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UCC上島珈琲株式会社

日本初!※UCC、水素焙煎に関する発明について特許出願

(PR TIMES) 2023年05月22日(月)15時45分配信 PR TIMES

※当社調べ (2023年5月12日現在 国内公開特許情報)

UCC上島珈琲株式会社(本社/神戸市、社長/朝田文彦)は、現在実用化に向けて開発に取り組んでいる水素焙煎に関する発明について協力企業の(株)ヒートエナジーテックと共同で特許出願しましたことをお知らせします。
UCCグループは「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」をパーパスに掲げ、コーヒーの新たな可能性を追求し、今までにないコーヒーの価値創造にチャレンジしています。また、UCCサステナビリティ指針を制定し、持続可能な社会の実現に向けて取り組みを強化・推進しています。

コーヒーの焙煎プロセスの熱源には一般的に天然ガスが使用されていますが、UCCはCO2を排出しない水素を熱源とする水素焙煎機及び、水素供給システムの開発・実装を進めています。これは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下/NEDO)の助成事業の採択を受け、官民一体となって取り組んでいる事業です。
コーヒー特有の味覚や香りを引き出すため、微妙な火力コントロールを必要とするコーヒー焙煎において、水素焙煎は、従来のガス焙煎に比べ水素の取り扱いの難しさが課題のひとつとなりますが、今回、検証が進展し、本特許出願に至りました。
<本特許の主な内容・特徴>
1)焙煎時のCO2発生ゼロを実現
・水素を燃料とするバーナーを搭載し、熱風発生時にCO2フリーを実現
2)都市ガスやLPGと水素を混合して使用可能
・従来熱源(都市ガスやLPG)と水素を任意の混合比率で使用できる
3)従来熱源と同等の味覚の再現性
・水素100%焙煎、水素と従来熱源混合焙煎のいずれにおいても従来熱源を使用したコーヒーと同等の味覚を再現

[画像: https://prtimes.jp/i/74056/117/resize/d74056-117-e10adf8dee34aa2d9150-0.jpg ]



実験用水素焙煎機を用いた焙煎の様子
本特許出願が順調に進展した事を受け、年内には販路を限定したテスト製造・販売をスタートする予定です。UCCは、水素の熱源利用・カーボンニュートラルなコーヒー製造への挑戦を通じ、コーヒー産業はもとより、世界の食品産業の脱炭素化に貢献できるよう、これからも前進を続けて参ります。

プレスリリース提供:PR TIMES

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