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株式会社リクルートホールディングス

第24回亀倉雄策賞受賞記念 大貫卓也展「ヒロシマ」*

(PR TIMES) 2022年06月01日(水)13時45分配信 PR TIMES

2022年7月12日〜8月20日 リクルート「クリエイションギャラリーG8」で開催

*2022年6月13日 展覧会タイトルを「ヒロシマ・アピールズ」から「ヒロシマ」に変更いたしました

株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:出木場 久征)が運営するギャラリー、クリエイションギャラリーG8では、2022年7月12日(火)〜8月20日(土)の期間、第24回亀倉雄策賞受賞記念 大貫卓也展「ヒロシマ」*を開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/30084/104/resize/d30084-104-6a13e17eda9b8462d2f7-0.jpg ]



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第24回亀倉雄策賞受賞記念 大貫卓也展「ヒロシマ」*について
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1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として、1999年、亀倉雄策賞が設立されました。この賞の運営と選考は公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が行い、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に対して贈られます。

第24回は、大貫卓也の平和希求キャンペーンポスターおよび関連制作物「HIROSHIMA APPEALS 2021」に決定しました。大貫は、博報堂でアートディレクターを務めた後、1993年に独立し、大貫デザインを設立。批評的な視点で物事の本質や課題を捉え、ビジュアル表現で社会への提案を行ってきました。これまでに、日清食品カップヌードル、ラフォーレ原宿、新潮文庫Yonda?、資生堂TSUBAKI、SoftBankなど数々のブランドコミュニケーションを手がけています。
ペプシコーラPepsimanのボトルキャップをはじめ、結果を出すことに首尾一貫し、既存の表現に倣わない新たなブランドコミュニケーションを展開。そこには解にたどり着くまでの膨大な量の思考と試行があります。結果を追求する姿勢、課題解決のための革新的なアイデア、細部のニュアンスまで追求したビジュアルなどにより、常に時代を切り拓くブランドコミュニケーションを生み出してきました。

受賞作品は、平和を希求するキャンペーン「HIROSHIMA APPEALS」の2021年版ポスターとその関連制作物。1枚のポスターとして完結しながら、さらにAR技術により、黒い雪の中から白い鳩があらわれる映像をスマートフォンで見ることもできます。選考委員からは「黒いスノードームの怖さと白い鳩の美しさの対比が鮮やかでメッセージが強い」「鳩の立体造形をはじめ、徹底して作り込まれた完成度が見事」「長い歴史を持つキャンペーンにおいて、新しい技術も起用し、原爆の記憶を次世代に何としても伝えようとする作者の意志を感じる」と高く評価されました。

この受賞を記念して個展を開催いたします。


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受賞のことば
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亀倉さんとの最初の出会いは、新宿駅前ビルの1階ホールでした。ホールには巨大な東京オリンピックポスターの全種類が貼りめぐらされていました。黒バックの重厚な写真に鮮烈な日の丸マーク。鉄人28号に夢中で、オリンピックなんて興味のなかった幼稚園児の自分がしばらく釘付けになった時間を、映画「三丁目の夕日」のシーンのように覚えています。
ヒロシマ・アピールズは、そんな大先輩でもある亀倉さんと時間を越えて競作できる最上級の舞台でした。「絶対、亀倉雄策ポスターを超えてやる!」そんな20代のようなギラギラした気持ちを久しぶりに思い出しました。更にデザイナーが世の中に対してできることを改めて考えさせてくれる機会でもありました。
亀倉雄策賞受賞が発表されてから2週間後の2022年2月24日、ロシアがウクライナ侵攻という暴挙を開始しました。未来の風景は未だに予測できません。自分のできることをするしかないのですが、平和な未来に向けてコミュニケーションは不可欠であることを再認識し、表現活動を続けていく思いです。

大貫卓也

[画像2: https://prtimes.jp/i/30084/104/resize/d30084-104-4a9816da20dca42fe20c-1.jpg ]

大貫卓也 Takuya Onuki  

1958年東京生まれ。1980年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。同年、博報堂入社。1993年大貫デザイン設立。としまえん、日清食品カップヌードル、ラフォーレ原宿、新潮文庫Yonda?、ペプシコーラPepsiman、資生堂TSUBAKI、SoftBankなど、多くのブランドコミュニケーションを行う。東京ADC賞・会員賞・会員最高賞・グランプリ(1981・1986・1987・1989-2002・2007・2018)、カンヌ国際広告映画祭グランプリ(1992)・金賞・銀賞(1993・1994・1995)、NY ADC金賞(1992)・銀賞(1992・1993)、毎日デザイン賞、毎日広告デザイン賞最高賞、ほか受賞多数。


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展覧会概要
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名称:第24回亀倉雄策賞受賞記念 大貫卓也展「ヒロシマ」*
*2022年6月13日 展覧会タイトルを「ヒロシマ・アピールズ」から「ヒロシマ」に変更いたしました

会期:
2022年7月12日(火)〜8月20日(土)
11:00〜19:00 日曜・祝日・8月10日(水)〜8月14日(日)は休館 入場無料

主催・会場:
株式会社リクルートホールディングス リクルートクリエイティブセンター クリエイションギャラリーG8
〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F
http://rcc.recruit.co.jp/g8/

ご来場時のお願い:
入口での体温測定、手指消毒、マスクの着用、ご来場者同士の社会的距離2mの確保にご協力をお願いいたします。37.5℃以上の発熱、咳・咽頭痛、全身倦怠感などの症状がある方は来場をお控えください。お越しいただくまでの移動の際も感染予防に努めていただきますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

トークショー:
日時、ゲスト等、詳細が決まり次第、ギャラリーウェブサイトにてご案内いたします。


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これまでの亀倉雄策賞受賞者
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第1回 田中一光/第2回 永井一正/第3回 原 研哉/第4回 佐藤可士和/第5回 仲條正義/第6回 服部一成/第7回 勝井三雄/第8回 受賞者なし/第9回 松永 真/第10回 佐藤 卓/第11回 植原亮輔/第12回 浅葉克己/第13回 受賞者なし/第14回 澁谷克彦/第15回 平野敬子/第16回 葛西 薫/第17回 佐野研二郎/第18回 三木 健/第19回 渡邉良重/第20回 中村至男/第21回 色部義昭/第22回 菊地敦己/第23回 田中良治 ※全て敬称略

掲載書籍:年鑑『Graphic Design in Japan 2022』(2022年7月発行予定/六耀社刊/予価16,500円)


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亀倉雄策賞について
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1997年に急逝した亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザインの発展に寄与することを目的として、1999年に遺族の寄付により創設。亀倉が設立から長く会長を務めた公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)に運営を一任し、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者を表彰する。また、「亀倉雄策国際賞」では、富山県立近代美術館で開催される「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」の応募作品の中から、国際性と普遍性の高い、優れた作品とその制作者を表彰した(2015年に終了)。
「いつになっても東京オリンピックの亀倉と呼ばれること」を嫌い、亡くなる直前まで「今」の仕事で若い世代と競い、グラフィックデザイン誌『クリエイション』の編集を通じて、グラフィックデザインの芸術性、本質を追求した亀倉の遺志を尊重し、普遍性と革新性をもったグラフィックデザインを顕彰していく。賞金は50万円。


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第24回亀倉雄策賞選考経緯
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■第1次選考 (2021年12月7日、12月17日)
・年鑑『Graphic Design in Japan 2022』の掲載作品選考会において、全国のJAGDA会員から出品された全1,971作品を対象に、29名の年鑑選考委員が選出にあたった。
・各カテゴリーの得票上位であるJAGDA賞の候補130作品から、亀倉雄策賞の過去の受賞者による44作品を除いた86作品に対し、亀倉雄策賞にふさわしいと思われる作品を各自5点選んで投票(全票投票/出品者名は非表示/自身の作品には投票不可)。その結果14作品を選出した。

■最終選考(2021年12月21日)
・ひとり(1組)あたり1作品を候補とするというルールに従い、複数作品が候補に挙がった出品者については、選考委員の多数決で原則各1作品を選び、下記の12作品を最終ノミネートとした。
・選考委員10名がひとり3票を持って投票と討議を行った結果、上位3作品(大貫、三澤、林の作品)が候補となった。決選投票では7票を獲得した大貫の作品が選ばれた。
・受賞作品は、平和を希求するキャンペーンとして毎年JAGDA会員の中から1名がポスターを制作する「HIROSHIMA APPEALS」の2021年版とその関連制作物。1枚のポスターとして完結しながら、さらにAR技術により、黒い雪の中から白い鳩があらわれる映像をスマートフォンで見ることもできる。「黒いスノードームの怖さと白い鳩の美しさの対比が鮮やかでメッセージが強い」「鳩の立体造形をはじめ、徹底して作り込まれた完成度が見事」「長い歴史を持つキャンペーンにおいて、新しい技術も起用し、原爆の記憶を次世代に何としても伝えようとする作者の意志を感じる」「広告制作に徹してきた作者らしい説得力のある表現」と高く評価された。
・次点となった、三澤による博物館の巡回展用キットは「微細で密度のある作り込みながら圧迫感がなく、やわらかで大きな視点を感じさせる」「緻密さ、合理性、デザイン性が一致している」、林の女子美術大学のポスターは「長く継続してきた仕事で、これまでの色面の表現から今回は線の表現に展開していて新鮮」「かたちで攻める潔さ、空間の活かし方など、グラフィックとして強い」と評され、ここ数年候補に上がる両者にも大きな期待が寄せられた。

■最終選考委員会メンバー
・亀倉雄策賞運営委員=永井一正(選考委員長)、浅葉克己、葛西薫、佐藤卓、服部一成、原研哉、松永真
・ゲスト選考委員=操上和美、保坂健二朗、山本容子
※五十音順、敬称略

■候補作品
・複合「HIROSHIMA APPEALS 2021」(大貫卓也 cl:ヒロシマ平和創造基金/広島国際文化財団/日本グラフィックデザイン協会広島地区)
・映像「紙工視点」(岡崎智弘 cl:福永紙工)
・パッケージ「RURU MARY’S」(川上恵莉子 cl:メリーチョコレートカムパニー)
・環境・空間「my CLINIC」(木住野彰悟 cl:マイ クリニック)
・パッケージ「イプサ ME」(工藤青石 cl:イプサ)
・パッケージ「桃李」(窪田 新 cl:トウリ)
・ポスター「無印キャンプ場」(新村則人・庭野広祐 cl:良品計画)
・デジタルメディア「PICNIC Art Festival 2021」(高田 唯cl:ピクニックアートフェスティバル)
・ブック・エディトリアル「飛騨産業の百年」(富田光浩 cl:飛騨産業)
・複合「石岡瑛子 デザインはサバイブできるか」およびジェネラルグラフィック「EIKO BOX」(永井裕明 cl:DNP文化振興財団/エヌ・ジー)
 *同一人物の回顧展に関する仕事・作品のため、一連の作品として扱った
・ポスター「女子美術大学 image 0」(林 規章 cl:女子美術大学)
・環境・空間「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」(三澤 遥 cl:国立科学博物館)
※五十音順、敬称略
[記:亀倉雄策賞事務局]


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広報用画像一覧
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[画像3: https://prtimes.jp/i/30084/104/resize/d30084-104-6a13e17eda9b8462d2f7-0.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/30084/104/resize/d30084-104-06a5d2abfe5eb8674715-2.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/30084/104/resize/d30084-104-f514b6ff3a4f03ffbb63-3.jpg ]

平和希求キャンペーンポスターおよび関連制作物「HIROSHIMA APPEALS 2021」
(org:ヒロシマ平和創造基金/広島国際文化財団/日本グラフィックデザイン協会広島地区)

※スマートフォンでAR専用アプリ「aug!」をダウンロードし(上記QRコード)、アプリを開いてポスターにスマートフォンをかざすことで、ARポスターをご覧になれます。
※ポスターは、本展覧会場(会期中)およびJAGDA ONLINESHOP(https://shop.jagda.or.jp/)にて購入できます。


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【本件に関するお問い合わせ先】
https://recruit-holdings.co.jp/support/form/
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プレスリリース提供:PR TIMES

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