プレスリリース
マイナンバーカードを活用した認証や、身元確認が無料に、xID APIの認証認可・本人確認APIの無償提供を開始
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マイナンバーカードやデジタルIDを活用した課題解決・新規事業創出を総合的に支援するGovtechスタートアップ、xID(クロスアイディ)株式会社(本社:東京都千代田区、CEO 日下 光 以下xID) は、マイナンバーカードのさらなる活用事例創出のため、認証認可および本人確認APIの一部無償提供を開始することをお知らせします。
マイナンバーカード活用促進のためのAPI無償提供
このたび、xIDは新規契約案件を対象に「xID API」(※)の主要機能である「認証認可API」と「本人確認API(4情報取得)」を無償で提供することを決定いたしました。この施策により、各種サービスにおけるマイナンバーカードを活用したソリューションの導入障壁を大幅に低減し、より幅広い分野での活用を促進します。
「xID API」との連携により、サービス提供者は高度な信頼性を持つ本人確認手段を容易に実装できるようになります。これにより、なりすましや複数アカウントによる不正利用などのリスクを効果的に軽減し、より安全で信頼性の高いサービス提供が可能となります。
■無償提供開始日:2024年8月1日以降のご契約案件
■対象となるAPI: 認証認可API ・本人確認API(基本4情報取得)
認証認可API
- 多要素認証でなりすましや、セキュリティリスクを低減しセキュアなログインを実現します- ドキュメントは以下から確認が可能です https://document.x-id.me/introduction/authorization
本人確認API
- 本人のマイナンバーカードから取得した基本4情報(名前・性別・生年月日・住所)を提供します- ドキュメントは以下から確認が可能です https://document.x-id.me/introduction/verification
※無償提供は新規案件における上記APIの料金が対象となります
※ご利用いただくサービスによっては無償提供の適用外になる場合もございますので、ご了承ください
利用プラン・APIの詳細については、下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
https://xid.inc/contact-us
無償提供の背景
xIDは、マイナンバーカード交付率がまだ10%台前半だった2020年4月からマイナンバーカードと連携した「xID API」の提供をはじめました。当時は、「利活用」以前にマイナンバーカードが「普及」するかどうかが主な論点でしたが、マイナンバーカード及びデジタルIDの必要性と将来性を信じるパートナー企業・自治体と共に先行事例を生み出し続けて参りました。
2024年8月現在、マイナンバーカードの交付枚数累計は1億万枚を超え、保有率でも人口の約75%に達しました。これらの数字からもマイナンバーカードが国民の大半に「普及した」ことが見て取れ、今後はより一層利用場面を拡大し、マイナンバーカードの利便性を国民・住民に体験してもらうことが必要と考えます。
そこで、xIDは認証認可及び本人確認APIを無償化することで、より活用しやすくすることに加え、これまでパートナー企業・自治体と培ってきたマイナンバーカードの活用事例や、それに伴う付加価値創出、実装時の課題解決など認証の周辺価値の提供が一層重要と考えるに至りました。
「xID API」の特徴
「xID API」は、誰でも簡単にマイナンバーカードを活用したオンライン本人確認や認証・電子署名が実装できるID基盤です。 xIDのAPIソリューションを活用することで、面倒な手続きなしにマイナンバーカードの公的個人認証の仕組みを導入したり、OpenID Connect等の国際標準仕様に準拠した認証・認可機能の実装が可能になります。
xIDAPIドキュメントの公開ページ
https://document.x-id.me/intro
<主な特徴>
正確な基本4情報の受け取り マイナンバーカードから取得された正確な基本4情報(名前・生年月日・性別・住所)にxIDユーザーの認可に基づきアクセス。利用者に自己情報を手入力させる手間や誤入力・不正入力を防ぎ、顧客体験を改善できます。
身分証撮影・目視確認も不要なeKYC
身分証の写真撮影も、画像データの保管もいらない改正犯罪収益移転防止法第6条1項のワに準拠にした最も安全かつ確実なオンライン本人確認を実現できます。
電子署名法準拠の当事者型電子署名
マイナンバーカードの公的個人認証により生成したxID電子証明書で当事者型の電子署名ができます。なりすましや不正取引・承認を防止。ワークフローに組み込んで決裁承認の証跡確認にも利用できます。
パスワードレス認証
ユーザーのスマホ端末をマイナンバーカードで認証することでパスワードレス認証ためのセキュアな認証器に。多要素認証でなりすましや、リスト型攻撃対策のセキュリティリスクを低減します。
マイナンバー提出要求
本人確認がされた「xIDアプリ」から安全かつ確実に当人のマイナンバーの提供を受けることができるAPIです。公開鍵暗号の仕組みを使い、利用者から事業者にエンドツーエンドで暗号化された状態でマイナンバーが提供されます。
今後の展開について
マイナンバーカードを活用する手法の選択肢が増えていく中で、今後サービス設計の負担や、複数のIdPを個別に実装するなど、開発実装にかかる事業者の負担増や、要件定義などの複雑化が想定されます。今後当社では、そうしたマイナンバーカードを活用したサービス開発を行う民間事業者の負担を減らせるソリューションの提供も検討しています。
『xID』を通して、マイナンバーカードをスマートに利活用できる社会の実現に向けたユースケースが拡大することを期待しております。
「xIDアプリ」について
「xIDアプリ」は、マイナンバーカードをかざして本人確認することで無料で使えるデジタルIDアプリです。オンライン本人確認や対面でのデジタル本人確認に利用したり、ID一つで便利な官民の連携サービスに簡単・安全にアクセスできます。現在、全国すべての自治体のオンライン引越し手続き(引越しワンストップサービス)でもご利用いただけます。
サービスサイト:https://xid.inc/application/
「xID」の作成手順紹介動画:https://youtu.be/mYx8FQ6WLgY
xID for Developers「xID API」について
誰でも簡単にマイナンバーカードを活用したオンライン本人確認や認証・電子署名が実装できるID基盤です。「xID API」を活用することで、面倒な手続きなしにマイナンバーカードの公的個人認証の仕組みを導入したり、OpenID Connect/OAuth2.0に準拠した認証・認可機能の実装が可能になります。認証/認可・電子署名・E2E暗号化によるマイナンバーの受け取りなど、実装するサービスの利用用途に合わせてAPIをご利用いただけます。また、アプリ開発事業者向けの「xID SDK」も提供しており、ユースケースに応じて自社アプリへJPKIを組み込める「xID SDK」と、外部アプリによりJPKIを利用する「xIDアプリ/API」を選んで利用可能です。
サービスサイト:https://xid.inc/dev/
「SmartPOST」について
「SmartPOST(スマートポスト)」は、自治体郵送業務の課題を解決するデジタル郵便サービスです。マイナンバーカードを活用した、確実に住民本人に届くデジタル郵便受けと、自治体向けデジタル郵便(通知)管理サービスを提供し、住民は自治体からの自分や家族向けの通知物をいつでも・どこでもスマホ上の専用デジタル郵便受けで受け取ることが可能になります。また、自治体は、既存の郵送業務フローを大きく変更することなく、紙とデジタルの送り分けが可能になり、郵送コスト削減にもつながります。
サービスサイト:https://xid.inc/smartpost/
xID株式会社について
xID(クロスアイディ)は、マイナンバーカード・デジタルIDを活用した自治体や企業の課題解決・新規事業創出を総合的に支援するGovtechスタートアップです。 官民双方で信頼される中立的なデジタルIDソリューションとして、これまで不可能だった企業間や官民の壁を超えた、“信頼あるデータの利活用“をスムーズにし、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会、Society5.0を実現していきます。
xID社コーポレートサイト:https://xid.inc/
xID採用ページ:https://recruit.xid.inc/
xID blog:https://blog.xid.inc/
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