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箱根・ポーラ美術館にてHIRAKU Project Vol.15「大西康明 境の石」展 開催

(PR TIMES) 2023年11月09日(木)22時40分配信 PR TIMES

“境界”への意識を問いかける作家による大型インスタレーションがロビー空間に出現!

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、HIRAKU Project Vol.15「大西康明 境の石」展を2023年12月16日(土)から2024年5月19日(日)まで開催します。
美術の表現と美術館の可能性を「ひらく」という思いが込められた本プロジェクトは、ご来館の方はどなたでも観覧料無料で、アトリウム ギャラリーにてご覧いただけます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26617/129/26617-129-b5fd570c3c3114eb068b8887a55f0e36-1200x600.jpg ]

《境の石 大阪》2022年
展示風景:「ART OSAKA 2022 Expanded」クリエイティブセンター大阪、2022年

HIRAKU Projectは、過去にポーラ美術振興財団の助成を受けた作家を紹介する展覧会シリーズです。第15回目となる今回は、空間への彫刻的なアプローチにより大規模なインスタレーション作品を国内外で数多く発表してきた大西康明をご紹介します。

大学時代に彫刻を学んだ大西は、型取り作業の経験から、ポジとネガの関係性や、ものそれ自体ではなく、その周囲を把握することに関心を持ち、これまで一貫して余白や空洞、体積、境界などをテーマに制作してきました。

本展では、大西が近年取り組んでいる銅箔を素材とした作品の新作を展示します。銅箔は、多くの電子機器の内部で重要な役割を果たしていますが、人の目に触れることはなく、多くの人はほとんどその存在を意識することもありません。大西は、私たちの日常を裏側から支える銅箔をその機能から離し、河原の石に被せて叩くことによって成型し、大型のインスタレーションへと組み上げていきます。

長い時間をかけて地表を移動してきた無数の石の表面には、これまでに削られ磨かれたことによる物理的な喪失と引き換えに、途方もない時間の蓄積と、この地球の記憶が宿っています。大西が生みだす銅箔は、型取り作業を通してそうした不在/存在を提示するとともに、ものごとを認識するためには表層を知るだけでなく想像力を豊かに働かせることが不可欠なこと、あるいは想像力を以てしてもすべてを見通すことはできないことをも、示唆しています。

そこにないもの、見えないものに焦点を当てる大西の作品は、この複雑で多様な世界を、私たちがより自由で柔軟な感覚によって捉えるための助けとなることでしょう。

■大西康明(おおにし・やすあき) 略歴
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/26617/129/26617-129-4403a3412b5a70661acab2fcc7bd037f-1500x2000.jpg ]

写真:ヨシダミナコ

1979年、大阪府生まれ。大阪府在住。2001年、筑波大学芸術専門学群美術専攻卒業。2004年、京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2011年度ポーラ美術振興財団在外研修員(イギリス)。
近年の主な個展に、「Permeating Landscape」Bellagio Gallery of Fine Art(ラスベガス、アメリカ、2019年)、「reverse of volume」Weber State University, Kimball Visual Arts Center, Mary Elizabeth Dee Shaw Gallery(オグデン、アメリカ、2019年)、「Hidden Landscapes: Yasuaki Onishi」COCONINO Center for the Arts(フラッグスタッフ、アメリカ、2018年)など。
主なグループ展に、「Taoyuan Land Art Festival」Longtan Sports Park(桃園、台湾、2023年)、「SCHLOSSMEDIALE」Schloss Werdenberg(グラープス、スイス、2023年)、「境界を縁どる―石、呼吸、埋立地」福岡アジア美術館(福岡、2022年)、「ART OSAKA 2022 Expanded」クリエイティブセンター大阪(大阪、2022年)などがある。

■展覧会概要
HIRAKU Project Vol. 15「大西康明 境の石」
会期:2023年12月16日(土)-2024年5月19日(日) 会期中無休
会場:ポーラ美術館1F アトリウム ギャラリー
観覧料:無料
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
協力:福田金属箔粉工業株式会社、アートコートギャラリー
展覧会特設サイト:https://www.polamuseum.or.jp/sp/hiraku-project-15/

■同時開催
「モダン・タイムス・イン・パリ 1925―機械時代のアートとデザイン」※別途入館料が必要です
会期:2023年12月16日(土)-2024年5月19日(日) 会期中無休
会場:ポーラ美術館 展示室1、2
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
後援:フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

■ポーラ美術館について
2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心とした、国内屈指のコレクションを核とする展覧会を開催する一方で、現代美術の第一線で活躍する国際的な作家たちの作品も展示し、同時代の表現へと展望を拡げている。富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした森の遊歩道では四季折々の豊かな自然を楽しめる。

開館時間午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日展覧会の会期中は無休。
※2023年12月4日(月)-12日(火)展示替え休館、12月13日(水)-15日(金)常設展示室のみ開館
所在地神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285 
TEL0460-84-2111
入館料:大人¥1,800/シニア割引(65歳以上)¥1,600/大学・高校生¥1,300/中学生以下無料/障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1名まで)¥1,000
※すべて税込 団体割引あり
公式Webサイト:https://www.polamuseum.or.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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