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プレスリリース
アーティストが写真を生成し、メディアと接続する可能性を切り開く「写真は変成する2 BLeeDinG eDgE on PoST/pHotOgRapHy」展を3/25(金)より京都芸術大学にて開催。
POST/PHOTOGRAPHYウェブサイト:https://postphotography.wixsite.com/2022
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区/学長 吉川左紀子)美術工芸学科 写真・映像コースは、コンテンポラリー・アートとしての写真にフォーカスする展覧会「写真は変成する2 BLeeDinG eDgE on PoST/pHotOgRapHy」を2022年3月25日(金)より本学のギャルリ・オーブにて開催いたします。本学教員の後藤繁雄と多和田有希が主宰するゼミによって企画された本展は、写真・映像コースや卒業生から17名のアーティストを選抜したグループ展で、後藤繁雄と多和田有希がキュレーションを担当しています。
■トピックス
・コンテンポラリー・アートとしての写真にフォーカスする展覧会「写真は変成する2 BLeeDinG eDgE on PoST/pHotOgRapHy」を京都芸術大学で開催。
・後藤繁雄と多和田有希が主宰する、写真・映像コースに所属する学生を中心とした特別講義形式のゼミが本展を企画。
・写真・映像コースや卒業生から17名のアーティストを選抜したグループ展で、後藤繁雄と多和田有希が本展のキュレーションを担当。
[画像1: https://prtimes.jp/i/26069/143/resize/d26069-143-fb81aa06c5cc8f188073-0.jpg ]
京都芸術大学 写真・映像コース選抜展「写真は変成する2 BLeeDinG eDgE on PoST/pHotOgRapHy」
日程:3月25日(金)〜4月9日(土) ※会期中無休
時間:10:00 〜 18:00
場所:京都芸術大学 瓜生山キャンパス ギャルリ・オーブ
予約:ご来場2日前の17:00までに要事前予約。問い合わせフォーム(https://onl.la/GiGF72Q)のご記入内容を確認後、こちらから予約フォームをメールで返信いたします。
SNS:Instagram(https://www.instagram.com/mutants_on_/)
スマートフォンによる写真撮影やアップロード、インターネット上での画像収集、そしてカメラによる遍在的な監視、これらのテクノロジーによってもたらされたデジタル・トランスフォーメーションは、イメージの流通をケタ外れなものに加速させています。本展覧会は、このような状況のなかでアーティストが写真を生成し、メディアと接続するとはどのようなことであるのか、「POST/PHOTOGRAPHY」をテーマにその可能性を切り開くものです。第二回目を迎える今年度は、さらなる試みとして後藤が主宰するフォトアワード「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD」から、2020年の準グランプリ受賞者である伊藤颯、松井祐生の二名をゲストとして迎えます。
キュレーターによるステートメント
POST/PHOTOGRAPHYとは、DX(デジタル・トランスフォーメーション)による社会の変容以降の「写真のあり方」を根源的に問うことである。2010年代はSNSの時代であり、20年代はメタバースの時代へと、さらに加速される。その背後に進化するAIがあり、極論すれば人間にできることは何か、その問いの嵐が吹き荒ぶ。ヴィレム・フルッサーが指摘したように、その最前線にいるのは「写真家」だ。むろんその「写真家」は真実や決定的瞬間の者でなく、リアルとヴァーチャルの両方に増殖するジャンクスペースを高速で猟歩する者でなくてはならない。
今回のキュレーションのタイトルは「Bleeding Edge」とした。トマス・ピンチョンの「血の匂う」小説タイトルからの借用である。小説は今や現代思想以上にプレコグめいているから。10年前に発表されたこの小説は、シリコンアレーとディープウェブ産業を舞台とするノワールだが、「Deep Archer(出発departureのシャレ)」というメタバースまがいのプログラムを登場させる(また2008年に劉慈欣により発表された小説『三体』にもメタバースが登場した)。そして迎えた2020年代に、POST/PHOTOは、さらに何を触知するのか?
「渦巻きvortex」状に構成されたギャラリーオーブに配置されたのは、京都芸術大学の写真・映像コースや卒業生から選抜された17名。そして現代写真アートのブリーディング・エッジをディープに切開する松井祐生と伊藤颯をゲストアーティストに迎え、ウィザードな展覧会を世に問う。
写真前線では、どんな血が流れるのか、いや、血などとっくに蒸散したか?
参加アーティスト:
藤本流位(Rui Fujimoto)、ひろ(Hiro)、伊藤雅浩(Masahiro Ito)、菊池詩織(Shiori Kikuchi)、北桂樹(Keiju Kita)、劉不順(Bushun Liu)、永田智矢実(Chami Nagata)、中川桃子(Momoco Nakagawa)、追立大地(Daichi Oitate)、大澤一太(Itsuhiro Osawa)、銭安(Anni Qian)、rajiogoogoo、R E M A、高橋順平(Junpei Takahashi)、多和田有希(Yuki Tawada)、上田愛華(Aika Ueda)、向珮瑜(Peiyu Xiang)
ゲストアーティスト:
伊藤颯(Hayate Ito)、松井祐生(Yuu Matsui)
ゲストアーティストプロフィール
[画像2: https://prtimes.jp/i/26069/143/resize/d26069-143-912ff03eacc16d23ddc4-9.jpg ]
伊藤颯 Hayate Ito
1997年東京生まれ。2019年東京工芸大学卒業。暗号、BlackBox、作品とは自己と世界の謎解きのツールであるという考えのもと写真を用いてインスタレーションを制作。さまざまな物にプリントしインスタレーションを制作する中で写真とゆうメディアに対しあらゆる角度からアプローチを行う。受賞歴は主にTOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2020 準グランプリ、JAPAN PHOTO AWARD VOL.9 Elisa Medde (Foam magazine 編集長)賞 、ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI2020 ファイナリスト、PITCH GRANT 2021 ファイナリストなどがある。
[画像3: https://prtimes.jp/i/26069/143/resize/d26069-143-e6c7f4965ee0a06a760b-2.jpg ]
松井祐生 Yuu Matsui
1985年東京生まれ。2016年より独学で映像/写真制作を始める。主な作品として、自身の精神分析受診の記録映像を渋谷の夜景に暴露する「Comunities influence me」、自然と人間との矛盾する美的関係性を捉えた「Humancity in the nature」、「私」を自然の変形態として捉えた共生の物語「きっと私たちは自然ではない」など。2016年写真新世紀優秀賞、2020年IMANEXTグランプリなどを受賞。2016年「写真新世紀展」(東京都写真美術館)、2021年「Mirrors And Windows/The Shape Of Images ToCome」(銀座奥野ビル)など。2021年『きっと私たちは自然ではない』を刊行。
トークイベント
■ゲストアーティストによるトークイベント
日時:2022年3月25日 13:30〜15:00
出演者:伊藤颯・松井祐生・多和田有希・後藤繁雄
配信URL:https://youtu.be/sAihdaY5zJg(ライブ配信を予定)
■ゲスト審査員の山峰潤也による講評会(YouTubeでの配信のみの公開)
[画像4: https://prtimes.jp/i/26069/143/resize/d26069-143-896d3dcad4230c19e727-3.jpg ]
日時:2022年3月25日 16:00〜
配信URL:https://youtu.be/mBPklI-Sniw
山峰潤也 Junya Yamamine
キュレーター、一般財団法人東京アートアクセラレーション共同代表。1983年生まれ。東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、水戸芸術館現代美術センターにて、キュレーターとして勤務。主な展覧会に「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」、「霧の抵抗 中谷芙二子」、「恵比寿映像祭(第4回-7回)」や台湾国立美術館で2021年10月から開催の「世界不隨人類生滅 The world began without the human race and it will end without it.」などを国内外でキュレーション。2020年秋に六本木にオープンしたANB Tokyoのディレクターを務める。テレビ朝日「アルスくんとテクネちゃん」監修、「KAWS TOKYO FIRST」日本側監修、<AERA & 朝日新聞> 21世紀ををつくるニッポン人名鑑、2015年度文科省学芸員等在外派遣研修員、東京工芸大学/学習院女子大学非常勤講師、文化庁アートプラットフォーム事業、文化庁文化経済戦略事業、文化庁メディア芸術祭、アートコレクティブTokyo Photographic Research、Tokyo Photogprahic Research副代表、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ、などに携わるほか、執筆・講演など多数。
キュレーション:多和田有希+後藤繁雄
多和田有希 Yuki Tawada
1978年浜松市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。自ら撮影した写真を消す(削る、燃やすなど)という行為を通し、都市や群衆の集合的無意識や個や家族の意識変容をイメージとして湧出させる。近年の主な展覧会に「第12回恵比寿映像祭 時間を想像する」(2020年・東京都写真美術館)、個展「悪魔祓い、系統樹、神経の森」(2018年・G/P Gallery)、「写真都市展—ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たちー」(2018年・21_21 DESIGN SIGHT)。
後藤繁雄 Shigeo Goto
大阪府生まれ。編集者、クリエイティブディレクター、アートプロデューサー、京都芸術大学教授。「独特編集」をモットーに、 写真集、アートブックを数多く制作。坂本龍一、荒木経惟、篠山紀信、蜷川実花、名和晃平らの本や展覧会を 手がける。主宰するG/P +abpは、横田大輔や小林健太ら、優れた若手写真家たちを世界に輩出し、国際的評価も高い。近年の著書に『アート戦略2/アートの秘密を説きあかす』『現代写真アート原論』『超写真論:篠山紀信写真力の秘密』など。
※開催にあたって
・展覧会のご来場には事前予約が必要です。
・今後の状況によっては、開催内容の変更や開催中止となる場合がございます。最新の情報は下記にありますウェブサイトをご確認ください。
・大学外からお越しになられるお客様にはご来場の際に事前予約をお願いしております。
・必ずお越しいただきます2日前の17時までにご予約ください。
・コロナ感染予防対策のため、会場には定員(40名)がございます。混雑時はお待ち頂くことがございます。
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プレスリリース提供:PR TIMES