プレスリリース
〜学校のさまざまな教育データを統合し分析を可能に〜
株式会社COMPASS(本社:東京都文京区、代表取締役:小川 正幹、以下 COMPASS)は、このたび開発・提供する学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」を、Google for EducationのスペシャリストカンパニーであるDdrive株式会社(本社:愛媛県四国中央市、代表取締役:豊野 勇紀、以下Ddrive)が構築する自治体独自データ利活用基盤へ連携することをご報告いたします。
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GIGAスクール構想による児童生徒一人一台端末環境が整備され、配布端末を使ったソフトウェアの活用や教育データの利活用が教育DX推進の次なるテーマとなっています。学習支援や校務支援などの目的に応じたさまざまなデジタルサービスの学校現場への導入・活用が進むなかで、新たな課題となっているのは、それぞれのサービスが保有するデータのサービスの垣根を越えた連携です。
COMPASSでは、Qubenaのサービス開始以来、教育データ利活用による「個別最適化された学び」実現のため、これまでサービスの垣根を越えた学習データの連携に積極的に取り組んでまいりました。
このたび、そうした取り組みを一歩先へ進めるものとして、Google for EducationのスペシャリストカンパニーであるDdriveが構築・提供する自治体独自データ利活用基盤へ、Qubenaの学習データを連携することにいたしました。
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Ddriveは自治体向けに自治体独自のデータ利活用基盤を構築しており、これにより校務・教務システムや、学習管理システム(LMS)、デジタル教材などの学習ツール、アンケートやテストなどの既に学校にあるさまざまな教育データを統合して、分析・可視化を可能にしています。
高知県や奈良県、群馬県においても、DdriveがGoogle Workspaceの設計・運用サポートや、教育データ利活用のダッシュボード開発、アプリ・デジタル教材開発、ゼロトラストセキュリティなどGoogle for Educationを中核としたサービス提供をしており、自治体や学校における教育データ利活用による個別最適な学びの実現を支援しています。
このたびのQubenaとDdriveが構築する自治体独自データ利活用基盤との連携により、自治体や学校がQubenaの学習データを蓄積し、独自の分析を行うことができるようになるだけでなく、他のさまざまな教育データとの掛け合わせによる分析とそれに基づく施策の実行が可能になります。
Qubenaの学習データを活用した自治体独自の分析例
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Qubenaの学習データと他の教育データと掛け合わせた利用例
・子どもたちの様子を教員が把握し、いじめや不登校を未然に防止することなどを目的として、Ddriveが開発したアプリケーション「きもちメーター」とデータ連携をし、生徒の心身の健康状態と、Qubena等での学習の取り組み状況をあわせて可視化することで、生徒の異変に早期に気付くための客観的物差しを増やす。
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今回の連携では、学習者を取り巻く教育データが、学習者自身にとって、より便利で効果的かつ安全に利活用されるよう、両社の知見・技術を束ねるとともに、自治体・学校・専門家の皆さまとも連携し、法令やシステム的なセキュリティ・安全性を確保しながらデータ利活用のモデルケースの創出に取り組んでまいります。
また、11月12日(土)にGoogle for Educationから新たに発表される、教育現場でのDXを推進するための「教育DXパッケージ」について、同リリース発表会においてGoogle for Educationの教育DXパッケージプログラム提供パートナーでもあるDdrive社が登壇し、Qubenaの学習データと連携したデータ利活用事例についてお話しいたします。ぜひふるってご参加ください。
<イベント概要>
Google for Education 教育DXパッケージ発表会
〜ポストGIGAで実現する一歩先のICT活用のために〜
◆日 時:11月12日(土)13:00〜14:25
◆開催方法:YouTube配信 ※当日参加できなくても、申し込みをすればアーカイブ視聴が可能
◆対 象:全国の学校現場、都道府県及び市区町村の教育委員会等の研修やICT推進の担当者等ご興味のある方はどなたでも参加可能
◆参加費 :無料(事前登録制)
◆参加者数:上限なし
◆申し込み:お申し込みは下記のURLへアクセスください
https://events.withgoogle.com/gfe-event-20221112/
◆概 要:
「Google for Education 教育DXパッケージ発表会」では、Google Workspace for Educationの機能を最大限活用し、教育データの利活用や、校務でのゼロトラストの実装を実現するなど、教育現場での DXを推進するためのパッケージソリューションをご紹介いたします。また当日は、すでに一歩目を踏み出し変革を起こしている奈良県立教育研究所様・大子町教育委員会様をお招きし、自治体がどのように変革を起こせるか等の事例をご講演いただきます。
最後のセッションではGoogle for Educationで教育DXを実践するための技術ガイドラインをご説明した後、今後増えていくアプリやソリューションなどをどのように整理して整備を進めるべきか等もご紹介いたします。
<Ddriveについて> URL:https://www.ddrive.ai/
私たちのミッションは、学校がGoogle for Educationを最大限に活用できるようにすることです。これを実現するためには、教育の変革に取り組む学校のロードマップに寄り添って、Google for Educationを中核にしたサービスを「学校と一緒になって」創造していく必要があります。
私たちは、Google for Educationの最先端のテクノロジーの活用を推進するユニークなサービスを提供することで、すべてのGoogle for Educationユーザーの"クラウドネイティブ”への変革を支援します。
<学習eポータル+AI型教材「Qubena」について> URL:https://qubena.com/service/e-portal
AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材「Qubena」は、学習eポータル+AI型教材「Qubena」として2022年9月よりサービス提供を開始しました。子どもたちの主体性を最大限に引き出す“教育データ利活用”のユースケース創出を目指します。
「MEXCBT」との連携だけでなく、「EDUCOMマネージャーC4th」や「ツムギノ」をはじめとする校務支援システムとの連携、国際技術標準規格「OneRoster(R)」への対応のほか、今後はデジタル教科書や他のデジタル教材との連携も見据えており、公教育における教科書・テスト・ドリルのシームレスな学びの環境を届けるとともに、それらのデータを横断的に利活用することによる個別最適化された学びの環境の実現を目指してまいります。
<COMPASSについて> URL:https://qubena.com/
AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材「Qubena」を開発し、2021年度には小学校・中学校の5教科対応版をリリース。2022年9月にはMEXCBTとの連携を行い、学習eポータル+AI型教材「Qubena」として学習eポータルのサービス提供を開始しました。
全国の170自治体以上、小中学校約2,300校で100万人以上が利用しており、アダプティブラーニングによる知識・技能の習得を支援しています。
2018年度から20年度まで3年連続で経済産業省「未来の教室」実証事業に採択。また「日本e-learning大賞 経済産業大臣賞」「グッドデザイン賞」を受賞しています。
COMPASSはこれからもQubenaの提供を通して、すべての子どもたちを取り残すことなく「公正に個別最適化された教育」を届けるリーディングカンパニーとして、さらなる公教育へのICT普及に貢献できるよう邁進してまいります。
プレスリリース提供:PR TIMES