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JOYL(ジェイオイル)

2030年度「プラスチック廃棄ゼロ」目標策定

(PR TIMES) 2022年05月30日(月)12時45分配信 PR TIMES

紙パックを採用した環境配慮商品を軸に脱プラ加速

株式会社J-オイルミルズ(東京都中央区、代表取締役社長:佐藤 達也 以下当社)は、2030年度までにプラスチックの廃棄量をゼロにする目標(※1)を策定しました。プラスチックの使用量を必要最小限に抑え、再生技術の導入・拡大や、企業間連携による再生技術開発の取り組みにより、目標の着実な達成を目指します。

目標策定の経緯

当社は2021 年、プラスチックの廃棄量を2030年までに2000年度比で25%削減する目標を定め、達成に向けさまざまな取り組みを実施してきました。今年4月にはプラスチックに係る資源循環促進等に関する法律が施行されており、当社は海の環境汚染や気候変動の原因となるプラスチックごみの削減に向けてこれまで以上に取り組みを進めるため、目標を上方修正しました。


これまでの取り組み

脱プラスチックに向け、これまでは主に容器・包装の軽量化を通じて取り組みを進めてきました。家庭用の代表的な製品JOYL「AJINOMOTO さらさら(R)キャノーラ油」などに使用されている「1000gエコボトル」では容器を2002年比で26%軽量化するなど、各容器のプラスチック使用量を段階的に削減しています。2018年には「容器包装に関する指針」を定め、次世代型の素材や容器の開発を通じて地球環境により配慮した企業活動を推進していくことを掲げました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/38494/125/resize/d38494-125-b40cfc902b4bfca38e62-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/38494/125/resize/d38494-125-37ff16ce8ca644c75dcc-1.png ]



目標達成に向けた取り組み


「プラスチック廃棄ゼロ」達成に向けた重点施策の一つが環境配慮型商品「スマートグリーンパック(SGP)」シリーズの拡充です。同シリーズは油脂商品では珍しい紙パックを用いており、従来の同容量帯容器と比較してプラスチック使用量が60%以上少なく、CO2排出量を26%以上削減すると推計されています(当社計算)。2021年8月にキャノーラ油とごま油の2油種を先行発売し、今年3月にはエクストラバージンオリーブオイル、こめ油、大豆油の3油種を追加しました。生活者からは「容器の処分が楽」「プラスチックごみを減らせる」、流通・小売関係者からもさまざまなご好評の声をいただいており、今後は既存の油脂製品をSGPに順次切り替えていくことも視野に入れています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/38494/125/resize/d38494-125-faacca7daebaaaa1281b-2.png ]

また石油由来の原料削減策としてバイオマス樹脂の採用も進めています。2019年には蒸着バリア技術を使ったパウチ容器にてバイオマス樹脂を採用しエコマークを取得しました。また2021年9月には「ラーマ(R)バター好きのためのマーガリン」と「ラーマ(R)お菓子作りのためのマーガリン」にてバイオマス樹脂を約10%使用した容器を採用しました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/38494/125/resize/d38494-125-081aeca5ed7e32312dd3-3.png ]

さらにボトル用ラベルに使うインキについて、バイオマス原料を用いたインキの採用も順次進めています。

このほか、廃プラスチックの再利用や再生樹脂の活用をはじめ、企業間連携により再生技術開発を進めることなどを通じて環境に配慮した製品の開発・販売に取り組み、プラスチック使用・廃棄量を段階的に減らしてまいります。

国のまとめ(※2)によると、国内では年間約900万トンのプラスチックが排出され、このうち食品容器などに使う「包装・容器等/コンテナ類」は約400万トンを占めるとされています。河川などから海に流れ込んだプラスチックごみは長期間残り続けるため、地球規模での海洋汚染や生態系への影響が懸念されており、対策は喫緊の課題になっています。

当社グループはSDGs(持続可能な開発目標)の目標達成に向けた取り組みを推進し、「環境負荷の抑制」をマテリアリティ(重要課題)の一つに位置付けました。毎年5月30日は「ごみゼロの日」、6月は環境月間であり、一層の社内意識向上を図っているところです。今後も当社グループはプラスチック廃棄ゼロに向けた取り組みを進めるだけでなく、プラスチック廃棄物やごみ容積の問題、地球温暖化、環境汚染等、諸課題の解決に貢献し、食品メーカーの責務として、SDGsの目標「12 つくる責任、つかう責任」「13 気候変動に具体的な対策を」「14 海の豊かさを守ろう」の達成にも寄与してまいります。

(※1)プラスチック廃棄ゼロは、リサイクルされずに廃棄されるプラスチックごみを出さないことを意味しています。
(※2)農林水産省「食品産業におけるプラスチック資源循環をめぐる事情」(2018年10月公表)
https://www.maff.go.jp/j/plastic/attach/pdf/pura_kaigi-3.pdf



プレスリリース提供:PR TIMES

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