プレスリリース
株式会社RevComm(レブコム、本社:東京都渋谷区、代表取締役:會田武史)は、国立大学法人 筑波大学 (研究代表者: システム情報系山田武志准教授)と、2020年5月より音声感情認識に関する共同研究を実施しています。このたびその成果の一つとして、音声感情認識に関する論文が、アジア太平洋地域における信号処理ならびに情報処理に関する国際会議「APSIPA ASC 2022」にて採択されました。
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APSIPA ASCとは
「APSIPA(Asia-Pacific Signal and Information Processing Association)」は、アジア太平洋地域で信号処理ならびに情報処理における、幅広い研究および教育活動を促進するための協会です。国際会議である「APSIPA ASC」では、信号処理、情報技術、通信の研究と教育を促進することを目的として、様々な分野の研究者や技術者、学生が集まり、最先端の研究発表が行われます。
なお、採択された論文は11月7〜10日にタイのチェンマイで開催される「APSIPA ASC 2022」にて発表を行います。
論文内容
筑波大学との共同研究の成果として、筑波大学の山田武志准教授、大学院生Jennifer Santoso、学群生関口麟太郎及び、早稲田大学の牧野昭二教授、レブコム リサーチディレクターの橋本泰一、シニアリサーチエンジニアの石塚賢吉が、音声感情認識に関する論文「Speech Emotion Recognition Based on the Reconstruction of Acoustic and Text Features in Latent Space」を「APSIPA ASC 2022」に投稿し、採択されました。
これまでに、感情が露わな発話とそうではない発話の量の不均衡具合に着目し、機械学習を用いた異常検知アルゴリズムを音声感情認識に応用する手法を提案しました。この手法を発展させ、音響情報と言語情報の潜在空間からさまざまな感情を再構成して判定する手法を提案し、その実験結果により、77.8%の感情認識の精度を達成しました。
今後は、提案した手法を弊社プロダクトに組み込んで音声感情認識器の精度を高め、顧客の感情の可視化や、顧客の不満を示す対話の抽出と解析などへの応用に取り組みます。
レブコムはAI技術領域にイノベーションをもたらし、コミュニケーションをより豊かにしていくことを目指しています。そのために、今後も音声・言語・画像の領域に関わる研究開発を推進し、国内外への学術的貢献や製品・サービスのAI技術の深化を積極的に行います。
このたび採択された論文
Speech Emotion Recognition Based on the Reconstruction of Acoustic and Text Features in Latent Space
Jennifer Santoso¹ , Rintaro Sekiguchi¹, Takeshi Yamada¹ ,
Kenkichi Ishizuka², Taiichi Hashimoto² ,
Shoji Makino³,
¹ University of Tsukuba, Japan
² RevComm, Inc., Japan
³ Waseda University, Japan
株式会社RevComm 会社概要
「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」という理念のもと、音声技術とAIにより、コミュニケーション課題を解決する企業です。
音声解析AI電話「MiiTel」は、インサイドセールス市場を中心に、営業やコールセンター業務におけるトークの可視化とセルフコーチング、リモートワーク体制構築にご活用いただいています。また、オンライン商談ツール「MiiTel for Zoom」は、複数人でのオンライン商談の解析や振り返りが可能となり、営業の成約率を飛躍させます。
これまで、Google for Startups Acceleratorの採択をはじめ、B-Dash CampやTechCrunchによる様々な大会で優勝、入賞しているほか、Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング 2021」、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」にも選出されています。
・企業名 :株式会社RevComm
・所在地 : 150-0002東京都渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル7階
・代表者 : 會田 武史
・事業内容 :AI × 音声のソフトウェア・データベースの開発
・企業サイト:https://www.revcomm.co.jp/
本文中に記載されている会社名、製品名は、当社の登録商標または商標です。
プレスリリース提供:PR TIMES