プレスリリース
若年男性は意外と“掃除好き”!? 〜大掃除は定番の“年末”が主流、掃除機はどのタイプを使う?〜
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国内1,500社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第214号として、家の掃除に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
6割超が掃除は “嫌い”!
年末を控え、「大掃除」が気になる季節となりました。そこで今回は、家の掃除や大掃除について、さまざまな側面からたずねてみました。
まずは、そもそも掃除が好きかどうかを聞いてみました(図表1)。「どちらかといえば」を含め、掃除が「好き」36.8%に対して「嫌い」は63.2%と、“嫌い派” が優勢という結果になりました。
性年代別では、若年層、特に20代では “好き派” が男性では56.3%、女性も45.3%と全体値を各19.5・8.5ポイント上回り、特に若い男性は掃除好きな人が多いというのは少し意外な気もします。一方で “嫌い派” をみると男女とも40〜60代で高い傾向がみられます。70代以上では、男性は “嫌い派” が優勢、女性は“好き派”と“嫌い派”が拮抗しました。
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汚れが気になる・掃除が面倒なのは “水回り”
家の中で汚れが気になる場所を聞いたところ(図表2)、「トイレ」50.9%、「キッチン周り」50.2%、「浴室」45.5%と水回りの3カ所が50%前後と突出して高い結果に。毎日使う上、汚れやすい場所であることが比率を押し上げたのでしょう。同じ水回りでも「洗面所」は29.7%にとどまるのは、使用後に水滴を拭えばある程度対応できるためでしょうか。日々目にする「窓、網戸」、リビングや居室などの「床や畳」も約3割の人が挙げました。
これらの中で掃除が面倒と感じる場所についてもたずねたところ、順位の入れ替えはありつつも上位3項目は同じ顔ぶれに。掃除を怠ると水垢やカビが発生して手に負えなくなってしまうことも、掃除を面倒と感じさせる一因なのかもしれません。4位に躍り出たのが「窓、網戸」25.1%。“気になる”と“面倒”の差が3.6ポイントと小さいことから、「汚れが気になるけれど、掃除が面倒」と、ついつい後回しになってしまう場所と言えそうです。「ベランダ」も両者の差が4.4ポイントと、同様の傾向がみられました。
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汚れが気になる “水回り” は念入りに
次に、掃除の頻度を場所別にたずねた結果をみてみましょう(図表3)。“毎日” 掃除するとした人が多いのは図表2の “汚れが気になる” で高値を示した「キッチン周り」29.7%と「浴室」26.8%に。両者は “週に1〜2回” も同水準と、“こまめ派” と “まとめて派” が拮抗しました。また “汚れが気になる” 場所トップの「トイレ」は、“毎日” 14.6%に対して “週に1〜2回” が38.4%と、キッチンや浴室に比べて掃除頻度は低い結果となりました。
一方で掃除頻度が高くない場所の代表格は「窓、網戸」。“半年に1回” 20.8%、“年に1回” 20.5%と、ほかの場所を大きく引き離しており、「大掃除で掃除する箇所」と決めている人も多そうですね。また“数年に1回、全くしない”とほぼ掃除をしない場所は「ベランダ」34.5%、「窓、網戸」でも26.4%というのも興味あるところです。
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大掃除は “毎年” が4割、定番の “年末” が主流
年末の風物詩のひとつとも言える大掃除についても、いくつかたずねてみました。そもそも大掃除をするのかについては(図表4-1)、「毎年する」が40.6%と最多、「まったくしない」も23.7%にのぼりました。これを2021年3月に行った同様の調査結果と比較すると(図表非掲載)、「毎年」は前回44.9%から4.3ポイント低下の一方で、「全くしない」は同19.7%から4.0ポイント上昇。「する年と、しない年がある」は同35.4%と同水準なことから、大掃除をしない、または“中掃除” “小掃除” を複数回やって代用している人がここ2年間で増えているのかもしれません。年代別では、「毎年」は70代以上が45.8%で最多、これに42.2%で続くのが20代というのは少し意外です。以下、60代41.7%、30代41.0%と、高齢層と若年層が大掃除に前向きのようです。「まったくしない」では20代27.9%が最多で、年代が上がるほどに比率が低下していることから、若年層では大掃除の実施意向が二極化しているとも言えそうです。
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大掃除の実施時期では(図表4-2)、定番の「年末」が61.9%と突出、柔軟に実施しようという「特に決まっていない」が16.9%と2位になりました。「年末」「ゴールデンウィーク期間」「シルバーウィーク期間」といったまとまった休みがとりやすい時期では男性が女性を上回りました。
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掃除の必須アイテムは? 掃除機は “コード式のキャニスター型” が約6割
ドラッグストアや100円ショップに行くと多種多様な掃除用品や洗剤が並んでいて、意外なアイデアグッズに思わず手が伸びてしまったりします。日常の掃除と大掃除でどんな掃除グッズを使っているのかを聞いた結果が図表5です。日常の掃除で最も多くの人が使っているのが「掃除機」80.8%というのは納得ですね。「雑巾、モップ、スポンジ、ブラシなど」と「洗剤類」も5割を超え、これら3点は “掃除の必須アイテム” と言えそうです。
大掃除では、「掃除機」が79.3%と日常の掃除と比べて若干比率が低下しますが、ほかのアイテムでは軒並み上回る結果に。5割超のアイテムは掃除機以外にも5つあり、特に「クレンザー、研磨剤、漂白剤、クエン酸、重曹」は日常の掃除を15.8ポイント上回っています。「大掃除でたまった汚れを徹底的に落とす」という意欲が見て取れますね。
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掃除で大活躍する掃除機も、最近はさまざまなタイプのものが登場しています。使っている掃除機の種類をたずねたところ(図表6)、最も多かったのは昔ながらの「キャニスター型(コード式)」58.5%、次いで「スティック型(コードレス式)」35.5%に。キャニスター型以外はコードレス式が人気のようです。年齢別では「キャニスター型(コード式)」は40代以下、特に20・30代では4割弱にとどまりますが、60代と70代以上では7割前後と年代差が明確に。掃除機を買い替えずに使い続けている人も多そうです。「ロボット型」は、30代以下と体力的に掃除が難しくなってくる70代以上でやや高めとなりました。
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掃除に徒労感…!?
図表1でみたように “掃除が嫌い派” が多数を占めるなか、日々の掃除で思うことも少なくないはず。そこで、掃除をする上で悩ましいことをたずねてみました(図表7)。3割以上の人が挙げたのが「掃除をしても、すぐに汚れる」「いくら掃除をしても終わりがない」。特に女性では4割前後がこの2つを挙げており、掃除に徒労感を覚える人が多いのかもしれません。「掃除をする気がでない」「掃除をしても汚れが取り切れない」も4分の1を上回りました。
これを掃除の好き・嫌い別でみてみましょう。掃除が好きな人のトップは全体と同じく「掃除をしてもすぐ汚れる」ですが、全体より6.2ポイント低位に。2位が「特にない」というのは納得できますね。また「1日のうちで掃除ができる時間が限られている」が嫌いな人を5.2ポイント上回っており、「気になる箇所をもっと掃除したい」と思っているのかもしれません。嫌いな人では「掃除をする気がでない」が54.2%と断トツ、好きな人とも44.5ポイントもの差が。掃除嫌いの人の“やる気スイッチ”を入れるのは大変そうです。
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自分のスタイルで無理なく掃除
最後に、家の掃除について思うことなどを自由回答で教えてもらいました。掃除が好き・嫌い以外にも、「掃除は好きだけど面倒」「掃除は嫌いだけれどキレイになると気持ちいい」など、複雑な心の内を明かしてくれる人も。掃除をしてくれる家族への感謝の言葉も寄せられました。大掃除は、「家族の年末行事」の人もいれば、「分散させて負担を減らす」「時期を変えようか考え中」という人など、意識が変化していることもうかがわれました。
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調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「家の掃除」に関する意識調査を実施。
期間:2023年10月6日〜11日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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