プレスリリース
株式会社新興出版社啓林館(本社:大阪市、代表取締役社長:佐藤諭史)は、児童書の「文研出版」ブランドで『ごん狐/手袋を買いに』(2023年10月30日予定)を、本日より全国の書店で発売いたします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/32562/168/32562-168-1766cd95fbd16695884a65a872b4f4f0-771x1102.jpg ]
あらすじ
「ごん狐」
イタズラばかりしている小ぎつね・ごん。 ある日、兵十が川で魚を捕っているのを見つけ、イタズラ心から 彼が捕った魚やウナギを逃がしてしまう。 それから十日ほど後、兵十の母は亡くなった。 ごんはウナギを逃がした後悔と独りぼっちになった兵中を見てから、鰯、栗や松茸などを兵十の家に届け続けるが、しかし……。
「手袋を買いに」
きつねの母と子の住んでいる森に冬がやってきました。 母ぎつねは冷たくなった子ぎつねの手にあう毛糸の手袋を買ってやろうと思います。 でも昔、町へ出かけたときの怖い出来事を思い出して足が進まなくなった母ぎつねは、しかたなく、子ぎつねの手をあたためて、ひとりで町へ行かすことに……。
編集者より
エコトバシリーズは新進気鋭のイラストレーターたちが選んだ文豪の作品(原文ママ)を、イラストレーターの感性によりビジュアル化した文学作品です。「ごん狐/手袋を買いに」は、「夢十夜」「山月記」「よだかの星」に続くエコトバシリーズの第4弾になります。「ごん狐/手袋を買いに」は、新美南吉が昭和6年から8年頃に書き上げ、第二次世界大戦中に発表された作品です。両作品とも小学校国語教科書に長年取り上げられ、どの世代の人達も一度は読んだことがある作品です。この作品をharami氏の解釈で絵を描いていただきました。この作品について、多くの小中学生が関心を持ち、触れる機会ができるように願っています。
著者
新美南吉(にいみなんきち)
児童文学作家。1913年(大正2年)愛知県半田市生まれ。半田第二尋常小学校で代用教員として働きながら雑誌『赤い鳥」へ童話・童謡の投稿を続けた。そののち、東京外語学校に入学卒業し、愛知県安城高等女学校の教員となる。生来病弱で、1943年(昭和18年)で結核により29歳の若さで死去。代表作に『ごんぎつね』『手袋を買いに』『久助君の話』『おじいさんのランプ』などがある。
harami(ハラミ)
アニメーター。岩手県出身。専門学校を卒業後、フリーのアニメーターとして活動を始める。現在はアニメ作品の原画・作画監督として活躍中。好きな食べ物は焼き鳥。
商品情報
『ごん狐/手袋を買いに』
シリーズ:エコトバ
対象:小学校高学年以上
判型:A5変型判
本体価格:1,980円(本体1,800円+税10%)
ISBN:978-4-580-82515-4
プレスリリース提供:PR TIMES