設計者』/日本女子大学附属高等学校 2年

<佳作 10点>
・相坂 陽菜 『出張!いかさま食事管理士』/久留米市立久留米商業高等学校 2年
・芦内 視帆 『ジェンダーウェディング』/大阪市立咲くやこの花高等学校 1年
・岩本 楓  『B&R(Bozu&Repertoire)〜脱・葬式オンリー仏教!〜』/日本女子大学附属高等学校 1年
・佐々木 真実 『ワクワクをお届け!ライブイベントプランナーS』/横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 2年
・竹内 七海 『動物義肢装具士×言語』/兵庫県立西宮今津高等学校 1年
・中井 千陽 『ビジネスアイデアの“質屋” 』/大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校 3年
・深海 壮平 『淡水メーカー〜ETHICAL PROJECT〜』/京都府立京都すばる高等学校 2年
・藤本 汐音 『若者政治広場設置会社』/ノートルダム女学院高等学校 2年
・山本 麻鈴 『一命一花プロジェクト』/大阪府立柴島高等学校 2年
・吉田 碧美 『継承プランナー』/本庄東高等学校 2年



選考委員長総評

河口 洋一郎 東京大学名誉教授/アーティスト/一般財団法人デジタルコンテンツ協会 会長

[画像8: https://prtimes.jp/i/14551/202/resize/d14551-202-311d8d6500464ad37213-7.png ]


今回もコロナの中での開催となったが、魅力的な作品が集まった。

日本の未来を作る立場である中学生、高校生のアイデアは今年も素晴らしかった。中学生部門は夢と希望に満ち、常識を逸脱したアイデアであることを求めている部門であるが、今年の応募作品の多くに選考委員一同感動した。高校生部門は、その世代特有のものと思われる悩みや自身の心情などの問題を教育やSDGs、エンターテインメントなどと掛け合わせて生み出されたが多いのが特徴であった。ナレッジキャピタル部門は、さまざまな社会課題をAI等の先端技術を使って解決できる実用化間近の有用なアイデアが多くあった。

「面白い」ことを一生懸命に努力するとそこから新たな価値が生み出される。その活動を表彰して支援したいというのがこのアワードの主旨である。ナレッジキャピタルの目標のひとつに人材育成があるが、今日は多様性に富んだ才能に出会え、それができたと思う。今後も中学生・高校生の未来を明るくするアイデア、ナレッジキャピタル部門のプロフェッショナルなアイデアを引き続き期待している。



プレスリリース提供:PR TIMES

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