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大阪・梅田を中心とした半径約20Kmを対象に深夜・早朝時間帯での「シェア乗り」実証実験をスタート

(PR TIMES) 2023年11月30日(木)13時45分配信 PR TIMES

「シェア乗り」で利用者、運行事業者双方の負担軽減を目指す

移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMe(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高原幸一郎、以下:ニアミー)と、日本交通グループ関西(代表法人:東京・日本交通株式会社、本社:大阪府大阪市、代表取締役:金田隆司)の2社は、深夜・早朝時間帯でもシームレスな移動体験を実現するため、タクシーのシェアサービス制度を活用した実証実験を2023年12月15日(金)から2024年3月29日(金)までの間(土日祝日を除く)で実施します。なお、本実証実験は大阪・梅田を中心とした半径約20kmが対象となります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31733/112/31733-112-4176aa9655bcb7ec39d72373486fd82f-2400x1260.png ]

取り組みの背景


 タクシー業界は今、深刻なドライバー不足問題を抱えており、タクシードライバーの数は減少の一途を辿っています。ここ15年では約40%が減少※し、近年では2019年3月末時点の約27万人から2023年3月末時点で約22万人へと4年間で約20%の減少※となっている中、インバウンドの急回復により需給のバランスが崩れてきている現況があります。特に、電車や路線バスが運行していない深夜・早朝の時間帯はタクシーが代表的な移動の手段となります。しかし、タクシードライバーの減少からくるタクシー不足によって、時間帯によっては空車のタクシーを見つけることも難しく、移動がままならない“タクシー難民”が発生してしまうこともあります。

 今回の実証実験は、深夜・早朝における移動の需給バランスへの対応を目的にしたものです。ニアミーが提供する、タクシーのシェアサービス「NearMe」を活用し、1つの車両を複数組でシェア乗りする「ライドプーリング」という手法によって、タクシー難民を減らすだけでなく、タクシー利用者は移動に掛かる費用負担の軽減も実現します。

 また、運行事業者にとっても、1回あたりの運行距離が長くなることで生産性向上への寄与につながるだけでなく、事前予約制とすることで運行計画を立てやすくなります。さらに、ドライバーにとっても都市部と移動先の往復が少なくなることで肉体的負担の軽減にもつながります。なお、本実証実験をより多くの方々に知っていただくためにOsaka Metroのアプリ「e METRO」からもイベントバナーを通じて予約サイトにアクセスすることができます。

 約3カ月にわたる本実証実験を通じて、早朝・深夜時間帯における需要側である「タクシー利用者」と供給側となる「運行事業者」の双方が抱える負担を”シェア乗り”によって解消することを目指していきます。
※「TAXI TODAY in 2023」よりニアミーが試算。法人のみ。

実証実験概要


[表: https://prtimes.jp/data/corp/31733/table/112_1_452b9243683b457d8ab4aa4214a8ddf2.jpg ]

※2023年11月30日(木)時点。実証実験期間中、内容が変更となる可能性があります。詳細はサービスサイトをご確認ください。

日本交通グループ関西 東京・日本交通株式会社 代表取締役 金田隆司 コメント


近年、時間と場所により状況は異なるものの、お客様皆様がタクシーご利用されたい際に、我々タクシー事業者が皆様のご希望に沿えず、大変ご迷惑をお掛けしております。タクシー業界の一員として、いつも心苦しく感じており、常日頃からタクシーの供給対策には、新たな移動サービスが必要であると考えておりましたところ、ニアミー様より「シェア乗り」の実証実験のお話を賜りました。
この実証実験を皮切りに、今後も弊社グループとして供給対策に関する問題解決に歩みを進めて参る所存でございます。

株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎 コメント


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31733/112/31733-112-ec5399494592fa3b350dcd0f22029795-1067x775.jpg ]

「終電を迎えた駅のタクシー乗り場に長蛇の列ができ、なかなかタクシーに乗ることができずに、家に帰るのがさらに遅くなってしまう」という経験は人生の中で誰もが一度は体験したことがあるのではないでしょうか。この状況を打破していくための第一歩として、今回の実証実験を取り組めることを大変うれしく思っています。
日本交通グループ関西様には、運行を担っていただき、Osaka Metro様には本実証実験の認知向上に向けた取り組みをサポートしていただきます。本実証実験を通じて多くの方々に、移動手段として「タクシーの“シェア乗り”」があることを知っていただきたいと考えています。
そして、ニアミー独自のAIが利用者の需要と車両供給のバランスを整えていくことで、移動全体をなめらかにし、ユーザーの方々はもちろん、ご協力いただくタクシー事業者様、そして地域全体にとってそれぞれメリットを感じることができる「三方良し」の世界を目指していきます。

「NearMe」について


 「NearMe」は、独自のAIを活用した最適なルーティングで、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶタクシーのシェアサービスです。その中でも、空港とその周辺の都市部を結ぶ空港送迎型のエアポートシャトルサービスは、2019年8月のサービス開始よりこれまで延べ50万以上の方々にご利用いただいています。現在は、全国15の空港※1(成田国際・中部国際(セントレア)・関西国際・大阪国際(伊丹)・東京国際(羽田)・新千歳・福岡・北九州・那覇・旭川・帯広・青森・仙台・南紀白浜・徳島)と、空港周辺の都市部でご利用いただくことができます。対象エリアであれば、出発地となるご自宅から空港、そして空港から最終目的地まで一気通貫でつながるため、公共交通機関の乗り換えがなくなるなど、ストレスフリーな移動体験を提供することができます。また、貸切送迎サービスや、東京都と千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じて様々な移動のニーズに対応するための各種サービスを展開しています。
 その他にも、スポーツ観戦における移動をスムーズにし、スタジアム周辺の渋滞によるCO2排出や排気ガスによる環境問題、交通事故など様々な地域課題解決を目指した『スタジアムシェアタクシー』※2や、秋田県美郷町の観光二次交通の課題解消を目指した『ミズモシャトル』※2など、地域ごとの交通課題解消を目指した様々な実証事業を行っています。
※1 2023年10月19日時点。旭川空港、帯広空港、仙台空港は貸切送迎サービスのみ。
※2 実証事業は終了しています。

会社概要


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/31733/112/31733-112-f2a093a4ff20bdb37885d8767ae7788e-251x98.png ]

会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 高原幸一郎
設立  :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/

移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現することをミッションに掲げ、まずは、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献するマッチングプラットフォームになるべく、シェアリングエコノミーのMaaS領域から事業活動をスタート。
2019年8月より空港送迎型のエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させ、ルーティングの最適化技術を発展。この技術を活用し、不特定多数ではなく、少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用していただける街中相乗りサービスなどを展開しています。なお、ニアミーは、2023年4月、経済産業省が行政との連携実績のある企業を中心に事例を紹介する「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」に掲載。週刊東洋経済(発行:東洋経済新報社)が毎年行っている企画『「すごいベンチャー100」2023年最新版』に選出。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)の開催期間内に行われた日本最大級のピッチイベント『Pitch Contest & Award』でクランプリを獲得。



プレスリリース提供:PR TIMES

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