プレスリリース
同時に東邦ガスネットワークが手掛ける供給管工事の全現場へ導入決定
クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営する株式会社アンドパッド(本社:東京都千代田区、代表取締役:稲田武夫、以下アンドパッド)は、インフラ業界での現地調査時の野帳や施工記録として活用が可能な新プロダクト「ANDPAD 3Dスキャン」の提供を開始しました。
また、本プロダクトのプロジェクトパートナーである、東邦ガスネットワーク株式会社(本社:名古屋市熱田区、代表取締役社長:柴田喜充、以下東邦ガスNW)では、供給管工事での全面活用を2024年夏より開始します。このことにより、従来の竣工図作成作業と比較し、5割以上の工数削減が可能となるとともに、精緻な埋設情報を残すことで他工事による損傷防止をはじめ、保安面でも効果が期待されています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18154/111/18154-111-fff32805974c53dbc038419dea438da4-1920x1080.png ]
■ 概要
2022年3月より両社は、都市ガス導管事業における維持管理業務の更なる効率化に向けて共同プロジェクトを開始し、ガス管の竣工図作成を効率化するデジタル技術として「ANDPAD 3Dスキャン」の開発に取り組んでまいりました。今回のプロジェクトにあたり、東邦ガスNW内では部門横断のタスクフォース・チームをつくり、アンドパッドの新規事業研究開発組織 ANDPAD ZERO と共に、供給管工事における協力会社への発注から施工、成果物の検収、基幹システム登録に至る業務改革の整備を進めました。
これまでは、工事でガス管を埋設した際、現場で工事作業者がガス管の埋設位置・延長などの計測・記録を行い、事務所に戻ってガス管竣工図を作成していました。
今後は、「ANDPAD 3Dスキャン」により、埋設したガス管を迅速に3Dデータ化することで、クラウド上で施工したガス管の延長や深さ計測、埋設箇所や周辺環境の確認、3D上の任意のポイントへのメモ登録などが可能となります。
これにより、従来の竣工図作成作業に対して、図面作成の簡易化、測量・施工結果等の報告書類の作成省略、寸法確認のためのヒアリングや差戻しの削減などを可能とし、工事業務の効率化を実現します。3Dデータは施工時の証拠や根拠としてのデータ価値も高く、維持管理においても正確な位置補足による周辺工事からの損傷リスク低減に役立ちます。
■ プロダクトの特徴
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18154/111/18154-111-19e0aa7d722b8b532f2ca3b0b89142ed-1920x800.png ]
「ANDPAD 3Dスキャン」は、iPhonePro、iPadProに付随するLiDAR(深度センサ―)機能を活用し現地調査時の野帳や施工記録が可能な新プロダクトです。本プロダクトは、以下のような特徴を備えています。
CADや3Dを使ったことがない方にも使いやすいよう直感的なUIで、スマートフォン・タブレットでスキャンが可能。
テクスチャ・マッピング機能により、看板などの3Dデータ内の文字やラベル等の細かな情報も視認性高く確認可能。
3Dデータに、寸法やメモを記入し、アップロードするだけで現場記録完了。
取得データは、位置・方位情報を保有。ガス管を始めとした地下埋設物の正確な位置把握。取得場所をGoogle Map等で確認可能。
「ANDPAD BIM(β版)」にアップロードすることで、スキャンした3Dデータをプロジェクトメンバー全員で閲覧・確認が可能。
詳細:https://andpad.jp/products/3d_scan
■ オンラインセミナーの開催のご案内
「ANDPAD 3Dスキャン」の提供開始に伴い、セミナーを開催いたします。
3Dデータの取得から竣工図としての活用に至るまで、およそ2年間の実地検証の結果を踏まえ、東邦ガスNW 開発担当者にご登壇いただき、効果的な活用方法やメリットについてご紹介します。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18154/111/18154-111-93ed4ddb859d7def3826d5b1995d3c96-1920x1080.jpg ]
都市ガス・供給管工事でどう使われているのか 〜3Dスキャン施工活用のリアル〜
日時:2024年6月20日(木) 16:00 - 17:00
会場:オンライン
詳細:https://link.andpad.jp/3dscan_seminar_pr
■ ANDPAD ZERO と「建設業界特化、DXコンサルティング・サービス」について
アンドパッドでは、建設業界顧客の業務改革(BPR)とこれを達成する手段としてのプロダクト開発を提供するDXコンサルティング・サービスを提供する組織「ANDPAD ZERO」を設けています。建設業界経験者を中心としたメンバーで構成され、現在のANDPADでは対応が難しい顧客課題の解決に取り組んでいます。共同プロジェクトにご興味のある方は、下記よりお問い合わせ下さい。
株式会社アンドパッド ANDPAD ZERO
https://andpad.co.jp/contact/
※LiDAR(ライダー): 光線を用いたリモートセンシング技術の一つで、パルス状に発光するレーザー照射に対する散乱光を測定し、計測対象物までの距離や性質を捕捉し記録する機能です。
※テクスチャマッピング:LiDARで取得した点群データを元にポリゴンメッシュを生成し、その3Dモデルの表面に写真データを貼り付ける技術です。従来の点群のように各点にRGBの色がついている点群データに比べて、視認性が大幅に向上します。
※iPhone 11 Pro、iPad Pro(第2世代、2020年3月発売モデル)でご利用可能です。
※iPhoneおよびiPadは、Apple Inc.の商標です。
※Google Mapは、Google Inc. の商標または登録商標です。
■東邦ガスネットワークについて
社名 :東邦ガスネットワーク株式会社
所在地 :愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号
代表者 :代表取締役社長 柴田喜充
事業内容 :一般ガス導管事業 など
会社HP :https://www.tohogas.co.jp/nw/
■「ANDPAD」について
「ANDPAD」は現場の効率化から経営改善まで一元管理できるシェアNo.1※クラウド型建設プロジェクト管理サービスです。2016年に提供を開始し、直感的で使いやすさにこだわった開発と導入・活用への徹底したサポートで、利用社数18.7万社を超えております。国土交通省のNETIS (新技術情報提供システム) にも登録されており、47.5万人以上の建設・建築関係者が利用しているクラウド型建設プロジェクト管理サービスとなっております。
詳細:https://andpad.jp/
※『建設業マネジメントクラウドサービス市場の動向とベンダシェア(ミックITリポート2023年10月号)』(デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ)
■会社概要
商号 :株式会社アンドパッド
代表者 :代表取締役 稲田 武夫
所在地 :東京都千代田区神田練塀町300番地 住友不動産秋葉原駅前ビル8階
事業内容:クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」の開発・販売・運営
会社HP :https://andpad.co.jp/
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