プレスリリース
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下 WWF ジャパン)は、WWFの気候エネルギー部門グローバルリーダーのマニュエル・プルガール・ビダルが、 2010年に「KYOTO地球環境の殿堂」運営協議会が創設した、地球環境の保全に著しい貢献をされた方々を顕彰する「KYOTO地球環境の殿堂」を受賞したことをお知らせします。
ダビルは、ペルーの環境大臣であった当時、リマ(ペルー)で行なわれた第20回 国連気候変動枠組条約締約国会議 (COP20)の議長として、国際交渉の場に国家以外の主体(非国家主体:ノンステートアクター)の参画を促し、現在の気候変動対策において大きなうねりを生んでいる非国家主体の活躍の礎を築きました。このことがその後の環境保全に関する国際交渉の進展に大きく貢献したと評され、今回の受賞につながりました。
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本受賞において、ダビルは以下の通りコメントしています。
「この度、「KYOTO地球環境の殿堂」の一員に選出いただいたことを大変光栄に思い、幸せを感じております。この感謝の気持ちは、言葉では言い尽くせないほどです。私が地球をよくするために努力と献身を続けていく励みになります。気候変動対策をはじめ、自然保護、生態系や動植物の生息環境の改善など、より良い未来の地球環境のために、アクションを起こしましょう。みなさん、これからも一緒にがんばりましょう。」
また、国立環境研究所 地球温暖化対策研究チームのアドバイザーを務め、WWFジャパンとともに「脱炭素社会へ向けた2050年エネルギーシナリオ」の作成を行なうなど、日本における再生可能エネルギーの普及促進に貢献された株式会社システム技術研究所所長の槌屋治紀氏もこの度殿堂入りしています。
■マニュエル・プルガール・ビダル経歴
1962年生まれ。環境法と政策の分野で35年のキャリアを持ち、ペルーの環境大臣(2011年〜2016年)や第20回 国連気候変動枠組条約締約国会議(COP20)の議長を務める。2016年からは、WWF気候エネルギー部門のリーダーとして、国家や企業、そして市民団体等との連携により、気候変動対策の機運醸成と着実な進展に尽力。また、フランスのソブリングリーンボンドの評価評議会の議長を務めるなど、様々な団体において幅広く活躍している。パリ協定への貢献が認められ、フランス、ドイツ、スペインの政府や王立スコットランド地理学協会からも表彰されている。
詳細: https://wwf.panda.org/discover/our_focus/climate_and_energy_practice/our_team/
■KYOTO地球環境の殿堂とは
「京都議定書」誕生の地である京都の名のもと、世界で地球環境の保全に多大な貢献をした方の功績を永く後世にわたって称えるために、「KYOTO地球環境の殿堂」運営協議会により、2010年に創設されました。京都から世界に向けて広く発信することにより、地球環境問題の解決に向けたあらゆる国、地域、人々の意志の共有と取組に資することを目的として、気候変動枠組条約 第3回締結国会議(COP3)が開催された、国立京都国際会館にその功績を展示しています。過去の殿堂入り者は、2021年ノーベル物理学賞受賞した真鍋淑郎氏(第1回)や、IPCC(第11回)など。
プレスリリース提供:PR TIMES