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株式会社プラネット

FromプラネットVol.175<財布に関する意識調査>

(PR TIMES) 2022年02月25日(金)15時45分配信 PR TIMES


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 国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第175号として、財布に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。


高齢男性は財布を複数個持ち歩く傾向

 ここ数年で急速に進展したキャッシュレス決済。レジでお財布を出して小銭を探す…という場面は少なくなってきました。お金をめぐる環境が大きく変化するなか、外出の必需品である「財布」に対する意識も変わってきているのでしょうか。そこで今回は財布について、あれこれと調べてみました。
 まずは、【外出時に持ち歩く財布の数】をきいてみました(図表1)。その結果、「1つ」が80.1%、「複数個」17.4%と、合わせて97.5%の人が財布を持って外出していると回答。キャッシュレス化が進んだとはいえ、現金決済のみのお店もまだ多いことから、財布はやはり外出時必携のアイテムのようです。
 「1つ」が主流のなか、複数の財布を持ち歩く人の比率をみると、男性20.5%に対し女性は14.4%と男性のほうが“複数派”が多い結果になりました。男女とも年代が上がるほどに“複数派”の比率が高まる傾向があり、特に男性は50代から急増し、70代以上では3割近くに。片や女性は、70代以上でも2割にとどまり、男女間で差がみられます。また「財布は持たない」は女性が各年代で1%台前半であるのに対し、男性は2%台後半〜4%と女性より高値に。男性の場合、小銭はポケットに直接入れている人もいそうですね。
 主に利用する決済方法別では、財布の個数にあまり差がないのは意外ですね。“キャッシュレス決済がメイン”の人でも「財布は持たない」は3.2%にとどまり、“完全キャッシュレス”に移行するのは現段階では難しいのでしょう。
 【財布を複数個持ち歩く理由】もきいたところ(図表2)、「紙幣と小銭を分けたいから」が4分の3と最多となり、特に男性は88.0%と女性より31.9ポイントも高値に。「用途別にお金を分けたい」では逆に女性が26.2ポイント上回りますが、これは女性の方が家計を管理するケースが多いことを反映しているのかもしれませんね。3位の「お金とカードを分けたいから」19.6%は男女差は4.3ポイントに拮抗。“小売店のポイントカードなども増えがちなので、お金と分けて管理したい”と考えるのは男女共通のようです。

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“皮革系”素材が人気、男女間で好みの形には差

 一口に“財布”と言っても、その素材や形状、色はさまざまです。そこで、メインの財布として、どんなもの使っているかを探ってみました。まず【素材】では(図表3)、最多は43.5%の「合成皮革」、これに42.2%と僅差で「天然皮革」が続き、両者合計で85.7%と皮革系が圧倒的人気に。年代別では(図表非掲示)、若年層は「合成皮革」が優位ですが、50代以降になると「天然皮革」が上回るようになり、年齢が上がるほど“本物志向”の人が増えるのでしょう。また「合成繊維」「天然繊維」の繊維系は11.6%にとどまりました。
 財布の【形】では(図表4)、「長財布」50.0%、「2つ折り」40.4%がツートップに。性別だと、男性56.6%が「二つ折り」、女性65.2%が「長財布」と男女差が鮮明に現れました。詳しく見ると、男性は20代では両者が拮抗しているのが、年代が上がるほど「2つ折り」が優勢に。一方で女性では一貫して「長財布」が20ポイント以上上回り、年代を問わず“長財布派”が多数を占めました。また最近流行の「3つ折り」や「ミニ財布」といったコンパクト型の財布は合計で6.5%ですが、男性20代や女性30代以下とでは1割強と、男女とも若年層で一定の支持を集めました。女性は小さめのバッグを持つ人が多いことも背景にありそうですね。

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男性の半数は“黒系”を選ぶ、女性は多様な色を楽しむ

 ほぼ毎日持ち歩く財布だからこそ“色”にこだわる、という人もいるでしょう。そこで、使っている財布の【色】をたずねた結果が図表5です。スタンダードな「黒系」「茶系」がトップ2となりましたが、両者に17.4ポイントもの大差がついたのは意外ですね。「黒系」は男性で20代を除く全世代が5割超、70代以上では64.8%もの高値になりましたが、女性は全年代で3割以下にとどまりました。「茶系」は男性60代以上で3割前後の支持を集めた一方で、女性30代以下では2割を切るなど、女性は総じて低位に。「黒系」に次ぎ女性の2位は「ピンク系」で、若年層を中心に幅広い支持を集めました。「青系」も男性以上に女性が高率になるなど、全般に、男性は無難な色に集中、片や女性はさまざまな色を楽しんでいることがわかります。
 風水などで金運アップの色と言われる「緑系」「黄色系」はともに4%台、また“赤字”につながると避ける人もいる「赤系」は5.3%という結果に。言い伝えや迷信は気にせず、好きな色の財布を持つ人も少なくないようです。
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こだわるのは、“お金”より“カード”の収納力

 次に、財布を購入する際に【こだわる点】を聞いてみました(図表6)。49.8%と半数の人が挙げたのが「お金の出し入れのしやすさ」。“もたつくことなく、スムーズに会計を済ませたい”と感じる場面が多いことを反映しているのでしょう。これに、「デザイン」40.9%、「長く使える」38.6%、「色」37.8%が続きました。キャッシュレス決済の浸透を受けてか、「紙幣の収納力」「小銭の収納力」はともに2割以下となった一方で、「クレジットカードの収納力」「クレジットカード以外のカードの収納力」がともに36%台にのぼるのは興味深いところです。今や、お金よりカードの収納力を重視して財布を選ぶ時代になったのでしょうか。
 性年代別にみると、「お金の出し入れのしやすさ」は男性が40代と70代以上を除く全年代で30%台にとどまりますが、女性では年代が上がるほどに高くなり、40代以上では6割超に。「小分けのしやすさ」も同様の傾向が見られることから、壮年以上の女性は“お金の出し入れ”や“中身の整理”のしやすさを重視する傾向があるようです。また性年代別の1位をみると、男性50代以下は「長く使える」、女性30代以下では「デザイン」に。さらに女性20代では「色」が2位であることから、若年層では男性は耐久性、女性は見た目や好みを重視して財布を選ぶ傾向がある、と言えそうです。
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30代女性が最も財布にお金をかけている!?

 “毎日持ち歩くものだから、ある程度値段が張っても良いものを長く持ちたい”、はたまた“手ごろな値段のものを短いサイクルで買い替えて気分転換”…財布に対する考え方は人それぞれでしょう。こうした傾向をみる意味から、【財布にかける予算】の上限を聞いてみました(図表7)。最多は「5,000円未満」26.2%、これに「5,000円〜1万円未満」20.1%が続き、半数近くの人が「1万円未満」を上限と回答。これを男女別に見ると、男性54.8%・女性38.0%と16ポイント以上の差がありました。一方で、「5万円以上」(「5万円〜10万円未満」+「10万円以上」)と回答した人も1割超にのぼり、特に女性30代では21.6%と突出。“自分へのご褒美”でハイブランドの財布を買う人が多いのかもしれません。
 月間のお小遣い額別に見てみると、金額が大きいほどに財布の予算額も多い傾向があるのは納得がいく結果です。とはいえ、月間お小遣い額が“10万円以上”の人で「1万〜4万円台」35.7%、「5万円以上」34.8%と差がないというのも、興味深いところです。
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個性が現れる財布、“思い出の品”という側面も…

 最後に、財布へのこだわりやエピソード、思い出などを自由に書いてもらいました。革のエイジングを楽しんでいる人、財布をハンドメイドしている人など、様々な声が寄せられました。よく言われる“金運アップ術”も、黄色やゴールドといった財布の色や、“一粒万倍日”などの吉日に財布を買う・使い始める以外にも、多くのものがあるようですね。記念日や人生の節目の“定番のプレゼント”として、もらったり、あげたりすることも多い財布は、思い出がつまったアイテムでもあります。キャッシュレス化が進むと、財布を持たない日がいつか来るのかもしれませんが、“思い出の品”として愛着のある財布は大切に持ち続けることになるのでしょうね。


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調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「財布」に関する意識調査を実施。
期間:2022年1月18日〜21日、インターネットで4,000人から回答を得ています。

株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/ 
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

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