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株式会社イースト・プレス

初恋の人がフェミニストに!? 韓国でドラマ化・映画化決定の話題作『僕の狂ったフェミ彼女』の邦訳が刊行

(PR TIMES) 2022年03月12日(土)03時40分配信 PR TIMES

愛も権利も譲れない あなたのための物語。

主人公「僕」の視点で描かれる、フェミニストの彼女の姿。
そこには、今を生きる私たちの「現実」が詰まっている――。
[画像: https://prtimes.jp/i/65025/124/resize/d65025-124-2a9404324664370607ac-0.jpg ]


発売前からSNSで話題の『僕の狂ったフェミ彼女』(ミン・ジヒョン著、加藤慧訳)が、3月17日に刊行される。

本国では「『猟奇的な彼女』のフェミニストバージョン」といわれ、台湾版刊行時には「キム・ジヨンが結婚前にこの小説を読んでいたら人生が変わっていたかも」とキャッチコピーがつけられた、今をいきる、あなたのための物語。
#MeToo運動の広がり、『82年生まれ、キム・ジヨン』のヒットを経て、本作が日本社会に投げかけるものとは?


あらすじ

就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。
そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し3年目を迎えた「僕」ことスンジュン。周囲はほとんど結婚して、「まだ独身なの?」とからかわれることも多い。結婚する女性を選ぶだけなのに、なかなか結婚への意欲がわかない。そんなある日、初恋の彼女と出くわした! 心がまた動き出す……ところが、彼女はこともあろうにフェミニストになっていた!


「僕」が語る「彼女」の姿

本作の主人公スンジュンは男性で、30歳を目前に家族に結婚を急かされながら、初恋の人を引きずっている。
そんなスンジュンの一人称の語りで本書は書かれている。
翻訳者の加藤氏は、この手法について以下のように語っている。

「普通の」韓国人男性である主人公の一人称視点で、フェミニストになった初恋の人との再会を描くことで、ジェンダー・イシューがどのように恋愛の妨げになるのかを赤裸々に風刺しています。主人公たちの恋愛模様を通して、韓国の若者の恋愛、性、愛、結婚に対する葛藤をリアルに描き出しています。

ジェンダーギャップ指数120位(156か国中。2021年3月、WEF)の日本でも、本作で描かれるあらゆるジェンダーをめぐるできごとは、リアリティあるものとして映るだろう。


「世の中が私をフェミニストにするんだよ」

本書で「彼女」が発する言葉はどれも痛快だ。
実際にこんな風にあのとき反論出来たらどんなに良かったろう、あのときのモヤモヤはこんな風に言えなかったからかもしれない――。
本書を読まれる方には、そんな思いを抱かれることもあるかもしれない。
はらだ有彩さんは、こんな推薦コメントを寄せてくださった。

デートが最悪なのは私が「狂ってる」せい?
私は私でいない方がいいのだろうか?
そう悩んでいる「彼女」へ

本作の中で、彼女の名前は語られない。
それは、彼女が私たちの誰でも有り得て、彼女が直面する問題が他人事ではない普遍的なものであるからだ。
この本が、現在進行形で抑圧に苦しむたくさんの「彼女」たちの救いになることを願うばかりだ。


「まずはたくさん話をしてみようよ」

モデルや俳優として活躍されている太田莉菜さんが寄せてくださったのは、こんなコメントだ。

私たちにはたくさん知らないことがある。
完璧じゃないし、怖いけど。
今を生き抜くために、お互いを知るために、まずはたくさん話をしてみようよ。

ジェンダー平等が掲げられる一方で、未だ埋まらぬ溝、そして大きな揺り戻し(バックラッシュ)。
でも、男女間が分断しないように、対話をしてほしい――。
本書の著者のミン・ジヒョンさんは、この小説の中に私たちが話し合うべき内容を盛り込んだのだそう。
翻訳者の加藤氏はこう語る。

愛を大切に考える著者だからこそ書けたに違いないこの小説には、男女が同じ人間として対等に尊重し合い、ともに生きられる未来へのヒントが詰まっていると思います。


書誌情報

『僕の狂ったフェミ彼女』
ミン・ジヒョン著
加藤慧訳

定価1,760円(本体1,600円+税10%)
ISBN:9784781620633
発売日:2022年3月17日

プレスリリース提供:PR TIMES

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