プレスリリース
フリーターからの就職活動で役立った資格に関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、フリーターから資格を活かして就職した212人を対象に「就職活動で役立った資格に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://media.bizhits.co.jp/archives/20602 )
フリーターから正社員での就職を目指すとき、「何か資格を取得したほうがいいのかな」と考える人も多いのではないでしょうか。
資格をとれば、実務未経験でもスキルを証明できたり、熱意のアピールになったりします。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://media.bizhits.co.jp/ )は、フリーターから資格を活かして就職した212人に「就職活動で役立った資格」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:フリーターから資格を活かして就職した経験がある方
調査日:2021年10月7日〜28日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:212人(女性118人/男性94人)
調査結果サマリー
・フリーターに聞いた就職活動時に役立った資格1位は「簿記」
・資格を取るための勉強法は「独学」が3割強
フリーターに聞いた就職活動時に役立った資格1位は「簿記」
フリーターから資格を活かして就職した経験がある212人に「就職に役立った資格は?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
上位8位までを紹介します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41309/124/resize/d41309-124-a0e311309a06a7e1e324-0.png ]
多くの資格が挙げられた中、1位になったのは「簿記」です。
2位以下は差が開いて「医療事務」「介護職員初任者研修」と続きます。
1位の「簿記」をはじめ、「MOS(Microsoft
Office Specialist)」「TOEIC」など、業種を問わず評価されやすい資格が多くランクインしていますね。
ではそれぞれの資格が役立った理由について、具体的な回答をもとに紹介します。
【1位 簿記】
・経理職の応募資格で「実務経験がなくても2級を取得していれば可」という企業が多かったから(女性、就職時29歳)
・経理関係の仕事に就けたから(女性、就職時33歳)
・会計事務所の求人に応募するための必須資格だったから(男性、就職時41歳)
「応募するための必須資格だった」「仕事探しで有利になれた」といった声が寄せられています。
「事務職でアピールでき、反応も良かった」「未経験でも簿記の資格があるという理由で採用された」という人も。
「簿記2級以上」という条件をつけている会社もありますが、「3級でも有利になった」という回答も複数ありました。
【同率2位 医療事務】
・必須ではなかったが、やる気を買われて採用が決まりました(女性、就職時25歳)
・受付事務だけではなく、請求事務もできる人を募集していたからです(女性、就職時27歳)
・求人募集の必須資格だったから(女性、就職時36歳)
「応募に必須だった」「資格があると優遇された」という回答が寄せられました。
「資格スクールで医療事務の資格を取ると、就職先を紹介してくれるシステムだったから」という人も。
「経験者優遇の求人が多いなか、未経験からの応募だったので資格は必須と思い取得しました」という体験談もありました。
【同率2位 介護職員初任者研修】
・持っていればある程度専門性があると思ってもらえるから(女性、就職時20歳)
・応募求人の必須資格だったから(女性、就職時25歳)
・持っている人を優先採用だったから(男性、就職時33歳)
「介護の仕事に応募するには必須だった」「必須ではないが優先的に採用されるから」といった回答が寄せられました。
資格を取ったことにより「姿勢が評価され、人間関係構築に役立ちました」という人も。
介護関係の資格では「ケアマネージャー(介護支援専門員)」「介護職員実務者研修」を挙げた人もいました。
【同率4位 調理師免許】
・求人応募の必須資格であったから(男性、就職時24歳)
・新規オープンするイタリア料理店の店長として採用された(女性、就職時26歳)
・信頼度が高くなったから(男性、就職時32歳)
調理師免許は料理人として働くにあたって必須ではありませんが、職場によっては「応募の必須資格だった」という場合も。
「免許があったので優遇された」「手当が出た」という人もいます。
飲食関連では「ソムリエ」「野菜ソムリエ」という回答もありました。
【同率4位 MOS】
・勉強への熱意を評価してもらえた(女性、就職時22歳)
・実務経験はなかったが、パソコンが使える証明になった(女性、就職時24歳)
・関数が入ったエクセル必須だったので(女性、就職時53歳)
MOS(Microsoft
Office Specialist)は、WordやExcelなどの利用スキルを客観的に証明できる資格です。
「応募に有利になった」「仕事に活かせるというアピールができた」という回答が寄せられています。
OA関係の資格では「ワープロ検定(3人)」なども挙がりました。
【同率6位 宅建】
・資格があると就職に有利だったから(女性、就職時25歳)
・不動産業界は求人数が多かったから(女性、就職時26歳)
・不動産業界ではこの資格があると厚遇されるから(男性、就職時28歳)
不動産取引にあたり「重要事項」の説明ができるのは宅地建物取引士だけなので、不動産業界ではニーズの高い資格です。
実際に「不動産業では有利」「不動産業界に入る時に好印象だったため」などの回答が寄せられています。
応募の必須資格にしている会社もあるようです。
【同率6位 TOEIC】
・資格を持っていることで、英会話・英訳ができる証明になって役に立った(女性、就職時24歳)
・派遣社員としての時給がぐっと上がった(女性、就職時30歳)
・英語を用いる仕事だったため(男性、就職時40歳)
「外国人客を相手とする仕事だったので、英会話力が求められていました」「海外での仕事だったので」などの回答が寄せられています。
「TOEICスコアが応募に必須だった」という人も。
語学系の資格としては他に「英検(3人)」「中国語検定(3人)」も入りました。
【同率8位 危険物取扱者】
・給油所で管理者になれるから(男性、就職時18歳)
・ガソリンスタンドで働く際に資格手当がつきました(男性、就職時30歳)
危険物取扱者は、石油や薬品などの「危険物」を取り扱ったり、管理・点検したりするための資格です。
危険物取扱者の資格はいくつかの種類にわかれており、回答が多く寄せられたのはガソリンスタンドやビル管理で役立つ「乙種第4類(乙4)」。
「応募の必須資格だった」という人もいました。
【同率8位 介護福祉士】
・介護福祉士であれば他の人より時給が100円高かった(男性、就職時30歳)
・求人の応募条件として有利だったから(男性、就職時38歳)
「必須資格だった」「介護職としての就職に有利だった」などの回答が寄せられました。
「介護の現場では有資格を求める傾向がある」という意見もありました。
【同率8位 普通運転免許】
・営業職の必須資格だったから(男性、就職時22歳)
・中古車販売店で必要だったから(男性、就職時25歳)
「運転免許が必須だった」という回答が目立ちました。
運転免許があれば仕事の幅が広がりそうですね。
「大型免許が役立った」という人も2人いました。
【同率8位 フォークリフト】
・資格手当がもらえたから(男性、就職時23歳)
・フォークリフトに乗れば仕事の幅が広がったからです(男性、就職時27歳)
「物流の現場で資格が活かせる」「即戦力になれた」などの回答が寄せられています。
物流現場で活かせて、比較的短期間・低コストで取得できる資格なので、物流・倉庫業での就職を目指す人にはオススメです。
資格を取るための勉強法は「独学」が3割強
続いて「資格取得のための勉強法は?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
上位5位までを紹介します。
[画像2: https://prtimes.jp/i/41309/124/resize/d41309-124-bb33264a08280618b5bc-1.png ]
ダントツで1位になったのは「独学」で、全体の3割強を占めました。
2位以下は「資格・語学スクール」「専門学校」と続きます。
6位以下には「職業訓練」などが入りました。
ではそれぞれの勉強法を選んだ理由について、具体的な回答をもとに紹介します。
【1位 独学】
・試験の難易度的に独学で大丈夫だと思ったから(女性、就職時26歳、危険物取扱者)
・仕事をしながらスクールに通うことが難しかったので、独学で勉強しました(女性、就職時29歳、簿記2級)
・その時はお金がなかったため(男性、就職時32歳、行政書士)
独学の理由は「お金がない」「スクールに通う時間がない」「独学でも合格できると思った」など。
「自分のペースで勉強する方が合っている」という人も。
独学の方法としては「過去問を解く」「書店で参考書を購入」などが挙がりました。
【2位 資格・語学スクール】
・独学では何をするべきかわからず、確実な方法だったため(女性、就職時22歳、MOS)
・短期集中で資格を取得したかったからです(男性、就職時26歳、簿記2級)
・独学では難しいと思ったし、スクールに通えば卒業後の就職に繋がると思ったから(女性、就職時27歳、ディスプレイコーディネーター)
「独学では難しいと思った」「通学することで勉強のペースを保てるから」「ハローワークの紹介で、通常より安かったから」などの回答が寄せられました。
「ひとりだとモチベーションが続かない」という人も。
資格取得後に就職先を紹介してくれるスクールなら、資格を活かせる就職に繋がりやすいというメリットもあります。
【3位 専門学校】
・学校へ行かないと取れない資格だった(女性、就職時21歳、歯科衛生士)
・資格取得の近道だと思ったため(女性、就職時29歳、ピアノ調律師)
・働きながらでも専門学校へ通学できたから(男性、就職時32歳、柔道整復師)
専門学校に通った理由としては「専門学校に通わないと取得できない資格だから」「一人では勉強を進められなかった」「専門学校に通うのが早いと思った」などが挙がりました。
また「親が『この業界の専門学校なら学費と負担する』と言ったので」という人も。
「日中はアルバイトをしていたため、夜間の学校に通った」という体験談もありました。
【4位 通信講座】
・料金もそんなにかからないし自宅でできたから(女性、就職時22歳、登録販売者)
・他の仕事をしながらだったため、時間の自由がきく方法を選びました(男性、就職時35歳、宅建士)
・自分のペースで勉強できるから(男性、就職時41歳、FP)
「スクールに通うより安い」「添削サービスが利用できる」「自宅で勉強できる」などの回答が寄せられました。
「スクールに通う時間がなかったから」「自宅近くに学校がなかったから」という意見も。
「スマホによる映像講義が主だったので、いつでもどこでも学習できると思ったから」という人もいました。
【5位 高校・大学で取得】
・一番の近道であり、確実だから(男性、就職時27歳、社会福祉主事任用資格)
・自力で取るのは無理なため(女性、就職時28歳、図書館司書)
・短大。看護師の資格を取るには学校に通うのが必須なので(女性、就職時33歳、看護師)
「時間はかかるけれど一番楽な道」「確実」「学校卒業が資格取得の条件だから」などの回答が寄せられました。
「通信制の大学に通った」という体験談もありました。
まとめ
フリーターから資格を活かして就職した経験がある男女212人にアンケートを実施したところ、「就職時に役立った資格」第1位は「簿記」でした。
簿記については「選考でアピールになるのは2級以上」と言われることもありますが、実際には「3級でも有利になった」という体験談もありました。
「資格取得のための勉強方法」第1位は「独学」。
独学で勉強した理由は「アルバイトをしながらだと、独学がやりやすかった」「安上がりだから」などでした。
資格を取得すると自信がつきますし、熱意や真面目さのアピールにもなります。
気になる資格があれば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
この記事が「就職に向けて資格を取ろうかな」と思っている方の参考になれば幸いです。
■株式会社ビズヒッツについて
当社は、派遣・パート・アルバイト求人情報サイト「Biz Hits Work( https://work.bizhits.co.jp/ )」、ビジネスの問題解決を考えるメディア「Biz Hits( https://media.bizhits.co.jp/ )」を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
プレスリリース提供:PR TIMES