プレスリリース
アディッシュ、いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」の2022年度集計結果を発表
デジタルエコノミー特化のカスタマーサクセスソリューション・プロバイダーであるアディッシュ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 江戸 浩樹、証券コード:7093、以下 アディッシュ)は、子どもがいじめや悩み事を学校に連絡できるいじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」の2022年度の集計結果を発表します。
2022年度は、「いじめ」の割合が29.4%と最も高く、前年度より11.1%増加しました。項目の中でも「いじめ」「心身の健康」「希死念慮」などの緊急性の高い相談(※)が、36.2%と前年度より12.2%増えました。
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調査概要
調査ツール:いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」
調査期間 :2022年4月1日〜2023年3月31日(2021年度同様)
調査対象 :2022年度に「スクールサイン」を契約していた全国の公立私立の小学校・中学校・高等学校に所属する児童・生徒
調査投稿数:1,861(2021年度は1,705)
調査機関 :アディッシュ株式会社 スクールガーディアン事業部
目次
1.「スクールサイン」に寄せられた声とその割合
2. 投稿者の内訳(「いじめ」と「いじめを含む投稿全体」における本人 / 第三者連絡の内訳)
3. 被害者名・加害者名記載の有無内訳
4. 緊急性判断の内訳
5. 曜日別/時間帯別投稿件数・投稿割合の内訳
1. 「スクールサイン」に寄せられた声とその割合
〜「いじめ」「学校や教員への苦情・不満」「生活態度」について投稿が集まる〜
2022年度に「スクールサイン」に寄せられた声で最も多かった内容は「いじめ」(29.4%)、次に「学校や教員への苦情・不満」(26.7%)、「生活態度」(17.1%)と続いています。「いじめ」の割合は、前年度(18.3%)から11.1%増加しており、2022年度の訴えの中で最も高い増加率となりました。寄せられた声の中には、対面でのいじめやトラブル、暴力などの声があり、コロナ渦中と比べ、登校が再開し、生徒同士が対面する機会が増えたことが要因だと考えられます。
「学校や教員への不満・苦情」は26.7%で、前年度(24.5%)から2.2%増加となりました。髪型や服装を極端に指定する校則への不満や、教員のマスク未着用への不安な声が目立ちました。男子生徒から、更衣室がないことや水着で上半身を出すことへの戸惑い、LGBTQへの配慮を希望する声もあがりました。
3番目に多かった「生活態度」(17.1%)については、校則に違反している生徒への言及や、SNS上の不適切画像に関する内容が寄せられました。
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2. 投稿者の内訳(「いじめ」と「いじめを含む投稿全体」における本人 / 第三者連絡の内訳)
〜被害者本人による「いじめ」の投稿割合が増加〜
「いじめ」における被害者本人による投稿割合は34.3%と前年度(25.6%)から8.7%増加となりました。
GIGAスクール構想による学校現場での端末普及により、端末にスクールサインが導入され、校内ネットワークからの投稿が容易になったことが投稿数増加につながったと思われます。
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3. 被害者名・加害者名記載の有無内訳
〜「被害者名なし・加害者名あり」の割合が昨年に続き最多。記入周知により被害者名ありの投稿が微増〜
「被害者名なし・加害者名あり」の割合は40%と、前年度に続き最多となりました。
「被害者名あり・加害者名あり」は20%と、6%(前年度14%)増加し、「被害者名あり・加害者名なし」は20%と6%(前年度26%)減少しました。
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4. 緊急性判断の内訳
〜緊急性が高い重大事案の投稿(緊急度高)(※)は前年度より1.8%減少〜
生命に関わるような重大事案の投稿(緊急度高)は前年度より1.8%減少しています。
コロナ禍で居場所を見つけられずにいた児童・生徒が、対面授業に移行したことにより新たな居場所を見つけられたことが考えられます。緊急度中(ネットトラブルなどを含む投稿の場合)の割合は、前年度の67.1%から18.9%増加した86.0%を占めており、「生活態度」「学校や教員への苦情・不満」の合計件数(項目1.参照)が前年度より増加していることが理由です。
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5. 曜日別/時間帯別投稿件数・投稿割合の内訳
〜GIGAスクール構想による一人一台端末の普及により8時〜17時台の投稿が増加〜
曜日別の投稿は、月曜日(15.9%)と火曜日(23.3%)合計で39.2%と、約40%を占めています。平日終盤である木曜日(18.3%)と金曜日(18.4%)に投稿が多くあった前年度とは異なり、週序盤の投稿が増えた結果となりました。週末にリフレッシュした後の登校で、一定のストレスがかかっていることが推察されます。
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時間帯別の投稿では、学校にいる時間帯である8時〜17時の投稿が59.6%を占めており、前年度の49.3%と比べ10%増加しました。これは、GIGAスクール構想による一人一台端末が普及したことで、学校にいる時間でも生徒が投稿しやすい環境が整ったことが要因としてあげられます。
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(※)緊急度について(アディッシュ基準)
・緊急度高:生命に関わる投稿が発生した場合
・緊急度中:ネットトラブルなどを含む投稿の場合
・緊急度低:学校に関すること・生徒の校則違反に対する投稿の場合
【いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」概要】
いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」は、”ひとりで悩む仲間をひとりでも助けるために” をコンセプトに、小学生から高校生まで活用されている、いつでも匿名でいじめの目撃情報などを連絡できるWebサイトです。
いじめを見た・聞いた、または自身が受けていることを学校へ知らせること、自身の悩みや気になることも連絡できるツールとして、全国の小中高400校以上(2022年4月末現在)に提供。
https://school-guardian.jp/service/school-sign/
【スクールガーディアン概要】
事業ミッション「子どもたちが健全にインターネットを活用できる環境を目指して」のもと、2007年より学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティングサービスとしてスクールガーディアンを発足。2015年からスマートフォンで第三者が匿名でいじめ連絡ができる「スクールサイン」(旧「Kids’ Sign」」を提供。
https://school-guardian.jp/
【会社概要】
設立 :2014年10月1日(東証グロースコード:7093)
代表者 :代表取締役 江戸 浩樹
本社所在地:東京都品川区西五反田1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル6階
事業内容 :ミッション「つながりを常によろこびに」のもと、インターネット上で人と人がつながるからこそ発生する課題を解決し、利用者にとって健全で心地よい居場所をつくることを目的としたカスタマーリレーション事業を展開
・カスタマーサクセスの設計・コンサルティング・運用
・カスタマーサポートの運用
・誹謗中傷・炎上対策、リスクモニタリング
・学校向けネットいじめ対策など
URL :https://www.adish.co.jp
【サービスに関するお問い合わせ先】
スクールガーディアン事業部 安達
Tel:03-5759-0334(代表)Mail:sg-info@adish.co.jp
お問い合わせフォーム:https://school-guardian.jp/contact/
※記載されているサービス・商品名、会社名は各社の商標および登録商標です
※本リリース情報は、2023年7月11日現在の情報です
プレスリリース提供:PR TIMES