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株式会社ツナググループ・ホールディングス

単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は2.51倍 スポットワーカーの平均時給1123円、通常のバイト時給より8円高い

(PR TIMES) 2022年02月24日(木)17時45分配信 PR TIMES

-第1回スポットワークマーケットデータレポート(2021年年間&2021年12月度版)-


多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所( https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について、定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表していきます。
コロナ禍の影響、ウーバーイーツなどギグワーカーの台頭、新たにスポットワークをマッチングする事業者の急増もあり、スポットワーカー市場は急拡大しています。今後も伸長していくことが予見され、労働市場の一角を形成していくであろうスポットワークについて、市場の動向、有益なトピック、内在する課題などを浮き彫りにしていきます。第1回目レポートでは、2021年年間データと2021年12月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。

トピックス
1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2021年12月度求人倍率は2.51倍
2.新規ワーク数は、対前年比で+46.5%。主要職種では倉庫内軽作業が+79.7%と伸び率が高い
3.スポットワーカーの平均時給は1123円。通常のアルバイト平均時給より8円高い

■はじめに〜スポットワークマーケットデータレポートとは
・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。

・マーケットの現状
個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。

・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。

■1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2021年12月度求人倍率は2.51倍
2021年12の月度のスポットワーク求人倍率は2.51倍。前月から0.06ポイント、前年から0.43ポイント改善しています。求職者の伸び(前年比+34.3%)に比べ、求人数が大きく伸長(前年比+62.2%)しました。2021年の年間推移をみると、年頭に発出された緊急事態宣言影響はあったものの尻上がりに復調するトレンドとなり、ビフォーコロナの2019年12月に迫る水準となりました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/4558/180/resize/d4558-180-7f5e59a7ca361bb76c44-3.png ]

■2.新規ワーク数は、対前年比で+46.5%。主要職種では倉庫内・軽作業が+79.7%と伸び率が高い
景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は77,239件。対前月で+29.9%、対前年比で+46.5%となっています。主要職種の伸び率をみると、倉庫内・軽作業が対前年+79.7%で大きく伸長2021年年間推移でみると、4.5月に異常な伸び(コロナ直撃の2020年同時期のワーク数が少なかったため)を除き、順調に伸び率が高まる傾向です。


[画像2: https://prtimes.jp/i/4558/180/resize/d4558-180-c016184f1950453fcf9d-5.png ]


■3.スポットワーカーの平均時給は1123円。通常のアルバイト平均時給より8円高い
2021年12月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1123円。前月から+19円、前年から+48円増えました。通常のアルバイト平均時給(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)と比較して8円高くなっています。前月の差は+4円、前年の差は-25円で、通常のアルバイト時給と比較して、スポットワーク時給の高まりがみてとれます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/4558/180/resize/d4558-180-73bb35823c495ba50b1d-6.jpg ]



出典)単発バイト求人サイト「ショットワークス」2018年1月〜2021年12月データ
   総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2021年(令和3年)10〜12月期平均」
   リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」

■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)がある。

■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査3.】全国の時給で働く人1000人調査
コロナで仕事が減った人は5割に!4月からさらに影響が甚大に!
https://tsuna-ken.com/research_report/20200525_1955/

【コロナ影響を紐解く調査4.】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html

【ウィズコロナの多様な仕事観調査1.】若年正社員に聞いた収入面から考える就業意識調査
コロナで年収が減った若手社員の8割、女性では9割が収入増を目指す!
https://tsuna-ken.com/research_report/income_corona/

【ウィズコロナの多様な仕事観調査3.】フードデリバリー就業意識調査Vol.2
働く時間は月50時間まで!収入は5万円まででOK! フードデリバリーの仕事は、空いた時間を活かして稼ぎたい志向が鮮明に!
https://tsuna-ken.com/research_report/food-delivery_2/

【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田(わだ) tsuna-ken@tsunagu.co.jp  

■会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階
代表者:代表取締役社長 米田 光宏
資本金:688,652千円
従業員数:641名/グループ合計(2021年10月1日現在)
URL:https://tghd.co.jp



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