プレスリリース

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


2024年は、年初の能登半島地震や台湾地震から始まり、世界各地での地政学的緊張や政治的変動など、さまざまな試練に直面した一年でした。

日本社会は2040年までに1,100万人の労働力が不足すると言われていますが（※）、この1年は、まさにその足音が聞こえ始めた年でした。2024年の労働市場では、全産業で人手不足感が深刻化し、特に「宿泊・飲食」「建設」「対個人サービス」などの分野で顕著となりました。

こうした人手不足を埋めるために、2024年6月には「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」が国会を通過し、技能実習制度に代わる「育成就労制度」の創設が決定。また、いわゆる“スキマバイト”と呼ばれる働き方が市民権を得て、スポットワーカーが大量に生まれた年でもありました。
社会の情勢にあわせて、働き方も大きな変化点を迎えており、この流れは加速していく一方です。

現場では、国籍や言語の壁を超え、新たな労働力に頼ることが人材確保の選択肢になりつつあります。一方で、言葉が通じないことや、単発で業務をお願いしなければならない状況は、現場における新たな負担になっているのも事実です。
人材の確保だけにとどまらず、このような多様な人材をいかにスムーズに、そして戦力として迎え入れられるか。今後、企業にはそれらのアップデートが求められることと思います。

そのようななかでカミナシでは、全社員で年間3,100回の顧客訪問を実施した経験から、現場の基盤は「作業方法」「人」「設備」であるという思想のもと「まるごと現場DX構想」を策定し、その構想の実現に向けて邁進しています。
2024年8月には新たな製品として、外国人材を含めた現場従業員とのやりとりを一つのツールで完結できる『カミナシ 従業員』の提供を開始しました。さらに、2025年には従業員教育や研修管理をサポートする製品や、工場の機械設備の保全管理が行える製品の提供も控えています。
これらの製品を通じて、現場で多様な人材が今まで以上に活躍できる環境を作ること、それがカミナシの使命と考えています。

2025年においても、引き続き「まるごと現場DX構想」とカミナシの2030年のビジョン「ノンデスクワーカーが挑戦し、報われる世界の創造」の実現に向けて、さらに事業を成長させ続けてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社カミナシ
代表取締役CEO　諸岡 裕人


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※出典：リクルートワークス研究所「未来予測2040　労働供給制約社会がやってくる」（2023年03月）

「まるごと現場DX構想」とは
2023年3月に発表したカミナシの中長期プロダクト戦略。「作業方法」「人」「設備」が現場の基盤であるという思想のもと、その領域に関連するプロダクトを開発し、一つの画面上でより多くの業務が効率化される現場のためのオールインワンサービスを目指しています。

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現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズについて
現場DXプラットフォーム『カミナシ』は、現場の基盤である「作業方法」「人」「設備」にフォーカスした製品群を展開しています。現場帳票をデジタル化する『カミナシ レポート』を主力製品に、現場従業員管理システムのほか、設備管理や教育管理などの新製品も開発中です。これらの多角的なクラウドサービスの展開を通じて、現場で働くノンデスクワーカー3,900万人の働き方をスマートにすることを目指しています。
https://kaminashi.jp/

会社概要
会社名 ：株式会社カミナシ
所在地 ：東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F
代表者 ：代表取締役CEO　諸岡 裕人
設立 ：2016年12月
事業内容 ：現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズの開発および提供
URL ：https://corp.kaminashi.jp

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