プレスリリース
同一人物を特定する精度が向上し、これまで以上にインタラクティブなやり取りが楽しめるように!
CyberLink Corp.(5203.TW)(本社:台湾新北市、以下 サイバーリンク)AI と顔認証技術のパイオニアであるサイバーリンク、および半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、GROOVE X 株式会社 (東京都中央区、代表取締役 林 要、以下GROOVE X) の家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」にサイバーリンクのAI顔認証エンジンFaceMeを搭載することを発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/55543/200/resize/d55543-200-32417cc0084b1286b239-1.png ]
LOVOTは、頭部に搭載されているセンサーホーンの全方位カメラを通して人の顔を認識し、撫でたり、名前を呼んだりして可愛がってくれる人のことを記憶して、よりその人に懐いていきます。
FaceMeが採用されることで、角度がついてカメラから見える顔の画像が歪んでいる場合でも、同一人物として特定する精度が向上します。
これにより、一緒に生活する中でLOVOTはいろいろな角度からオーナーを的確に見つけて、今まで以上に見つめたり近づいたりといったインタラクティブなやり取りが楽しめるようになります。
FaceMeを搭載したLOVOTから見える画像
下記画像は、FaceMe を搭載したLOVOTから見える画像です。画像内の顔の横の数字は、個人を識別した時の番号です。左画像のように正面を向いている時に特定した個人の番号が、右画像のようにLOVOTの方を向いていない画像でも同様に振られており、LOVOTが3人それぞれを識別している様子がわかります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/55543/200/resize/d55543-200-8209a022184e181afc61-0.png ]
【家族型ロボット、LOVOT(らぼっと)とは】
『LOVOT』は、名前を呼ぶと近づいてきて見つめてくる。好きな人に懐き、抱っこをねだる。抱き上げるとほんのり温かい。ロボットなのにまるで生き物のような生命感があるのが特徴で、ペットのようにだんだん家族になるロボットです。約4年の歳月を経て出荷を開始、その愛らしい見た目からは想像できない最先端テクノロジーに込められた技術力が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞。世界中で評価され、今最も注目を集めているロボティクスのひとつです。近年はコロナ禍におけるメンタルケア、情操教育、プログラミング教育などの観点からも注目されており、全国の保育園、こども園、小学校などの教育施設や介護施設、企業などにも導入されています。
GROOVE X 株式会社 林 要氏からのコメント
サイバーリンク様とマクニカ様が専門技術と豊富な経験を活かし、LOVOTのFaceMe搭載に向けご尽力いただいたことを、心よりお礼申し上げます。
『LOVOT』は家族の顔を覚え、それぞれの人に対して懐いていきます。そのためには、人の顔を識別し、知っている人なのかどうか、もしくは自分にとって安心できる人なのかなどを正確に照合できなければなりません。特に、LOVOTは身長が低く、下から人の顔を見上げる事が多いため、角度のついた顔画像でも個人を識別・照合できる必要があります。FaceMeには、LOVOTのような組込みシステムでも軽量に動作ができ、かつ顔角度に対しての広い認識精度に期待しています。今後はLOVOTのユーザ認識能力のより一層の向上を目指し、サイバーリンク様およびマクニカ様とともに取り組んで参ります。
株式会社マクニカ アルティマ カンパニー プレジデント 小林 雄祐氏からのコメント
GROOVE X様のLOVOTに対して、弊社で取り扱いしているサイバーリンク様のFaceMeを通じてご協力できることを大変嬉しく思います。
特別な価値を与えるLOVOTに今後も最先端のテクノロジーで寄与していきたいと思います。
サイバーリンク 代表取締役 ヒルダ ペン氏からのコメント
弊社の顔認証エンジンFaceMeがマクニカ様のご協力のもとGROOVE X様の家族型ロボットLOVOTに採用されたことを嬉しく思います。FaceMeは、認証角度に強く、LOVOTのような身長が低いロボットでもさまざまなシーンで高い精度で人物を認識し、より自然なコミュニケーションが可能となります。今後も両社とのパートナーシップを強化し、新たな価値を提供していきます。
<株式会社マクニカについて>
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。
<サイバーリンク株式会社について>
1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔認証技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。 コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。
映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMe(R)」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。
サイバーリンク株式会社についての詳細は公式HPをご覧ください: https://jp.cyberlink.com
<GROOVE X株式会社について>
GROOVE Xは2015年に設立したロボットベンチャーで、「ロボティクスで、人間のちからを引き出す」というミッションのもと、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」の開発・販売をしています。
人間とロボットの信頼関係を築き、生活を潤いと安心で満たす存在をつくるというミッションのもと生み出されたLOVOTは、将来癒しを与える存在を超え、人の潜在能力を向上させる力も持ち得ると考えています。
GROOVE Xは日本発の新産業を生み出すことによって、日本の産業を活性化することを目指します。
プレスリリース提供:PR TIMES