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在庫を利益に変えるクラウド『FULL KAITEN』23年上半期と比較して下半期は新規取引数7倍に

(PR TIMES) 2024年04月09日(火)12時15分配信 PR TIMES

サービスラインナップの拡充が奏功

既存在庫での売上・粗利・キャッシュフローの最大化を支援する在庫分析クラウド『FULL KAITEN』を展開するフルカイテン株式会社(本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛)は、FULL KAITENを導入する雑貨・アパレル・スポーツなどの新規取引数が2023年1月から6月と2023年7月から12月を比較し、7倍に伸長したことをお知らせします。2021年6月にリリースしたFULL KAITENバージョン3.0は大手雑貨企業やアパレル小売業、スポーツメーカーなど企業規模を問わず導入が進んでおり、今後も新規取引数は増加していく見込みです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25713/120/25713-120-ded856ed9540fb708675f8a45c6dd592-1280x670.png ]

販売戦略の転換により新規取引数は7倍


弊社は、小売業向けに独自開発のAIや統計による予測に、ドメイン知識豊富なチームによる人的支援をセットにしたクラウド「FULL KAITEN(フルカイテン)」を開発・提供しています。AIと統計を用いて、販売の機会損失と余剰在庫の発生を同時に防ぎます。
具体的には、AIによって在庫リスクを4分類に可視化し、VMDや値引き抑制など利益を最大化させる販促指示書を作成できる在庫分析や、売れる商品を売れる店舗に売れる数量配分する在庫移動、さらには店舗ごとの適正在庫の予測などを機能として提供しています。

これまで在庫課題を広範囲にカバーするソリューションを「シングルプロダクト」として提供していましたが、お客様の中には「この部分は活用したいがここは不要」のような要望をいただくケースが増えたため、以下の2つの改善を行いました。

1.「マルチプロダクト」として提供を開始
機能を切り分けソリューションとして独立させた「マルチプロダクト」として提供を開始しました。これによりお客様の限定的な課題から取り組むことで導入しやすくなりました。

2.導入後の支援をさらに進化させる
導入後に成果実感をより得やすくなるような支援に進化させたことで成果実績も増えてまいりました。これまでは「業務定着→成果創出」の順の支援でしたが、3ヶ月のトライアルで成果を体感して頂くために、「成果創出→業務定着」の順に変更しました。

導入したお客様の声 


株式会社ムラサキスポーツ様 
従来から担当者ごとに在庫の分析を行っていましたが、個人によって分析の切り口と粒度が異なり、全社の共通認識を深めたいという課題を感じていました。 

2023年の夏に、商品部が行った売価施策で成果が出ました。当時、某メーカー様から「期中なので、このタイミングになったら値下げして消化してください。」とオファーがありました。しかし、FULL KAITENで分析すると値下げしなくてもまだまだ売れるということが分かったので、商品部からメーカー様に「この商品はFULL KAITENによるとまだ定価で売れるので、値引きしないで定価で売ります。」と交渉を続けました。

結果的に理解いただくことができて、対象期間の粗利率が0.7%向上しました。取引金額の大きいお取引様なので、0.7%はかなりインパクトがありました。

FULL KAITENにより作業負担が軽減されたことでバイヤーの時間にゆとりができたため、その分、分析や情報収集、店舗への訪問などに時間を回すことができるようになったという報告を受けています。

※導入事例(https://full-kaiten.com/case-studies/9214)より一部抜粋

株式会社ダイドーフォワード様
コロナ渦の2020年度は、店舗数の減少による在庫増加、お客様の減少による値引き増加、リモートワークが増えたことによるオケージョン(式典)の減少によるコスト増加などが重なり、売上、粗利、粗利率が減り苦しい状況でした。これにより2020年と2021年に在庫が膨らんだため、改善方針として在庫の軽減や適正な仕入れ、値引き販売の圧縮などにも取り組み利益を創出することを目指しました。

経営課題を解決すべくさまざまな取り組みを行った結果、2023年4月〜9月と前年同時期の比較で粗利率が3pt上昇しました。

今までは、在庫に関する意思決定をする際に判断に迷う場面もありましたが、FULL KAITENを導入して判断が早くなったのは非常に貢献余地が大きいと感じています。

店舗に在庫の移動指示を出す際のリスト作成も8時間から4時間に短縮でき時間効率も上がりました。結果的に、在庫を移動したことで創出した売上は13%増になりました。

※導入事例(https://full-kaiten.com/case-studies/9286)より一部抜粋

株式会社ティムコ様
時間の有効活用、属人化の解消、そして何よりも全体最適化による売上アップが導入の理由でした。
これまでは初回発注分投入後のフォローは店舗任せという状況でしたから、導入直後から効果が現れ、望んでいた全体最適化への道筋を実感しました。売上上位品番はもちろん、これまで時間に追われて移動対象にできなかった中位から下位の品番にも動きが出たことでボトムアップに繋がったと思います。

導入前と比べて移動作業量が増え、当初は不満を漏らしていた店舗スタッフも、出すだけではなく入ってくることや入荷した商品がその日に売れるなど効果を実感してからは積極的に動いてくれるようになり、店間移動の重要性を理解してくれたと思います。

導入前はどちらかと言えば敗戦処理的に実施していた面倒な店間移動が、導入後は積極的な戦術に変わりつつあると感じています。将来的には、販促施策と連動した在庫移動でより大きな売上の山を作ることや商品発注の精度向上に繋がることを期待しています。

利用者の声
・在庫配分を閑散期に実施したにもかかわらず、FULL KAITEN導入前よりも多くの利益に繋げられた
・店舗の欲しいものではなく、各店で売れるものを投入できるようになった
・店舗からも「入荷した商品がすぐに販売に繋がった。」という声が挙がった

成果
・創出利益額:約3倍(※創出利益=移動によって発生した粗利額‐配送コストを除いたもの)
 FULL KAITENを導入して1か月で従来の約3倍の創出利益を創出

・創出粗利額:約3倍
 FULL KAITEN導入前と比較して、約3倍の創出利益を追加で創出

・作業時間:1/3
FULL KAITEN導入前と比較して、3倍以上の数の在庫移動を1/3の時間で実施できるようになった

※新規導入ニュース(https://full-kaiten.com/?p=9279)より一部抜粋

今後の事業計画


具体的には以下の開発を行います。

1.売価のシミュレーションを可能にする「価格弾力性」
既存のFULL KAITEN〈在庫分析〉では値引きをする際に、「一律〇%値引き」ではなく、傾斜をつけた値引き率の設定が可能でした。しかし、具体的にどれくらい値引きをするとどれくらい売れそうかという価格弾力性(※)までは価値を提供できていませんでした。
現在、アパレル小売のお客様と実証実験を実施しており、現売価での消化期限の在庫状況をシミュレーションすることに加え、現時点での売上、粗利、消化を最大化できるオフ率を算出できるようになりました。算出したデータは、レポートサービスとしてご提案しています。
※ある製品の価格変化に対して需要や供給がどの程度の割合で増減するかを示す指標。

2.本部単位、店舗単位でのごとの基準在庫を予測可能にする「補充発注」
店舗ごとの適正在庫をSKUレベルで予測するサービスです。家電量販店、雑貨、コスメなどでご好評いただいています。店舗ごとに各SKUの基準在庫を予測し、現在庫や発注残まで考慮して仕入れ数量を決めるのは、人力では困難な業務です。

そのため、「いくつ売れたら、いくつ仕入れる」という固定発注点方式の発注を行う企業が多いのですが、固定発注点方式には欠品リスクと残在庫リスクが残るという欠点があります。

本サービスでは、AIが店舗 × SKUの単位で発注点を変動させるため、欠品リスクと残在庫リスクの低い仕入れが可能になります。そのため欠品率の低減と在庫回転率の向上を見込むことができます。

現在、大手量販店のお客様と実証実験中で、ABテストを実施して効果検証を進めています。


上記に加え、ビッグデータを活用したプロダクト開発を本格化させます。
FULL KAITENは1兆円を超える導入企業の販売データを毎日蓄積しており、導入企業の全販売チャネルの在庫データをお預かりしている点が独自の強みです。
これを生かして、サプライチェーンの川下に位置する小売だけでなく、川中(卸売、商社、メーカー)へ遡って余剰在庫の問題を解決できるよう、サプライチェーンの川下と川中に散在する販売・生産・在庫に関するデータを集約するためのプロダクト開発に着手していきます。これらを実現するために、さらなる増員を進めて参ります。

在庫分析クラウド『FULL KAITEN』概要


FULL KAITENは、在庫効率を向上させるための在庫分析機能をクラウドサービスとして提供しています。これまで提供してきた「プロパー消化率を向上させる、不要な値引きを抑制する、売れる商品を売れる場所に移動する」などの機能は、どれも在庫効率を向上させ売上・粗利・キャッシュフローを増加させるのに有効です(下図)。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25713/120/25713-120-8a9124747afbf455fd25cbeb2e706b27-960x540.jpg ]

FULL KAITENを導入する企業が増えれば増えるほど、無駄な在庫が減り粗利が増え、必要な商品が必要な量だけ流通する経済に近づきます。
今後もさらに多くの企業にFULL KAITENを導入していただくことで、世界の大量廃棄問題は解決に向かい、私たちの世代は子供たち・孫たちの世代により良い地球を残すことができるはずです。弊社はテクノロジーの力で社会を変革し続けます。

【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区福島1-4-4 セントラル70 2階
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役CEO 瀬川直寛

【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
広報室 斉藤
電話: 06-6131-9388
Eメール: info@full-kaiten.com



プレスリリース提供:PR TIMES

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