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株式会社文藝春秋

第1回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞作決定のお知らせ

(PR TIMES) 2021年12月24日(金)16時45分配信 PR TIMES

島本理生『2020年の恋人たち』(中央公論新社)が受賞作に決定。「オール讀物」2月号(文藝春秋 1月21日発売)で詳細を掲載。


[画像1: https://prtimes.jp/i/43732/137/resize/d43732-137-514df5349d6bcae7a5fa-2.jpg ]

 株式会社文藝春秋(社長:中部嘉人)発行の小説誌「オール讀物」では、このたび、大人がじっくり読める質の高い恋愛小説を発掘し、読者の皆様にひろく届けることを目的として「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」を創設。第1回の選考会において、島本理生『2020年の恋人たち』(2020年11月 中央公論新社)が受賞作に決定致しましたので、ご報告いたします。

 本賞は、2020年10月1日から2021年9月30日に刊行された単行本の中から、北上次郎(文芸評論家)、瀧井朝世(ライター)、吉田伸子(書評家)の3氏の推薦をもとに以下の5作を「オール讀物」編集部が候補作として決定いたしました。

 窪美澄『ははのれんあい』(角川書店)
 佐々木愛『料理なんて愛なんて』(文藝春秋)
 島本理生『2020年の恋人たち』(中央公論新社)
 吉川トリコ『余命一年、男をかう』(講談社)
 綿矢りさ『オーラの発表会』(集英社)

 2021年12月3日、文藝春秋本館にて行われた選考委員会では、現役の書店員である川俣めぐみ(紀伊國屋書店横浜店)、大塚真祐子(三省堂書店成城店)、山本亮(大盛堂書店)、加藤ルカ(有隣堂横浜駅西口店)、花田菜々子(HMV&BOOKS日比谷コテージ店)の5氏が選考委員を務めました。

 なお、選考の詳細は、「オール讀物」2月号(1月21日発売)に掲載されます。

[画像2: https://prtimes.jp/i/43732/137/resize/d43732-137-ec2a5df0a02570045312-1.jpg ]

◆受賞者略歴
島本理生(しまもと・りお)
1983年東京都生まれ。2001年『シルエット』で第44回群像新人文学賞優秀作、03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞、15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞、18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。主な著書に『ナラタージュ』『あられもない祈り』『夏の裁断』『夜 は お し ま い』『星のように離れて雨のように散った』など。

◆受賞者 島本理生さんコメント
 私が東京で生まれ育ったこともあり、いつか東京を舞台にした男女の出会いを書きたいと思っていました。実際に執筆する中で、これは主人公が恋愛を通して生き方を振り返り、もう必要ないものを手放していく物語だと気づきました。これまでの作品の中で一番、改稿に苦労した小説だったので、今回の受賞の知らせはとても嬉しかったです。最終的に、多くの若い女性にとっての恋愛の縮図のような小説になったのではないかと感じています。


[画像3: https://prtimes.jp/i/43732/137/resize/d43732-137-70a9306c7729d75fbcd4-0.jpg ]

◆島本理生『2020年の恋人たち』作品概要
 ワインバーを営んでいた母が、突然の事故死。落ち着く間もなく、店を継ぐかどうか、前原葵は選択を迫られる。同棲しているのに会話がない恋人の港、母の店の常連客だった幸村、店を手伝ってもらうことになった松尾、試飲会で知り合った瀬名、そして……。楽しいときもあった。助けられたことも。だけどもう、いらない。めまぐるしく動く日常と関係性のなかで、葵が選んだものと選ばなかったもの――。直木賞受賞後長篇第一作。
(中央公論新社特設サイトより)

◆「オール讀物」編集長 川田未穂 コメント

『源氏物語』や『万葉集』でも恋愛は文学の重要な要素でしたが、価値観や生活スタイルが多様化する現代において、どのような恋愛小説に人々は魅入られるのか――書店員や書評家の方々とともに「大人の恋愛小説大賞」を発足させました。受賞作だけではなく候補作もふくめ、素晴らしい一冊との出会いが読者の皆さまの心に灯を点すことを願っています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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