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三浦工業株式会社

【三浦工業株式会社】三浦工業×神戸製鋼所 舶用バイナリー発電システムに関する技術ライセンス契約締結のお知らせ

(PR TIMES) 2022年07月12日(火)13時15分配信 PR TIMES


[画像1: https://prtimes.jp/i/28191/127/resize/d28191-127-ab81e3b3f2aedf1787c0-0.jpg ]


 三浦工業株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役:宮内大介、以下「三浦工業)と、株式会社神戸製鋼所(本社:神戸市中央区、代表取締役社長:山口貢、以下「神戸製鋼」)は、船舶向けに搭載する舶用バイナリー発電(※1)システム(以下、「舶用バイナリー発電」)の技術ライセンス契約(開発・製造・販売)を2022年7月4日に締結しましたので、お知らせいたします。これにより、ライセンスを受けた三浦工業は舶用バイナリー発電について、2025年ごろの販売開始を目指します。

 船舶業界では、GHG排出削減や更なる環境規制の強化により、油燃料からLNGへシフトしつつ、2030年以降はCO2排出量ゼロを目指した新燃料転換が進む中で、三浦工業では船舶ボイラを中心に新燃料対応製品の開発を進めています。新燃料に転換することでCO2排出量の削減・ゼロ化は進む一方で、船のエネルギー事情も変化し、更なる省エネ要求(燃料の削減等)も高まっています。

両社は共同開発にて主機エンジンに供給する高温の過給機(※2)からの排熱を利用した舶用バイナリー発電の実船搭載での海上試験を2017年に実施(※3)しました。また、神戸製鋼にてこれを含む計4隻の長期実船運用試験を行い、実際の運用における性能や耐久性において確認を行ってきました。

船内には過給機からの排熱以外に主機エンジンの排ガス、余剰蒸気等未利用の熱が存在します。これらの排気熱量は主機エンジンの負荷により変動しますが、低負荷から高負荷まで幅広いレンジで安定発電できる神戸製鋼製のスクリュー式バイナリー発電機の特長を活かし、三浦工業にて複数熱源を利用した新しい舶用バイナリー発電およびユニット複数台システムの開発も進めることで、主機エンジン低中負荷領域での発電量アップによる使用燃料削減、大型主機エンジン船にも対応を拡大し、更なる省エネ・CO2削減に貢献していきます。

なお、舶用バイナリー発電に使用される膨張機については、コベルコ・コンプレッサ株式会社から供給を受けます。

三浦工業は、舶用機器メーカとして舶用補助ボイラ、焼却炉、造水装置、バラスト水処理装置等の事業化を進めてきました。これまでの経験と強みを活かし、舶用バイナリー発電のラインアップとともに、船のトータルソリューション提案およびアフターサービスの強化を進めてまいります。

※1. バイナリー発電
加熱源により沸点の低い媒体を加熱・蒸発させてその蒸気でタービンを回す方式です。
加熱源系統と媒体系統の二つの熱サイクルを利用して発電することから、バイナリー
サイクル(Binary -Cycle)発電と呼ばれています。

※2. 過給機
ターボチャージャー。エンジンに送るガスを増速し、密度を上げるものです。

※3. 2017年3月28日弊社ニュースリリース
https://www.miuraz.co.jp/news/newsrelease/2017/843.php

[画像2: https://prtimes.jp/i/28191/127/resize/d28191-127-298b6e517170956d9953-1.jpg ]

                                              以上



プレスリリース提供:PR TIMES

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