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AI inside 株式会社(AI inside Inc.)

AI inside、京都府立医科大学と共同で「眼表面希少疾患」の予後予測AIを開発、医師の診断をAIが補助し指定難病の治療に貢献

(PR TIMES) 2024年05月31日(金)15時15分配信 PR TIMES


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24457/152/24457-152-2b1cb568807a4c2eb19d5f70bfe7b904-1200x630.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


AIプラットフォームを提供するAI inside 株式会社(代表取締役社長CEO:渡久地 択、本社:東京都渋谷区、以下「AI inside」)は、京都府公立大学法人 京都府立医科大学(学長:夜久均、所在地:京都府京都市、以下、「京都府立医科大学」)との共同研究の成果として、眼表面希少疾患であるStevens-Johnson症候群の数年後の眼表面所見の予後(経過の見通し)を予測するAIを開発しました。このAIを活用することで、発症頻度が少なく経験豊富な医師が限られる希少疾患において、医師とAIが協働し病状の早期発見や経過見通しができるようになります。これにより、医療サービスの地域格差の解消と適切な治療の実現に
貢献します。

取り組み内容
AI inside と京都府立医科大学は、2021年より眼表面希少疾患の診断を補助するAIシステムの共同研究に取り組んでまいりました*1。この度、共同研究の成果として開発した眼表面予後予測AIは、患者の前眼部写真をもとに、指定難病であるStevens-Johnson症候群(SJS)および中毒性表皮壊死融解症(TEN)の眼所見が数年後にどの程度進行しているかを予測することができます。

臨床現場への導入により、医師は眼表面希少疾患の診療経験の有無に依らず、AIの補助に基づく高い再現性のもと、医師とAIが協働して重症度判定や予後予測が可能となります。今回検証に参加した医師グループでは、知見の深い医師と同程度の予測パフォーマンスを発揮することを実証できています。

本眼表面予後予測AIは、AI inside が提供するAIプラットフォーム上で、京都府立医科大学の研究チーム自らが開発しました。両者のAIと医療の知見を高度に融合させた研究開発手法により、高精度な予後予測を実現しています。

なお、本共同研究は医師の診断補助に直結する実用可能性が認められ、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和6年度「難治性疾患実用化研究事業」に採択されています。また、共同研究に関する論文は、2024年4月25日付で専門医学雑誌『Allergy』にて公開されています。
ページURL:https://doi.org/10.1111/all.16136

*1 2021年4月9日発表「京都府立医科大学と眼表面疾患診断を補助するAIシステムの共同研究を開始、専門性の高い診断をAIがサポートし医療の地域格差解消を目指す」

背景
眼表面希少疾患であるStevens-Johnson症候群(SJS)および中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、口唇・口腔、眼、鼻などの粘膜にただれが生じ、全身の皮膚に発疹、水ぶくれ、ただれなどが多発する指定難病です。眼病変が強い場合には、視力障害や失明につながる難治性瘢痕性角結膜疾患です。

年間の発症頻度は人口100万人当たり2.5人ほどの希少疾患のため、知見豊富な医師が限られ、特に重篤な眼病変を伴う症例では、全国一律に十分な医療サービスを提供することが難しいという課題があります。また、発症後数年が経過した慢性期においても、眼病変が進行する患者がおり、眼病変の進行を適切に予測し、適切な治療を行うことが必要です。しかし、希少疾患であるが故に、本疾患患者を診察した経験がない眼科医も珍しくなく、診療経験が治療に大きく影響してきました。

京都府立医科大学 上田 真由美 特任准教授 コメント
今回の取り組みを拡大することにより、眼希少疾患の診療経験が少ない眼科医であっても、眼希少疾患に罹患した患者への適切な治療介入ができるようになる可能性が期待されます。だれもが適切な医療サービスに簡単にアクセスできる社会を目指し、引き続きAI inside との共同研究を行い、医療分野へのAI実装に貢献していきたいと思っています。

AI inside 株式会社について
AI inside は、生成AI・LLMや自律型AIをはじめとした最先端テクノロジーの研究開発と社会実装を行うテックカンパニーです。AIエージェント「Heylix」やAI-OCRサービス「DX Suite」に加え、それらを支えるAIインフラ「AnyData」と「AI inside Cube」を、政府機関・地方公共団体・民間企業へ広く提供しています。提供するAIサービスは既に、5万人を超えるユーザに累計72億回以上ご利用いただいています。これらの取り組みを通じて、人とAIの協働を推進し、生産性向上および業務効率化により創出された時間をより付加価値の高い高度業務へ移行する「VALUE SHIFT」を実現します。

社名:AI inside 株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷3-8-12 渋谷第一生命ビルディング4階
代表者:代表取締役社長CEO 渡久地 択
設立:2015年8月
事業内容:人工知能および関連する情報サービスの開発・提供
HP:https://inside.ai

※文中の製品またはサービスなどの名称は、AI inside 株式会社の商標または登録商標です。


プレスリリース提供:PR TIMES

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