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株式会社文藝春秋

上橋菜穂子、3月24日に発売の7年ぶりの新たな物語『香君』上下巻の装丁が公開に

(PR TIMES) 2022年02月24日(木)17時15分配信 PR TIMES


 株式会社文藝春秋(本社:千代田区紀尾井町 社長:中部嘉人)は、作家 上橋菜穂子さんの新たな物語としては7年ぶりとなる3月24日発売の新作長編『香君(こうくん)』(上下巻)の装丁を公開いたしました。

[画像: https://prtimes.jp/i/43732/152/resize/d43732-152-c8472118b5c3e004dffb-6.jpg ]

 上橋菜穂子さんによる、長編としては『鹿の王 水底の橋』から3年ぶり、新たな世界を描いた物語としては『鹿の王』以来7年ぶりとなる、新刊小説の『香君』は、植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じながら生きる主人公・少女アイシャが、虫害の発生によって食糧危機に直面する人々を救おうとする物語です。
 今回、装画は、草花のモチーフを数多く手がけ、カラフルな色彩と美しさが特徴のmiaさんが担当。上巻は主人公アイシャが感じている、植物と虫のコミュニケーションをモチーフに、美しく咲き誇る花々と戯れる蝶やテントウムシを描くことで、昼間のイメージに。下巻では、物語で重要な役割を果たす「オアレ稲」と鳥たちを夕映えの雄大な山を背景に描き、人々が享受する大地の豊かさと、物語の壮大さをイメージしています。

『香君』あらすじ
 遥か昔、〈神郷〉から降臨した初代〈香君〉が携えてきたとされる奇跡の稲〈オアレ稲〉の力によって、多くの国を従え、繁栄を誇って来たウマール帝国。
 その属国〈西カンタル藩王国〉の藩王の孫、16歳の少女アイシャは人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫たちが香りで行っているコミュニケーションを〈香りの声〉のように感じながら生きていた。
祖父の失脚の後、彼女の運命は大きく変転していき、やがて、ウマール帝国を庇護する美しい活神である当代〈香君〉の元で働くことになる。
 神授の稲〈オアレ稲〉によって人々は豊かな暮らしを謳歌していたが、実はこの稲には恐ろしい性質があった。
害虫はつかぬはずのオアレ稲に、あるとき不思議な虫害が発生し、この稲に過度に依存していた帝国は、凄まじい食糧危機に見舞われる。
 アイシャは当代〈香君〉と共にオアレ稲の謎に挑み、人々を救おうとするのだが――。
「香り」と植物や昆虫の生態をテーマに描く壮大なファンタジーの誕生!

miaさんからのコメント
 香りの世界を通してみる出来事に思わず鼻が動いてしまいました。装画は野草やオアレ稲、虫や鳥たちが賑やかに生き生きと香りたつシーンを表現しました。こんなにも美しい物語の世界を描ける機会を頂きとても幸せです。

著者プロフィール
上橋菜穂子(うえはし なほこ)
1962年東京生まれ。
文学博士。川村学園女子大学特任教授。
1989年『精霊の木』で作家デビュー。
著書に『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、『獣の奏者』『鹿の王』など。
野間児童文芸賞、本屋大賞、日本医療小説大賞など数多くの賞に輝き、
2014年には国際アンデルセン賞作家賞を受賞。
2020年、マイケル・L・プリンツ賞オナー、日本文化人類学会賞を受賞。
医学博士・津田篤太郎との共著『ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話』もある。

イラストレータープロフィール
mia(みあ)
福井県生まれ、東京都在住。京都嵯峨美術短期大学 ビジュアルコミュニケーションデザインIIコース卒業後、京都嵯峨芸術大学イラストコース教務助手・グラフィックデザイナーなどを経て、イラストレーターとして活動。カラーインクとCGを用いた水彩タッチで、フェミニンでカラフルな世界観を得意とする。

『香君』商品情報
タイトル:『香君 西から来た少女』 (上巻)
『香君 遥かな道』(下巻)
出版社:株式会社文藝春秋
判型:四六判上製(電子版も同時発売)
装画:mia
装丁:大久保明子(文藝春秋デザイン部)
発売日:2022年3月24日
定価:各1,870円(税込)
ISBN:978-4-16-391515-9(上巻) 
978-4-16-391516-6(下巻)
書誌ページ:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915159 (上巻)
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915166 (下巻)



プレスリリース提供:PR TIMES

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