プレスリリース
「補正効果」を求める若年層と「白浮きしない」を求める高齢層。若年層、身体用の日焼け止めの使用率が高く、季節を問わず日常的に使用。
株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、春を迎え紫外線対策を始める季節が来る前に、全国の20歳〜59歳の女性、2,176名に、日焼け止めについての意識調査を行いました。この調査の目的は、化粧品の中でも「日焼け止め」は、化粧水・乳液・クリーム・口紅のような開発に歴史のあるアイテムでなく、近年開発されたアイテムであり、テクスチャーの種類の増加や、多機能化が進んでいるアイテムであるため、一般ユーザーの使用状況を把握し、正しい選択肢や使用方法を伝えるために行ったものです。
(実施期間:2021年11月12日〜19日 調査方法:インターネットによる調査)内容によって回答者が異なるため、n数は、各図表に記入している数字を参照ください。)
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【調査トピックス】
1. 顔に日焼け止めを使用している女性は、約7割。季節を問わず使用しているのは、約6割。
20代前半の若年層は、半数以上が身体にも日焼け止めを使用しており、3割以上が季節を問わず、
日常的に使用している。
2. 「顔用・身体用兼用」の日焼け止めを使用する女性は半数以上。「身体用」は20代の支持が高く、
「化粧下地・乳液」タイプは40代以上の支持が高い。
最も使用されている「顔用・身体用兼用」の日焼け止めを使用する女性は世代による差はない。
3. 日焼け止めのテクスチャー、高齢層ほど、「乳液タイプ」を選択。
若年層では、「クリームタイプ」「美容液タイプ」の使用率が上がる。
年代によって差があるのは、「美容液タイプ」「スプレータイプ」。
4. 顔用日焼け止めに求めること、年代によって異なるのは、「補正効果」と「白浮き」。
「日焼けしない」「肌にやさしい」「べたつかない」は、世代による差はなし。
若年層は、トーンアップなどの 「補正効果」を求めており、高齢層は、「白浮きしないこと」が重要。
5. 身体用日焼け止めに求めること、年代によって異なるのは、「肌にやさしいこと」と「補正効果」。
若年層、身体にもトーンアップなどの「補正効果」を求める女性が1割超。
【調査結果】
1.顔に日焼け止めを使用している女性は、約7割。季節を問わず使用しているのは、約6割。
全国の20歳〜59歳の2,176名の女性に、日焼け止めについての調査を行いました。まず、日焼け止めの使用部位と使用する時期について聞きました。全体では、顔に日焼け止めを使用している女性は、68.7%で約7割に迫り、身体に使用している女性は43.1%でした。顔に「日焼け止めを使用している」と答えた女性に、使用している時期を聞いたところ、全体の約6割の女性が、「季節を問わず、日常的に使用している」と答え、約3割が「日差しの強い季節だけ使用している」と答えました。身体への日焼け止めの使用時期を聞くと、約3割が「季節を問わず日常的に使用している」と答え、約6割が、「日差しの強い季節だけ使用している」と答えています。
年齢別に見てみると、顔への使用については、20代前半で高いものの、その他の世代では大きな差はありませんが、身体への使用で見てみると、20代前半では半数以上の女性が使用していますが、50代後半では20ポイント近く少ないことがわかります。また身体への使用時期についても20代前半が突出して季節を問わず日常的に使用していることが伺えます。
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2.「顔用・身体用兼用」の日焼け止めを使用する女性は半数以上。
「身体用」は20代の支持が高く、「化粧下地・乳液」タイプは40代以上の支持が高い。
日焼け止めは「顔用」「身体用」「顔・身体用」「髪用」に加え、「化粧下地に日焼け止め効果があるもの」「乳液に日焼け止め機能があるもの」など、多くの種類の日焼け止めが存在します。それらのうち、どの種類の日焼け止めを使用しているかを聞きました。(複数の日焼け止めを使用している人は、最もよく使用している日焼け止めの種類を聞きました。)
全体では、身体用・顔用兼用のどちらも使える日焼け止めを使用している人が54.5%と最も多く、半数を超えました。これを年代別に見てみると、最も多く使用されている「顔用、身体用兼用」の日焼け止めを使用している人は、世代によって割合の変化はほとんどなく、顔用の日焼け止めを使用している人も年齢による割合の差は見られません。年齢による差があるものとしては、身体用の日焼け止めを使用しているのは、20代前半で、35%と最も多く、年齢を重ねるにつれ、減っていく傾向です。また、「化粧下地や乳液に日焼け止め機能がついたもの」を使用しているのは、40代〜50代前半が多く使用している傾向が見られました。
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3. 日焼け止めのテクスチャー、高齢層ほど、「乳液タイプ」を選択。若年層では、「クリームタイプ」「美容液タイプ」の使用率が上がる。
日焼け止めは、使う部位による種類だけでなく、乳液タイプ、クリームタイプといったテクスチャーの異なるものも多数存在するため、使用しているテクスチャーについても聞きました。顔用に使用している日焼け止めのテクスチャーについて、1位が「乳液タイプ」2位が「クリームタイプ」「美容液タイプ」と順位は世代による違いは見られませんでしたが、割合は大きく違いが見られました。45歳以降の世代では6割を超える人が「乳液タイプ」と答えていますが、20代前半では、「乳液タイプ」と答えている人は約4割にとどまり、約3割の「クリームタイプ」約 2割の「美容液タイプ」と乳液タイプへの偏りが少なく、高齢層と比較すると、スプレータイプなどその他の種類の日焼け止めの使用者も多いことがわかります。
また身体用の日焼け止めで見てみると、「乳液タイプ」「クリームタイプ」「美容液タイプ」という順位は年齢によって違いが見られ、20代前半では、1位が「クリームタイプ」2位が乳液タイプ」とわずかながら、逆転しています。
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4. 顔用日焼け止めに求めること、年代によって異なるのは、「補正効果」と「白浮き」。
顔用の日焼け止めに求めることを聞きました。(価格以外で3つまで)。「日焼けしないこと」「肌にやさしいこと」「べたつかないこと」は、日焼け止めの基本条件として、どの世代も1位から3位の上位を占めています。日焼け止めとして最も重要な項目である「日焼けしないこと」は、高齢層では8割を超えています。世代によって大きく違いが出たのは「白浮きしないこと」。20代前半では、1割の人ですが、30代以上の世代では3割近い人が「白浮きしない」ことを求めています。また、「トーンアップなどの補正効果があること」を求めているのは、20代前半では2割ですが、年を重ねるほど減っていく傾向にあり、45歳以上では1割にも満たない人しか必要であると答えていません。また、「塗り直しがしやすい」と選んでいるのも、若年層です。これは、若年層の方が塗り直しをしており、高齢層になるとあまり塗り直しをしていない可能性があることを示唆していると考えられます。
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5.身体用日焼け止めに求めること、年代によって異なるのは、「肌にやさしいこと」と「補正効果」。
身体用の日焼け止めに求めることは、顔用の日焼け止めに求めることとは、4位以下が異なります。「白浮きしないこと」に変わって、「肌に伸ばしやすい」「専用クレンジング不要で落とせる」など、身体に使用するアイテムとして必要な内容が上位に上がりました。年齢による差はあまり見られません。年齢による差がみられるのは、「トーンアップなどの補正機能があること」。20代前半では、1割を超える人が身体に使用する日焼け止めでも、「トーンアップなどの補正効果」が必要だと答えています。
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【全体を通した考察】
文頭にあるように、日焼け止めは、化粧水や乳液、クリーム、また口紅といった古くから開発されてきた化粧品とは異なり、近年になってから開発が盛んにされるようになった化粧品であるため、技術の進化も目覚ましいものがありますが、同時に使用する部位やテクスチャー、また複数の機能があったりと、選択肢が多すぎるがゆえに、使用者にとって、選ぶことが難しい化粧品でもあると思います。高齢層は、日焼け止めの開発初期にあった「白浮き」を今も敬遠していますが、若年層では、逆に「白くしたい・トーンアップして、補正したい」といったニーズがあることも興味深いことです。また、テクスチャーについても高齢層は、乳液タイプの使用者が多いですが、若年層は、幅広いテクスチャーの日焼け止めを使用してる実態があります。過去の化粧品の情報だけでなく、現在の日焼け止めについての情報をアップデートすることで、どの世代であっても、より自分に合う日焼け止めを選べるよう、情報発信をしていきたいと考えます。
プレスリリース提供:PR TIMES