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外国語学部 新井保裕准教授 自身編者の書籍刊行記念イベントに登壇『モビリティとことばをめぐる挑戦:社会言語学の新たな「移動」』刊行記念 オンライン・シンポジウム開催

(PR TIMES) 2022年02月21日(月)17時45分配信 PR TIMES

開催日:2月26日(土) 16:00〜18:00 開催方法:オンライン(Zoom)

 文京学院大学(学長:櫻井隆)は、外国語学部 新井保裕准教授が、東洋大学 三宅和子名誉教授とともに編著した、移動が常態となった現代を生きる人々・家族・コミュニティ・民族の現実(リアリティ)とことばの関係を様々な研究視点と研究方法で描きだした書籍『モビリティとことばをめぐる挑戦:社会言語学の新たな「移動」』(ひつじ書房)の、刊行記念オンライン・シンポジウム(2月26日(土)開催)に登壇することをお知らせします。
 シンポジウムはどなたでもご参加いただけます。是非ご視聴ください。

シンポジウム 実施背景/プログラム内容


[画像1: https://prtimes.jp/i/35644/168/resize/d35644-168-bbeb2d9df043226eb2d1-0.jpg ]

<実施背景>
 本シンポジウムでは、「『モビリティ』はなぜ、社会とことばの関係を追究する学問にとって重要な視点なのか」というきわめて現代的な問題について、「近代的科学主義」に根差した世界把握の方法や視点、研究方法を越えて捉える必要があり、「モビリティ」というヒト・モノ・社会の移動性を捉える概念がその把握に不可欠かつ有益であることを明らかにします。
 移動が常態となった現代を生きる人々・家族・コミュニティ・民族の現実(リアリティ)とことばの関係を様々な研究視点と研究方法で描きだした『モビリティとことばをめぐる挑戦』の執筆者が登壇し、多彩なトークを繰り広げ、シンポジウム最後の執筆者によるディスカッションにつなげます。


<プログラム>
1.開会挨拶
  スピーカー:松本功(ひつじ書房)

2.講演1.モビリティ: 現代の社会とことばを読み解く鍵概念
  スピーカー:三宅和子(東洋大学)
  講演2.ワンダーワードとは何か:「モビリティ」をめぐって
  スピーカー:フロリアン・クルマス(デュイスブルク・エッセン大学)
  講演3.中国朝鮮族のことばの研究:「モビリティ」が照らす社会言語学に必要な学際性
  スピーカー:新井保裕(文京学院大学)
  講演4.モビリティの視点から見た台湾語研究: 台湾語の何が「移動」しているのか
  スピーカー:吉田真悟(上智大学)

3.ディスカッション
  スピーカー:三宅和子、フロリアン・クルマス、新井保裕、吉田真悟

<講演3. 新井保裕准教授 講演内容>
 中国朝鮮族は国内外移動と中朝二言語使用で知られるが、朝鮮族のモビリティとことばの関係は社会言語学では十分に注目されていない。朝鮮族を始めとする「移動する人びと」のモビリティとことばの関係を明らかにするために、社会言語学は何が必要なのだろうか。
 本発表では朝鮮族のことばの研究を出発点にし、本編著作成作業(論文・コラム執筆者、編者)を通じて発表者が感じた発展方向性について述べる。研究視点については、異なる研究分野との対話、交流が必要であり、研究方法も社会の変化に応じて変えることも検討すべきである。こうした研究視点、研究方法の「モビリティ」が社会言語学に必要であることを主張したうえで、今後の研究展望を報告する。そして「モビリティ」によって社会言語学に必要な学際性が改めて照らされることを示す。


シンポジウム 実施概要

■タイトル:『モビリティとことばをめぐる挑戦』刊行記念 オンライン・シンポジウム
■登壇者 :三宅和子(東洋大学)
      フロリアン・クルマス(デュイスブルク・エッセン大学)
      新井保裕(文京学院大学)
      吉田真悟(上智大学)
■開催日時:2022年2月26日(土)16:00〜18:00
■参加費 :無料
■開催方法:Zoomにてオンライン開催
■申込方法:下記Googleフォームよりお申し込みください。
      https://onl.la/sq3ne4f
※申込期限:2022年2月24日(木)まで
※参加申込をされた方に、2月25日(金)にURL及びパスコードをお送りします。
■主催  :ひつじ書房、ひと・ことばフォーラム
■シンポジウムに関するお問合せ先:ひつじ書房 丹野(Mail:toiawase@hituzi.co.jp)
■シンポジウム詳細ページ:https://www.hituzi.co.jp/books/hituzi-mobility0226.html


書籍情報

■タイトル:『モビリティとことばをめぐる挑戦:社会言語学の新たな「移動」』
■編者  :三宅和子、新井保裕
■執筆者 :新井保裕、岩崎典子、生越直樹、フロリアン・クルマス(三宅和子訳)、佐藤美奈子、
      サウクエン・ファン、古川敏明、三宅和子、山下里香、吉田真悟 計10名
■発行  :ひつじ書房
■刊行日 :2021年12月20日
■定価  :3,200円(税抜き)
■ページ数:284頁
■内容  :「移動の時代」といわれる21世紀、グローバル化、デジタル化の中で移動する人とことばの関
      係は多様性・流動性を深めている。従来の人文社会科学のパラダイムでは捉えきれなくなった、
      ポストモダンを生きる人々の「モビリティ」とことばの現実を把握するにはどのような視点や方
      法論が求められるのか。
      この課題に取り組んできた10人の研究者が集結。


外国語学部 新井保裕准教授のコメント


[画像2: https://prtimes.jp/i/35644/168/resize/d35644-168-2ff2cc65368ac9bbb090-1.png ]

 21世紀は「移動の時代」と呼ばれ、移動に伴い言語使用や意識も変わります。そうした「モビリティとことば」の関係に関心のある方に、本書籍、シンポジウムを読んでいただきたい、聞いていただきたいと思います。専門書として大学院生や研究者、教育者の方を対象としているのはもちろんですが、それに加えてコミュニケーションに広く関心を持つ、あるいは勉強を始めてみたいという大学生や一般の方も対象になっています。本書籍、シンポジウムを通じて、社会言語学の研究の広さ、研究方法、研究視点の多様さを感じることができます。そしてコミュニケーション研究や実践においては、このような研究対象、方法、視点を横断する学際性が重要であることを少しでもお伝えできたら幸いです。
 書籍には各執筆者のコラムがあり、研究者がなぜその研究を行っているかという「人間らしさ」も垣間見えて読みやすくなっており、好評をいただいています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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