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AI inside 株式会社(AI inside Inc.)

AI inside 、鹿島建設と共同で「AIとドローンによる資機材管理システム」を開発、「AnyData」を利用し建設現場のデジタルツイン化に貢献

(PR TIMES) 2023年07月19日(水)16時45分配信 PR TIMES

AIプラットフォームを提供するAI inside 株式会社(代表取締役社長CEO:渡久地 択、本社:東京都渋谷区、以下「AI inside」)は、鹿島建設株式会社(代表取締役社長:天野 裕正、本社:東京都港区、以下「鹿島建設」)と共同で、AI inside のマルチモーダルなAI統合基盤「AnyData」を利用した「AIとドローンによる資機材管理システム」を開発しました。従来、人が巡回・目視で行っていた資機材管理業務をデジタルツイン上で行うことを可能とし、現場職員の安全性と作業効率の向上を実現します。

本システムは、2022年度の国土交通省による「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト(PRISM)」に採択され、鹿島建設が施工する建設現場にて既に導入されており、現場職員の業務時間を約75%削減する有効性が確認されました。今後は、本システムの高度化および鹿島建設での全社展開を見据えた他現場へのシステム転用などを支援し、建設現場のDXに貢献します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/24457/135/resize/d24457-135-467e10852afc01786e79-0.png ]



背景

建設現場では、建設物の構築にあたり数多くの資機材を扱います。従来の資機材管理は、現場職員が現場内を巡回し目視と手作業で行っていました。一方で、これらの手法は膨大な手間と時間を要するだけでなく、現場職員が高所や狭所などに立ち入らなければならない安全上の課題もあります。また、現場で使用する資機材の大半はレンタル品となりますが、万が一、点検期限切れの資機材を使用していた場合、作業員の安全を脅かすリスクが懸念されます。さらに、管理が行き届かない場合、資機材を重複してレンタルし、それにより余分なコストが発生するおそれもあります。よって、「どこに、何が、何台あるか」など資機材の状況を正しく把握することは、建設現場において最重要事項の一つであり、安全性向上・作業効率化のために管理手法の高度化が求められています。


取り組み内容

AI inside は、建設現場における資機材管理の課題を解決し現場職員の安全性向上・作業効率化を目指して、鹿島建設と共同で「AIとドローンによる資機材管理システム」を開発しました。人より高速で移動可能なドローンと画像認識AIを組み合わせることで建設現場の資機材管理を高度化します。

本システムの構築においては、AI inside が独自開発したマルチモーダルなAI統合基盤「AnyData」を利用しました。ドローンで空中から撮影した工事現場の画像をもとに、現場に点在する資機材の名称や位置を特定するAIモデルを「AnyData」にて生成し、これを鹿島建設の現場3Dモデルと連携させることで、ドローンの空撮映像から自動で資機材を検知するとともに、同3Dモデル上でそれらの名称や位置を表示・管理することができます。人の巡回・目視による資機材探索を不要とし、現場職員の安全性向上・作業効率化に貢献します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/24457/135/resize/d24457-135-2a104f5fa9284cceb44d-1.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/24457/135/resize/d24457-135-ab303c3fba1c18f7a2f9-2.png ]


なお、本システムは2022年度の国土交通省による「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト(PRISM)」に採択され、鹿島建設が施工する、大河津分水路新第二床固改築I期工事現場にて既に実導入しています。デジタルツイン上での資機材管理業務を実現したことで、現場職員の業務時間を約75%削減する有効性が確認できています。


今後について

引き続き両社共同で、検出できる資機材の拡充や検出精度の向上をはじめとしたAIモデルの高度化や、現場3Dモデルにおける検索性を高めるための資機材データベースの機能追加などを進め、「建設現場におけるモノのデジタルツイン」をより高度かつ網羅的に実現します。また、鹿島建設での全社展開を見据えた他現場へのシステム転用も支援し、建設現場の生産性向上に貢献します。

AI inside は、これらの取り組みを通じて蓄積された建設現場におけるデータ活用ノウハウを活かして、建設現場にDXをもたらし、データ活用による新たな価値を創出するとともに、国土交通省が掲げる、ICTの活用によって建設生産システム全体の生産性向上を図り魅力ある建設現場を目指す取り組み「i-Construction」の推進に寄与します。ひいては、AIの社会実装を加速させ、誰もが意識せずAIの恩恵を受けられるAIが民主化された社会の実現を目指します。


参考

「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」
国土交通省では、全ての建設生産プロセスでICT等を活用する「i-Construction」を推進し、建設現場の生産性を2025年度までに2割向上させることを目指しています。このため公共土木工事において、様々な分野の知見を結集し、デジタルデータをリアルタイムに取得、これを活用したAI・IoTなど建設現場における革新的技術の導入により建設現場の飛躍的な生産性向上を目指します。

「AnyData」について
AI開発・実装に求められるデータ基盤・学習基盤・運用基盤といった基本機能を全て包含した、マルチモーダルなAI統合基盤です。AI inside のテクノロジーを複合的に活用し、数値・画像・テキストなど様々な形式のデータをマルチモーダルに処理しながら、お客様の任意の課題解決に寄与する高付加価値なAIソリューションを生み出します。
サービスページ:https://any-data.inside.ai/

AI inside 株式会社について
AI inside は、生成AI・LLMや自律型AIをはじめとした最先端テクノロジーの研究開発および社会実装を行うテックカンパニーです。データドリブンなビジネス変革に貢献するマルチモーダルなAIソリューションやプロフェッショナルサービスを政府機関・地方公共団体・民間企業へ広く提供しています。独自のAI統合基盤を活用しながら、あらゆる企業・団体のDXを一気通貫で支援しAIのビジネス活用を推進することで、誰もが意識することなくAIの恩恵を受けられる豊かな社会を実現します。

社名:AI inside 株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷3-8-12 渋谷第一生命ビルディング4階
代表者:代表取締役社長CEO 渡久地 択
設立:2015年8月
事業内容:人工知能および関連する情報サービスの開発・提供
HP:https://inside.ai

※文中の製品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。



プレスリリース提供:PR TIMES

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