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株式会社プラネット

FromプラネットVol.177<園芸・花や緑のある生活に関する意識調査>

(PR TIMES) 2022年03月26日(土)15時40分配信 PR TIMES


[画像1: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-161319-pixta_80586286-1.jpg ]

 国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第177号として、園芸・花や緑のある生活に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータや担当者からの解説もご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。


花や緑、多くの人が好意的

 「あなたは花や緑が好きですか」という質問に対して、「好き」と回答した人は37.2%、「やや好き」は24.1%、「ふつう」は31.3%、「あまり好きではない」は4.0%、「好きではない」は3.5%でした。男女ともに年齢が上がるほど「好き」という人の割合が高い傾向にあり、「男性・70代以上」「女性・60代」「女性・70代以上」は「好き」の割合が50%を超えています。
 また、自宅に庭、ベランダ・バルコニーがあるかどうかを聞きました(図表2)。自宅にある設備と花や緑が好きかどうかの相関を見ると(図表3)、「庭がある」人と「ベランダ・バルコニーがある」人との間にはほとんど差がありません。
 一方、「庭・ベランダ・バルコニーはない」という人は、全体の割合と比べて、「好き」と回答した人は約20ポイント低く、「好きではない」と回答した人は7ポイント以上高くなっています。
 庭やベランダがなくて、自分で育てる機会がないため、そもそも花や緑との距離が遠い人が多いのかもしれません。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-fa9dc8b9146e2c39c83e-2.gif ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-00f0c23f9866ab4d47b9-3.gif ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-fbc8111dd6bf121b48a5-4.gif ]




植物を育てているのは男性のほうが多い

 自宅で植物を育てているか聞いたところ(図表4)、育てているもののトップ3は「花」(30.3%)、「観葉植物(屋内)」(27.6%)、「樹木」(26.6%)の順でした。
 「育てたことがない」という人は26.6%、「育てていたがやめた」人が15.4%でした。残りの約58%の人たちは、現在、なんらかの植物を育てているということになりますが、興味深いのは多くの項目で女性より男性の割合が高くなっていることです。トップ3のなかでは、「花」は男性が4.0ポイント、「樹木」は8.1ポイント高くなっています。また、4位の「家庭菜園(庭)」も男性が6.6ポイント高いです。
 「観葉植物(屋内)」については女性のほうが4.2ポイント高くなっていますが、特に「女性・70代以上」については51.3%と、ほかの世代と比べて10ポイント以上の差がありました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-b92a8f0c72969130b191-5.gif ]




コロナ禍以降に「初めて育てた」「再開した」が2割

 自宅での生活に花や緑を採り入れた時期を聞いたところ(図表5)、最も割合が高かったのは「コロナ禍以前(2020年2月以前)から続けている」(51.4%)でした。
 また、「コロナ禍(2020年3月)以降に初めて育てた」という人が9.7%、「中断していたが、コロナ禍(2020年3月)以降に再開した」という人が12.3%です。この2年で「初めて育てた」「再開した」人を合計すると2割を超えています。
 「育て始めるつもりはない」と回答した人の割合は若いほど高い傾向にありますが、「花や緑が好きか」という先程の質問では、高齢になるほど「好き」の割合が高くなる傾向にありました(図表1)。
 年月を経るうちに花や緑が好きになり、育ててみようと考え始めるのか、それとも、育てることがないままなのかが気になるところです。
 自宅にある設備を合わせて見ると(図表6)、「庭・ベランダ・バルコニーはない」人は、「育て始めるつもりはない」と回答した割合が49.8%(全体:23.4%)と非常に高く、「コロナ禍以前(2020年2月以前)から続けている」人の割合は15.8%(全体:51.4%)とかなり低いです。その裏返しか、「コロナ禍(2020年3月)以降に初めて育てた」「中断していたが、コロナ禍(2020年3月)以降に再開した」という割合は全体と比べて、多少高くなっています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-16e502fa097353a44a6e-6.gif ]

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花や緑を採り入れるかは本人の好みで決まる

 自宅での生活に花や緑を採り入れた理由を聞いたところ(図表7)、2割以上の人が理由として挙げたのは、割合が高い順に、「花や緑が好きだから」(37.6%)、「花や緑が美しいから」(37.1%)、「リラックスしたい、癒されたいから」(31.5%)、「季節の変化を感じたいから」(26.7%)、「心豊かな暮らしをしたいから」(23.7%)、「植物を育てるのが好きだから」(22.1%)、「野菜や果物を自分で育てて食べたかったから」(21.6%)でした。
 それらと比べると、「以前から自宅に生えているから」(13.2%)、「親や家族がやっていたから」(12.4%)、「人からもらったから」(9.6%)というように、人や環境の影響で採り入れた人は低い割合になっています。
 また、「子どもの情操教育のため」(2.9%)、「子どもが生まれたから」(1.0%)と、子どもきっかけで始める人も少なく、「人からすすめられたから」(2.3%)、「人に見られたい、見せたいから」(2.0%)と答えた人の割合も低いです。
 生活に花や緑を採り入れるかどうかは、本人の嗜好や意向が何よりも強く、周りからの影響や、人に見せたいという気持ちがきっかけになることはあまりないようです。
[画像8: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-d61fa0956425a483368c-8.gif ]




植物「向いてない」と感じるのは女性のほうが多い?

 現在、花や緑を育てていない人に対して、育てていない理由、育てるのをやめた理由を聞いたところ、「庭がない/なくなったから」(14.0%)、「部屋に置くスペースがない/なくなかったから」(14.0%)と回答した人の割合は比較的低く、空間的な制約で育てるのを断念している人はあまり多くないことがわかりました。
 理由の1位は「世話が大変だから/大変だったから」(29.3%)、2位が「知識がない/なかったから」(29.2%)と、ほぼ差がなく並んでいます。
 男女を比較したとき、最もポイント差があったのは「虫が嫌いだから」(男性:13.2%、女性:26.1%)です。「土をさわるのが嫌だから」(男性:8.3%、女性:15.6%)も女性のほうが割合が高いのですが、ほかにも「自分に向いていないから」(男性:19.4%、女性:29.4%)、「枯らしてしまったから」(男性:14.1%、女性:21.3%)という項目でも女性が男性を上回っています。育成がうまくいかなかったとき、女性のほうがストレスを感じやすいのでしょうか。
[画像9: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-c287c856e2d540e05582-9.gif ]




花や緑を育てている人を見て、どう感じる?

 「あなたが花や緑を購入した場所を教えてください」(図表9)と聞いたところ、圧倒的に多かったのが「ホームセンター」(69.6%)でした。2位と3位の「園芸専門店」(24.4%)、「花屋」(23.1%)と比べても、かなりの差があります。
 「人からもらった」という人も20.6%いますが、「花や緑を採り入れた理由」(図表7)においては、「人からもらった」と回答していた人は9.6%と低い数値でした。両者にギャップがあることから、もともと花や緑を育てている人は、もらったものを育てることがあるが、人からもらったことをきっかけに育て始める人は少ない、ということが予想されます。
 「山や野原から採ってきた」という人は4.9%とかなり低いのですが、「その他」として、食べたあとのみかんの種や野菜の根、さらにはパイナップルの茎を植えたという人もいました。
 また、 花や緑を育てている人に対してどのような印象を持つかを聞いたところ(図表10)、1位が「いい趣味だと思う」(53.8%)、2位が「優しい人だと思う」(37.5%)でした。「几帳面だと思う」(18.2%)、「おしゃれだと思う」(14.2%)「真面目だと思う」(12.5%)と感じる人もそれなりにいるため、花や緑を育てることは相手にとってポジティブな印象を与える効果があると言えるでしょう。
[画像10: https://prtimes.jp/i/30978/124/resize/d30978-124-e8779aab175f2c3129bf-10.gif ]

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好きだからこそ、枯らしてしまうとショックが大きい 

 花や緑について思うこと、感じていること、栽培していて困ったことや悩んだことを自由回答で聞いたところ、「花が好き」「部屋に緑があると癒やされる」というポジティブな声が多く寄せられました。ただ、花や緑が好きで、実際に育てている人から「水やりが難しい」「どうしても枯らしてしまう」という声も。インターネットで栽培方法など、植物に関する情報を手に入れやすくなったものの、環境の違いからか、うまくいかず悩んでいる人もいるようです。
 また、「好きだけど、自分で育てるのはちょっと……」という声もありました。始めるハードルを下げたり、世話のやり方を教えてくれたりする人が周りにいると、挑戦しやすいのかもしれません。
 また、外で栽培していて、落ち葉や虫など、近所に迷惑をかけないように気を遣っている人もいれば、逆に近所の人に迷惑をかけられたので、いい印象を持っていないという人もいました。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/30978/table/124_1_e501276e708e7aa94e6bf4600bc6872f.jpg ]


調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「園芸・花や緑のある生活」に関する意識調査を実施。
期間:2022年2月14日〜17日、インターネットで4,000人から回答を得ています。

株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/ 
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html (バックナンバーもご覧になれます)
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