プレスリリース
兵庫県たつの市 高齢者ゆるやかな見守り支援事業/「まごチャンネル with SECOM」の「外出促進によるフレイル予防」「離れた家族による自助の強化」への有用性を確認
新型コロナウィルスにより発生した 「新しい孤独・孤立」解消の実証実験
スマートフォンで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信できる「まごチャンネル」を開発・販売している株式会社チカク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:梶原健司、以下「チカク」)は、兵庫県たつの市(山本実市長、以下「たつの市」)、セコム株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長・尾関一郎、以下「セコム」)とセコムの高齢者向け見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」を活用し、たつの市 高齢者ゆるやかな見守り支援事業(実証実験※)の最終報告を共同でとりまとめました。
その結果、「まごチャンネルwith SECOM」を活用した家族や自治体等からの呼びかけが、新型コロナウィルスにより発生した 「新しい孤独・孤立」の解消に向けた「外出促進によるフレイル予防」、「離れた家族による自助の強化」に有用性があることを確認いたしました。
※たつの市、セコム、チカクとの実証実験のプレスリリース(2021年8月3日)
https://www.chikaku.co.jp/press/5rYr1kWc
[画像1: https://prtimes.jp/i/15422/154/resize/d15422-154-da969ad2e8354940e2ec-3.png ]
たつの市においては、高齢者と地域のつながりの希薄化や独居高齢者の増加に伴う高齢者の孤独・孤立が課題となっていました。そんな中、新型コロナウィルス感染症の流行により、地域とつながりの薄い高齢者だけでなく、集いの場や各種教室、趣味の講座等で地域社会とつながりがあった活動的な高齢者においてもつながりが消失する「新しい孤独・孤立」が発生。それに伴い、元気な高齢者がご自宅にこもりがちになり、フレイル等の健康二次被害の発生やご家族と会えないこと等による心理的被害への懸念がされました。
こうしたことから、閉じこもりがちになった高齢者に対して、距離に関係なくコミュニケーションを取ることができ、また、一堂に会さなくてもフレイル対策等を行うことができるICTの活用に着目。特に、操作が簡単で、高齢者が慣れ親しんだ自宅のテレビを使用する「まごチャンネルwith SECOM」であれば、高齢者に負担感を与えることなく「見守り」ができるのではないかと今回の実証実験での採用に至りました。
今回の実証実験の概要、確認することができた効果、主要検証項目及び結果は以下の通りです。
【実証実験の概要】
目的:外出促進及び熱中症予防に関して、「まごチャンネル with SECOM」活用の効果を検証する。
実証期間:2021年8月17日〜11月16日
対象モニター:たつの市在住の65歳以上の高齢者 10名
[画像2: https://prtimes.jp/i/15422/154/resize/d15422-154-87b0485fb004decacf7d-1.png ]
【「まごチャンネル with SECOM」の特性と確認することができた効果】
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/15422/table/154_1_932d591161b7652f17bf6d3b2092f68d.jpg ]
【主要検証項目及び結果】
今回の実証実験における主要検証項目と結果については次の通りです。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/15422/table/154_2_13c2f9cdfc7d72891abd6fddf64a21b7.jpg ]
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/15422/table/154_3_8338ae0476963acec391718a0e387c27.jpg ]
[表4: https://prtimes.jp/data/corp/15422/table/154_4_ce9b1fc1b7be855d90e9702511299635.jpg ]
今回の実証実験について、株式会社チカク代表取締役・梶原健司は次のようにコメントしています。
「弊社の『まごチャンネル』と同様に、『まごチャンネル with SECOM』のコアコンピタンスは、ITが苦手な高齢者に対して、ごく身近で、より個人に必要かつ最適な情報を速く発信できることにあります。こうした特性を活かして、今回の実証実験で『まごチャンネル with SECOM』の活用が『外出促進によるフレイル予防』、『離れた家族による自助の強化』に寄与できたことは非常に大きな成果だと思います。これからも高齢者の孤独・孤立をはじめとする社会課題の解消に向けて取り組んでいきたいと思います」
今後もチカクは、自治体の皆様と協働で新たなチャレンジを行い、高齢化社会の課題解決へ貢献してまいります。
(参考)
【兵庫県たつの市について】
たつの市は、兵庫県の南西部に位置する市。人口は7.6万人。北側は山地が広がり、南は瀬戸内海に面しており、南北に貫く形で揖保川が流れています。たつの市は揖保川とともに発展してきた経緯があり、豊かな自然と風土が生み出した手延素麺や醤油醸造、皮革産業、かばん産業といった地場産業が根づく一方で、ハイテク産業や電機産業も発展を続けています。
【セコム株式会社について】
セコムは、1962年に日本で初めての警備保障会社として創業。1966年には日本初の企業向けのオンライン・セキュリティシステム、そして1981年には家庭向けにホームセキュリティシステムを発売するなど、時代に先駆けたサービスを創出しています。2020年1月に発売した「まごチャンネル with SECOM」はゆるやかな見守りを提供するとともに、親御さんも楽しみながらご利用いただけるサービスです。
セコム株式会社:https://www.secom.co.jp/
まごチャンネル with SECOM:https://www.secom.co.jp/mimamori/mago-ch/
【株式会社チカク(まごチャンネル)について】
チカクは“シニア・ファースト”を掲げ、高齢者DXを推進するエイジテック企業です。第一弾プロジェクトとして、スマートフォンアプリで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信し、テレビの大画面とスピーカーを通してインターネットやスマートフォンの利用が苦手なシニア世代でも孫と一緒に暮らしているかのような疑似体験ができる「まごチャンネル」を開発・販売しています。
株式会社チカク:https://www.chikaku.co.jp/
まごチャンネル:https://www.mago-ch.com/
プレスリリース提供:PR TIMES