• トップ
  • リリース
  • ネイチャー・ポジティブの実現を目指して 産官学によるフォーラムを開催しました

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2
  • 記事画像3
  • 記事画像4
  • 記事画像5

京都リサーチパーク(KRP)

ネイチャー・ポジティブの実現を目指して 産官学によるフォーラムを開催しました

(PR TIMES) 2024年02月06日(火)16時45分配信 PR TIMES

生物多様性をめぐる事業・社会活動を考える

京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP:代表取締役社長 門脇あつ子)は、「生物多様性」をテーマとした産官学によるフォーラム「生物多様性をめぐる事業・社会活動 ―ネイチャー・ポジティブ時代をむかえて―」を2024年1月22日に開催しました。本イベントでは、事業・社会活動において注目が高まっている「ネイチャー・ポジティブ」の実現に向けた、政策・アカデミア・企業それぞれの取り組みの紹介と意見交換の場を実施。多業種にわたる参加者が会場・オンライン合わせ215名集まり、生物多様性をめぐる社会・経済の動向や活動事例に関心が寄せられました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/186/30270-186-0e32a546f514c55bb617441f7ffe0dde-1770x592.png ]

■「生物多様性をめぐる事業・社会活動 ―ネイチャー・ポジティブ時代をむかえて―」
環境省は2023年に「生物多様性国家戦略2023-2030」を策定し、「2030 年までに生物多様性の損失を止め、反転させる」、いわゆる「ネイチャー・ポジティブ(自然再興)」の実現に向けた方向性を定めました。本政策に伴い、自然資本を守り活かす社会経済活動やTNFD*等の情報開示への取り組みの推進など、事業・社会活動においても「ネイチャー・ポジティブ経済」が、重要なトピックとなってきています。気候変動対策、カーボンニュートラルと並び、自然資本への配慮・対策を経営課題として意識し、着実な企業価値向上につなげるため、あらためて、生物多様性をめぐる諸問題について認識を広める機会が求められています。
本フォーラムでは、「ネイチャー・ポジティブ経済に向けた政策の動向」や「自然の経済価値」、「社会と の連携」など、産官学のキーマンによる生物多様性をテーマとした講演を実施しました。環境経営の企画業務に関わられている方や、TNFDの最新動向・自然資本分野の先進的な取組みに関心のある方など、多業種にわたる参加者が集まり、講演後には現地参加者による名刺交換会も開催しました。関連事業に携わる現地参加者からは、「ネイチャー・ポジティブをテーマとしたセミナーがまだ少ない中で、本イベントでは過去の事例から応用まで面白い話を聞くことができ有意義な時間だった。」と好評価をいただきました。KRPは本イベントの開催を通じて、生物多様性に関する事業・社会活動の在り方を見直す機会の創出に貢献します。
*「Taskforce on Nature-related Financial Disclosures(自然関連財務情報開示タスクフォース)」の略。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/186/30270-186-91b990acb640eb91d399bfe3ec2ba885-545x363.jpg ]

■当日のご講演内容
ご講演1:政策動向等解説
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/186/30270-186-05e60307fd57faf24f13b1851e6019e6-454x362.jpg ]

「ネイチャー・ポジティブ経済の実現に向けた政策動向」
浜島 直子 氏(環境省 自然環境局 生物多様性主流化室長)
ネイチャー・ポジティブ経済の実現に向けた政策について、経済界における動向や国際的な議論・動き、環境省の取組状況等を踏まえご説明いただきました。また近年関心が集まるTNFDに対する企業の取り組み方についてもご紹介いただきました。

ご講演2:生物多様性×「経済」
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/186/30270-186-c925e246456877c4aea14f501e9fa756-460x356.jpg ]

「自然の経済価値とネイチャー・ポジティブ経済」
栗山 浩一 氏(京都大学 大学院 農学研究科 生物資源経済学専攻 教授)
自然の経済価値を評価する「環境価値評価」の具体的な手法や評価の活用事例についてご紹介いただき、企業による情報開示やバリューチェーン全体での価値評価の重要性についてお示しいただきました。



ご講演3:生物多様性×「産業」
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/186/30270-186-37334dbcd04ada8524c538dc3f0ea23f-440x343.jpg ]

「海洋における生物多様性と産業の共存: バイオロギング、受動的音響観測研究の新たな発展可能性」
木村 里子 氏(京都大学 東南アジア地域研究研究所 准教授)
小型の記録計を動物に装着するバイオロギング、受動的に環境や生物の音を拾う受動的音響観測などの研究手法を用いた環境アセスメントをはじめとし、海洋の生物多様性研究と産業利用の広がりについてお話いただきました。

ご講演4:生物多様性×「社会」
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/186/30270-186-e78a0fe129417a959de314008d2690ea-430x331.jpg ]

「生物多様性と社会連携」
深町 加津枝 氏(京都大学 大学院 地球環境学堂 准教授)
京都の伝統行事に関わる植物の保全や地域の豊かな生物多様性に貢献している活動事例をご紹介いただくとともに、今後の社会連携のあり方について展望をお示しいただきました。




ご講演5:先進取り組み企業からの事例紹介
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30270/186/30270-186-ea7677d71226f2c3251aa86fd2ebce6e-450x348.jpg ]

「生物多様性保全の取組み状況の見える化による活動レベルの継続的向上」
北山 二朗 氏(三菱電機株式会社 生産システム本部 環境推進部 次長)
三菱電機の事業所における生物多様性保全活動の定着と活動レベルの向上を狙った生物多様性ガイドラインの内容や、生物多様性保全の取り組み事例についてご紹介いただきました。


■京都リサーチパークについて
全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて520組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。〜Paving for New Tomorrow〜」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る