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FromプラネットVol.209 <旅行に関する意識調査>

(PR TIMES) 2023年07月25日(火)12時45分配信 PR TIMES

今年の夏の旅行、“国内” で “短め”、“少し贅沢” も〜 旅行の必須アイテムは国内外とも〇〇〇、スマホはどう使う?〜


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 国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第209号として、旅行に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
コロナ以降の旅行は慎重姿勢が多数


 新型コロナウイルスの5類感染症移行後、最初の夏を迎えました。行動制限もなくなり、“3年分の夏” を満喫しようと、あれこれ計画を練っている人も多いでしょう。そこで今回は、夏のレジャーの代表格のひとつである“旅行”について、いろんな角度からたずねてみました。
 まず前提として、コロナ以前の旅行経験についてきいた結果が図表1です。全体の40.0%が「国内旅行」、36.9%が「国内・海外旅行の両方」を経験、「海外旅行」のみも3%に。その一方で、「旅行に行ったことはない」も20.2%と、意外に多い印象です。
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 図表1で旅行経験があると回答した3,194人に、コロナ前後の旅行頻度の変化についてたずねてみました(図表2)。その結果、「増えている」は7%、「同じくらい」も20.2%ですが、「減っている」と「コロナ禍以降は旅行をしていない」はともに36%前後と、旅行への慎重な姿勢がうかがわれます。年代別にみると、若年層ほど「増えている」「同じくらい」の比率が高い傾向が。特に20代では両者が17.0%・33.6%と、半数がコロナ前と同等、あるいはそれ以上に旅行をしていたようです。片や「旅行をしていない」は、50代と70代以上で4割を超えました。
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この夏、4分の1強が“国内旅行”を計画・予定


 では今年の夏、どれくらいの人が旅行を計画・予定しているのでしょうか(図表3)。「海外旅行」は3.8%にとどまりますが、「国内旅行」は27.3%と、合わせて3割強の人が旅行を計画していると回答。また「日帰り旅行」も17.3%にのぼりました。ただ、63.2%と最も多かったのは「予定なし」。図表1でコロナ前に旅行経験のない人が2割だったことを考え合わせると、潜在旅行者の約4割が今年の夏の旅行に慎重な姿勢を示している、あるいは夏以外の時期にずらしての旅行を計画している、と推察されます。
 職業別では、“学生”が日帰り・国内・海外旅行のいずれも全体を大きく上回っているのが目を引きます。休みを利用してアクティブに動こうと考えているのでしょうか。休暇の時期が決まっていたり、職場内で休みを調整したりすることの多い“公務員”や“会社員”、“会社役員・経営者”も、日帰り・国内旅行を中心に全体より高い傾向がみられました。
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夏の旅行は“国内”で“短め”も、予算は“少し奮発”


 さらに、夏の旅行の予定について具体的に探ってみましょう。図表4は旅行期間についてたずねた結果です。宿泊を伴う国内旅行では、「1泊2日」と「2泊3日」が各39.0%・35.3%と合わせて約4分の3に。片や「3泊以上」は計22.2%と、今年の夏の旅行は“短め”が主流と言えそうです。海外旅行では少し様相が異なり、最も多かったのは「8泊9日/7泊9日以上」18.5%、2位以下もそれぞれ10%前後とばらけています。近隣諸国であれば2泊・3泊で無理ない日程が組めても、欧米などへの旅行では移動時間も含めて長めの旅程にすることも、背景にはありそうです。
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 コロナ禍からの“リベンジ消費”が注目される一方で、物価高騰や円安などの影響で旅行料金も上昇傾向にある今年の夏ですが、旅行の予算についてもきいてみました(図表5)。61.1%がコロナ前と「同程度」とするなか、「増額」(「大幅に」+「少し」)26.4% vs 「減額」(同)12.5%と、“増額派”が約14ポイント上回る結果になりました。“増額派”は20・30代と70代以上で3割超に。片や“減額派”は50代で高位になりましたが、子どもの進学で教育費がかさむなどといった年代でもあることから、財布のひもを絞めざるを得ない事情もありそうです。
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依然として旅行をためらわせる“コロナ”


 図表3で今年の夏に旅行を予定・計画していない人が6割超いましたが、その背景にはどういった理由があるのかをたずねた結果が図表6です。37%と最多だったのは「コロナウイルスの流行が収まっていない」。新型コロナの“第9波入り” もささやかれるなか、警戒感を強める人がさらに増えるかもしれません。次いで、「宿泊や交通の料金の値上がり」24.5%、「自身や家族の収入減」23.9%と、経済的側面を理由に挙げる人もそれぞれ4分の1にのぼりました。「コロナ期間より観光地や交通機関が混雑」20.4%は、コロナ時の閑散とした観光地と比較してしまう面のほか、外国人観光客の回帰も一因としてありそうです。「旅行に興味がなくなった」19.9%については、もともと旅行に興味がないのか、はたまたコロナ禍の“ステイホーム”期間中に心境の変化があったのか、気になるところですね。「まとまった休みが取れない」「自身や家族の健康状態」を理由に挙げた人も17%強にのぼりました。
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スマホ時代、旅行に必須なのは…


 今回は、旅行にまつわることについても、いくつかたずねています。図表7は、旅行の際に必ず持っていくもの(着替え、交通チケット、現金など旅行に必須のものを除く)をきいた結果です。国内・海外旅行ともにトップは「充電器」。いまや“ライフライン”ともいえるスマホ、旅行中の充電切れは特に避けたいという意識の現れとも言えそうです。2位以下は、国内の「飴、ガムなどの小物お菓子」と海外の「シャンプー・コンディショナー」を除き、国内・海外で順位は異なりながらも同じ顔触れになりましたが、ほとんどのアイテムで国内より海外のほうが高率になっているのが目を引きます。国内ではコンビニなどで購入したり、ホテルの備品を使ったりできるアイテムも、海外では簡単に調達できない、ホテルに完備されていない、といった事情もありそうです。12位までで唯一、国内が上回るのが「マスク」というのも興味深いところです。また、ひと昔前は旅の思い出を収めるために携行することが多かった「カメラ」ですが、国内23%・海外34.5%どまりに。いまや“旅行の写真もスマホ”のようです。
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若者は旅行中もスマホを使いこなしている?


 「充電器」が旅行の携行アイテム首位であるように、スマホやタブレット(以下、スマホ)を旅先で使う場面は何かと多いもの。片や、“旅先ではデジタル・デトックスしたい”人もいるでしょう。そこで、旅行中のスマホ使用頻度の変化をきいてみました(図表8)。最多は「同程度」38.9%で、これに「少し減る」20.6%、「少し増える」17.9%が続きました。「増える(とても+少し)」と「減る(同)」に分けると23.8% vs 34.7%と、“旅先ではスマホ離れ”が優勢のようです。年代別では(データ非掲示)、20代は29.4% vs 25.1%と「増える」が上回るものの、30代では25.6% vs 35.6%と「減る」が逆転。さらに70代以上では19.0% vs 43.7%と「減る」が24.7ポイント上回りました。
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 旅行中にスマホをどんな時に使うのか、年代別を中心にみてみましょう(図表9)。72.5%と全体トップの「写真撮影」は20代では58.6%にとどまる一方で、「動画撮影」は20代38.2%、30代41.5%と全体値に比べて高値を示しており、若年層は動画志向が高いようです。さらに20代では「SNSへの投稿動画」や「音楽を聴く」「動画を視聴する」などが全体よりも高位に。若年層は旅行先でもこまめに情報発信するなど、日常と同様にスマホを使っているのかもしれません。ほかの年代では、40・50代は「観光」「交通」「地図」といった情報収集系、高齢層では「写真撮影」「メール送信」が全体に比べて高値となりました。
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コロナ懸念、物価高、リベンジ消費…今年の旅行はどうする?


 最後に、今年の夏の旅行について思うことなどを自由回答で教えてもらいました。コロナウイルスの懸念のほか、物価高や円安などを理由に旅行を見送るといった声の一方で、今年の旅行の行き先を答えてくれた人も多くいました。“リベンジ消費”で奮発する人も少なくないようです。また、混雑する場所や時期を避ける“ずらし旅”を計画する動きも今年は多いようでした。

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調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「旅行」に関する意識調査を実施。
期間:2023年6月19日〜22日、インターネットで4,000人から回答を得ています。

株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/ 
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

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