プレスリリース
現場データのリアルタイム管理に成功した建設DX事例公開
シリコンバレー発のIoT・コネクテッド関連のプラットフォームを提供するMODE, Inc.(本社:アメリカ合衆国・カリフォルニア州サンマテオ、CEO:上田 学、以下、MODE)は、MODE IoTプラットフォームを建設DXに活用している、前田建設工業株式会社様(以下、前田建設様)の活用事例を公開しました。
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導入の背景
建設業界では今、生産年齢人口減少による仕事の担い手・技術者不足が顕在化しています。さらに、2024年の「働き方改革関連法」適用を控え、業務効率化は重要課題の一つです。
この度、MODE IoTプラットフォームをご導入いただいたのは、新潟県柏崎市に建設中の「鵜川ダム」です。導入の目的は、地盤の性状把握のため、複数のデータを比較検討する際の業務効率化です。
鵜川は過去に何度も氾濫を繰り返し、周辺地域は浸水被害を受けてきました。鵜川ダムは平成16年から施工を行っており、そのうち、グラウチングと呼ばれる基礎処理は、ダム建設期間の8割を占めます。豪雪地帯に位置し、冬季は工事が停止しますが、業務効率化によるダムの早期完成は、関係者の願いでもあります。
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導入前の課題
地盤の性状把握のための、複数データを比較検討する作業の簡略化を目的として、ご導入いただきました。
鵜川ダムの基礎処理では、地盤の性状を把握するため、1.複数の間隙水圧計データと、2.グラウチング施工データを活用しています。これら2種類のデータ集計において、以下の課題がありました。
・ダム内に複数ある間隙水圧計のデータは、内部メモリに保存されるため、回収作業が必要
・回収作業に時間をかけられないので、月に一度しか回収できない
・紙ベースの帳票の突き合わせに時間がかかる
・バラバラのデータを見ているので相関関係がわかりにくい
実現したこと
具体的にご導入いただいたソリューションは以下の通りです。
・各データをインターネットに接続し、リアルタイムにデータ収集
・一つのプラットフォーム上にデータ保管
・ダッシュボード化し、複数データを1画面でリアルタイムに表示
・2月に発注し、冬の間に打ち合わせとシステム構築。春の施工開始とともにシステム運用開始
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導入後の効果
MODE IoTプラットフォームを導入することで、作業量が50%以下に削減できました。また、各データの相関関係が分かり幅広い分析が可能になり、当初の目的であるデータの比較検討作業の簡略化を実現できました。さらに、月1度しかデータを回収できなかったものが、リアルタイムに確認できるようになり、作業効率向上だけでなく、工事そのもののリードタイム短縮、早期対策が可能となりました。
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事例URL:https://www.tinkermode.jp/interview/maeda
MODEについて
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MODEは、現場DXを加速させるIoTソリューションを提供しているシリコンバレー発のスタートアップです。
人・物・環境からのデータの収集・蓄積・活用を可能にするゲートウェイ・データ基盤・BI がオールインワンで備わっているソリューション型IoTプラットフォーム「MODE BizStack」を提供しています。
様々な業界に現場データ活用を浸透させ、ビジネスに変革を起こし、一歩進んだ社会の実現を目指します。
■会社概要
会社名:MODE, Inc.
代表者:CEO / Co-Founder 上田 学
所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンマテオ市ゲートウェイドライブ1840、スイート250
設立:2014年7月
事業内容:センサープラットフォーム及び関連ソフトウェアサービスの提供
URL:https://www.tinkermode.jp
プレスリリース提供:PR TIMES