プレスリリース

三浦透子、石橋静河、井之脇海ら実力派が朗読！〜10月26日より、「天井裏の時計」(平野啓一郎著、サンキュータツオ朗読)を配信開始〜


　世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazonオーディブル（以下、Audible）は、「モノとの出会いと別れ」のストーリーを通じてモノの価値を伝えるプロジェクト「モノガタリ by mercari」の第三弾を音声化し、本日10月26日より「天井裏の時計」（平野啓一郎著、サンキュータツオ朗読）の独占配信を開始します。
加えて、 江國香織、太田光、水野良樹(清志まれ)、恩田陸、山田詠美という錚々たる顔ぶれの著者が勢揃いした作品を、石橋静河、太田光、三浦透子、井之脇海、花瀬琴音ら実力派の朗読でAudibleのポッドキャストとしてお届けしていきます。音声演出は、第二弾と同様、映画監督の西川美和が務めます。
モノにある思い出、未来、秘密、ロマンスなどをストーリー化した音声版「モノガタリ by mercari」をぜひAudibleでお楽しみください。
URL: https://www.audible.co.jp/pd/B0B14KRJGV

制作・朗読を担当された皆さんは、以下のようにコメントしています。
西川美和監督 コメント

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「キャストの皆さんの声がとてもいいのです。私もそれぞれの朗読を聴く中で、黙読だけでは見出せていなかった意味を後からつかめてくることも多く、さらなる作品の魅力を発見する経験となりました。家で過ごす時間が増え、人と会ったり、話をする機会が減った人も少なくはないと思います。映像作品よりもずっと情報は少ないけれど、一人の読み手が自分だけにじっくりと読み聞かせをしてくれるような時間を過ごすのは、なかなか豊かな、新しい「聴く本」の習慣になるかも知れません。」

サンキュータツオさん コメント

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「西川監督の作品が好きで、考え方に共感することもあり、原作の平野啓一郎さんは同世代で、キャリアを積んでいる中でいろんなテーマにチャレンジされていて、ずっと注目をしていました。ナレーションの仕事をやったことが無かったので、今回この機会は、人生でこんないい仕事があるのかという気持ちになりました。聴けば聴くほど、心に染み入ってくる作品なので、ぜひ何度も聴いて、味わっていただけたらと思います。」


石橋静河さんコメ ント

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「西川監督から良い作品にしていきたいという熱量を感じ、それに答えられるように頑張りました。使えるツールが声のみだからこそ、ちょっとしたニュアンスでも本当に変わってくるので、難しさがありましたが、自分の意識が変わるたけでも些細な変化が出る楽しさもありました。小説とはまた違う世界が見えてくると思いますので、ぜひ作品を楽しんでいただきたいです。」


太田光さんコメント

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「自分の作品を、自分で読むという照れくさい気持ちもありました。西川監督と一緒にお仕事できたのがとても嬉しかったので、自慢したいと思います。デビュー当時からナレーションや声優の仕事に興味があったので、今回とても楽しめました。今後もどんどん声の仕事がしたいです。」


三浦透子さんコメント

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「西川監督の演出を通じて、文章がちゃんと伝わることを第一の目標にして、その上で、良い意味ではみだせるように心がけました。今回プロジェクトのテーマに、ものを大切にしようというのがありますが、大切にしたいものとの出会い、そこから人とのつながりや目の前の人と大切にしようというシンプルなことにも気づくことができました。とても、やさしい話になので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。」


井之脇海さんコメント

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「今回は、声の仕事だったので、発音を一字一句みていくような演出をされるのかと緊張していましたが、全体の言葉を発しているときの状態をみるなどお芝居の演出に近い西川監督の的確な指導があり、気持ちが楽になりました。音声の仕事は、自分で好きなだけ想像できて、僕の想像で如何様にもなるというのが、面白さでもあり難しさでもありました。耳で聴くからこそ、想像できる世界がたくさんあるので、僕の声を通して、違う世界にトリップしてもらえたらと思います。」

花瀬琴音さんコメント

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「以前、映画の仕事で沖縄に過ごしたことがあったので、今回も収録前に現地のお友達に電話をして、方言を慣れさせるようにしました。西川監督の演出は、自分の発言に対して、すごく反応をしてくれたので、とても素敵な経験です。沖縄の高校生のお話で、沖縄の人の温かさ、愛情が満載となっているので、ぜひ懐かしい気持ちになってもらえたらと思います。」


【作品詳細】
天井裏の時計

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配信予定日：10月26日
著者：平野啓一郎
演出：西川美和
ナレーター： サンキュータツオ

コロナで夫婦共々リモート・ワークが主となり、手狭となった東京のマンション。亮一と聡実は子どもたちを連れて、F市への移住を決める。転居先となる築80年の古民家をリノベーション中、天井裏から古い腕時計が見つかった。一体誰のものなのか？　その秘密を知った時、止まっていた運命の針が動き出し...
思いがけぬ出会いで上書きされる、過去のあやまちと、心残り。平野啓一郎が贈る、ささやかな奇跡の物語をお楽しみください。

彼女の武装

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配信予定日：11月2日
著者：江國香織
演出：西川美和
ナレーター： 石橋静河
「まさか、いま私フラれてる？」友だちのように仲良くやっていた恋人からの、突然の別れ話。いつも恋が長続きしない私は、まるで丸腰で失恋という戦場に立たされたかのように途方に暮れる。そんな時、不意に自分を守ってくれる「武器」があったことを思い出し...無情にも変わりゆく時の中でふと再会する、不器用で愛おしい私。江國香織が描く、ユニークな恋の終わりの乗り越え方をお楽しみください。

がらくた

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配信予定日：11月9日
著者：太田光
演出：西川美和
ナレーター：太田光
顔の知られた、ベテランのコメディアン。母親の死をきっかけに赴いた実家の遺品整理で、子どもの頃隠したまま忘れていた宝物を発見する。それは初めて買った古いテレビの「壊れたチャンネル」だった。時代遅れで、もう何の役にも立たない、がらくたーーいつしかそのチャンネルに、男は自分を重ね合わせていく。
東京五輪、大阪万博、宇宙旅行...少年時代に夢見た未来から、人間は、そして自分は成長したのだろうか。太田光が私小説的なストーリーを通して、時代へ問いかけるような短編をお楽しみください。

誰がために、鈴は鳴る

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配信予定日：11月16日
著者：水野良樹 （清志まれ）
演出：西川美和
ナレーター： 三浦透子

カメラを前にすると、セリフが喋れなくなってしまった俳優のすぐる。クールイケメンともて囃されていたのが嘘みたいに、周りからどんどん人がいなくなっていく。そんな時、祖母の十七回忌で久しぶりに地元に帰ると、姉の美咲が車で駅に迎えに来ていた。ダッシュボードの上に置かれたキーケースには、いつか祖母にあげた“身代わり鈴”が結びつけられていて...
清志まれとして作家デビューした、いきものがかり・水野良樹が紡ぐ、孤独と絆の物語をお楽しみください。

内緒

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配信予定日：11月23日
著者：恩田陸
演出：西川美和
ナレーター： 井之脇海

古道具店を営む兄と、古いモノの“記憶”を読みとることができる弟。ある日、兄の店で木の額縁に触れると、銀縁メガネの年配の女性が現れた。彼女は「しーっ」というように唇に人差し指を当てながらこちらを見つめ、何か秘密を訴えかけているようで...
もうこの世にはいない持ち主が人知れず胸に秘め、モノが記憶を引き継いだ切ない物語とは？　恩田陸の大人気ファンタジックミステリー、『スキマワラシ』初のスピンオフ作品をお楽しみください。

ジョーンズさんのスカート

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配信予定日：11月30日
著者：山田詠美
演出：西川美和
ナレーター： 花瀬琴音

沖縄で高校生活をおくる多美（友だちは彼女をタミーと呼ぶ）の楽しみは、美浜のアメリカンビレッジのショップで自分好みの「上等」な掘り出し物を見つけること。ある放課後、運命的に出会ったのは米軍のユニフォームをリメイクしたスカート。そこには「JONES」という、かつての持ち主の名札が縫い付けられていた。彼女だけが知る、その名前への想いとは...
未来の自分はどんな服を着て、どんな恋をするのだろう。数々の青春文学の名作を生み出してきた山田詠美が織りなす、少女と大人のあわいの物語をお楽しみください。

「モノガタリ by mercari」について
「モノガタリ by mercari」は、「すべてのモノには物語がある」というコンセプトのもと、さまざまな書き手による“モノとの出会いと別れ”が生み出すストーリーをお届けするプロジェクトです。
世界が大きな変化に直面している今年のモノガタリは「出会いと別れ」がテーマです。さまざまな書き手の方に、モノが循環することで生まれるストーリーをご執筆いただいています。お願いしたのはたったひとつ、「捨てないこと」だけ。
四季折々のモノガタリをお楽しみいただけるよう、1年を通してお届けいたします。
特設サイト：https://magazine.mercari.com/monogatari

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