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公益財団法人 日本財団パラリンピックサポートセンター

注目の社会課題を解決に導くヒントが詰まった「ダイバーシティ・SDGs・レジリエンス」実態調査レポートを無料公開

(PR TIMES) 2021年06月11日(金)16時45分配信 PR TIMES

200名超のアンケート調査から、取組状況や課題、ニーズが明らかに

公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ、会長 山脇康)は、4月21日に「あすチャレ!メッセンジャー」オンラインシンポジウム ”変化に柔軟な「個」と「組織」の作り方 〜パラアスリートから学ぶしなやかな発想力〜” を開催、イベントのテーマである「ダイバーシティ・SDGs・レジリエンス」という社会課題トレンドに関して参加者のアンケート調査を行い、その結果をまとめた実態調査レポートを、イベントの講演サマリー等とともに本日公開しました。オンラインシンポジウムにおいて語られたパラアスリートの考え方や、参加者へのアンケート調査(有効回答数216)の結果、パラサポが「あすチャレ!メッセンジャー」を通じて目指していることなどが、この一冊に凝縮されています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-507156-0.png ]

本資料の閲覧、ダウンロードは、下記イベントURLからアクセスください。
また、オンラインシンポジウムの全編も、パラサポ公式YouTubeにて公開しています。
レポートダウンロード
https://www.messenger-event0421.com/
アーカイブ視聴
https://youtu.be/Ei-Y4qNi3Og
実態調査レポート内容
・「あすチャレ!メッセンジャー」オンラインシンポジウム各講演サマリー
・アンケート調査結果:「ダイバーシティ」「SDGs」「レジリエンス」それぞれの取組実態と課題
・あすチャレ!メッセンジャーのご紹介:<導入事例>JR東日本株式会社/シスコシステムズ合同会社

「あすチャレ!メッセンジャー」オンラインシンポジウム各講演のサマリー

組織の成長をドライブするパラスポーツのバリューとは
山脇康(日本財団パラリンピックサポートセンター会長)
[画像2: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-885050-1.jpg ]

「パラアスリートの経験から人々に困難に立ち向かう勇気や強い意志をもたらす」、「障がいの当事者として共生社会に向けての想いを伝え人の意識を変える」、「こうしたメッセージを届け、アクションを誘発する」といったメッセージは、まさにSDGsのターゲットに合致し、受講する皆様のSDGsの目標実行実現への行動、そして社会を変えていくことにつながると考えています。

「チガイ」で生き抜くヒント
山本恵理選手(パワーリフティング現役選手)
[画像3: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-353896-2.jpg ]

自分と他人とのチガイは認識しやすいにも関わらず、集団では他人と同じであることが求められます。私もそのような経験をしてきました。車いすに乗っている、足が不自由、それは弱みだと思っていたけれど、チガイは必ず強みに変えられます。チガイが強みに変わったと感じたら、その強みを集団に戻してみてください。それは必ず組織や社会にイノベーションをもたらします。

パラアスリートから学ぶレジリエンス それを支える「プレゼントレーニング」
中村健太郎(アクセンチュア株式会社 マネジング・ディレクター)
[画像4: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-400672-3.jpg ]

逆境を受け入れ、逆境に立ち向かう力は、ビジネスシーンやあらゆる生活の中で必要とされるスキルです。ぜひパラアスリートをはじめとしたメッセンジャーの話から、そのヒントを見つけていただければと思います。

パラアスリートから学ぶ見えない壁を超える力
岡崎愛子(アーチェリー現役選手)
[画像5: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-158372-4.jpg ]

岡崎:私はこれまでリスクをとることに躊躇したり、もちろん失敗してしまったりしたこともありました。でも一歩を踏み出して後悔したことはありません。失敗の中には学びもあります。困難が差し迫った状況でも、一歩を踏み出してぜひチャレンジしてもらいたいと願っています。

神保康広(車いすバスケットボール元日本代表)
[画像6: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-823608-5.jpg ]

神保:頭で考えていても行動に移さなければ、失敗することもないけれど成し遂げることもできません。何かを成し遂げたいと思ったら一歩を踏み出す勇気を持ってもらえたらと思います。今まで応援してもらった分、頑張る皆さんをたくさん応援していきたいです。

三阪洋行(車いすラグビー元日本代表)
[画像7: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-505485-6.jpg ]

三阪:パラスポーツやパラアスリートには、できないをできるに変える力が込められています。どんな状況や状態であってもチャレンジする選択肢は皆が持っています。あすチャレメッセンジャーが、困難やチャレンジに向かうヒントやきっかけになればと思います。


「ダイバーシティ」「SDGs」「レジリエンス」に関する調査結果

「ダイバーシティ」とパラアスリート/パラスポーツ

[画像8: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-344657-7.png ]


●実態アンケート調査で見えた現状と課題
本イベントのテーマ1.ダイバーシティについて関心があるかの問いに対し、回答者の実に99%が「ある」と回答しており、非常に高い関心が寄せられていることが分かる。
その反面、自身が所属する組織でダイバーシティ推進に関して何か取り組みをすでに行っているかとの問いに対しては、「取り組んでいる」は50%に留まったことから、関心がありながらも実施や行動に移すことへのハードルが存在すると示唆される。これらの調査から、多くの日本企業はD&Iにおける企業活動のステップ(下図)において、2.同化のフェーズにあることが推察できる。次ステップに進むためには、社内のダイバーシティ&インクルージョンへの理解を深める施策が必要とされ、パラアスリートの講演会やパラスポーツ体験はそれに寄与すると考えられる。
[画像9: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-985934-8.png ]


「SDGs」とパラアスリート/パラスポーツ

●SDGsとは
SDGsは、2015年9月の国連サミットで150を超える加盟国首脳の参加のもと、全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、先進国・途上国すべての国を対象に、経済・社会・環境の3つの側面のバランスがとれた社会を目指す世界共通の目標として、17のゴールとその課題ごとに設定された169のターゲット(達成基準)から構成される。


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●実態アンケート調査で見えた現状と課題
ダイバーシティ同様、SDGsにも99%関心ありと非常に高い関心が寄せられていることが分かる。
取組状況についてもダイバーシティ推進状況と似ており、約半数がすでに取り組んでいる、約30%が現時点ではまだだが取り組みたいと回答し、全体の80%が取組意向を持っていることが明らかになった。その一方、取り組んでいると回答した中で成果を実感しているのは40%に留まり、60%が「取り組んではいるものの、成果を実感できていない」状態であることが分かった。SDGs推進における課題を聞くと、知識・スキル不足を挙げる人が圧倒的に多く、SDGsに関する知識や事例等、参考になる情報ニーズが非常に高いことが示唆された。
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●パラアスリート/パラスポーツのSDGsへの貢献
「あすチャレ!メッセンジャー」はインクルーシブな社会を実現する原動力となるパラアスリートから、そのメッセージをダイレクトに聞くことのできるプログラム。講師であるパラアスリートが自らの体験を基に発信する様々なメッセージは、右図で示すように、目標1のターゲット5番、目標4のターゲット7番、目標10のターゲット2番と3番など、多様なSDGs達成に貢献できると考えられる。
[画像12: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-752002-11.png ]


「レジリエンス」とパラアスリート/パラスポーツ

●レジリエンスとは
レジリエンス(resilience)は、日本語で「弾力」や「復元力」、「回復力」と訳される。元来、物理学で「外的な力からのゆがみを跳ね返す力」という意味で使われ、心理学にも転じて使われるようになった。ビジネスにおいても、仕事でストレスに直面した際に、受けとめて跳ね返したり、適応したりする能力という意味で注目されている。
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●アンケート調査で見えた現状と課題
全体の85%が関心ありと回答し、取組状況についてもやはり現時点で個人的に、または組織として「取り組んでいる」人の合計は16%と低いが、今後取り組みたいと回答した人はその倍近い29%となり、取組意向のある人は合計で45%であった。なんとなく興味はある、という人が多いのが現状かもしれない。一方、「わからない」の回答が同じく45%となり、「興味がある・取り組んでいる」という層と「わからない」層が半々といった現状が見える。

●パラアスリート/パラスポーツのレジリエンスへの貢献

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レジリエンス強化のために所属組織に期待することを聞いたところ、「知識や経験の共有」が有効と捉えられていることが分かる。特に、パラアスリートの話を聞くことが、レジリエンス強化に有効かという質問については90%近くが「そう思う」と回答した。さらに、その具体的な理由について実に140名以上から自由記述による意見が寄せられ、実際にパラアスリートの話を聴講したリアルな感想が 多数寄せられた。

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あすチャレ!メッセンジャーについて

「多様性のある社会にしていきたい」「パラスポーツの普及に尽力したい」という想いのあるパラアスリート等を対象にスピーチトレーニングを提供、伝えるスキルを習得した講師を派遣するプログラム。トレーニング費用や講演依頼の際の仲介料は無償(講演料は別途)。2020年度末時点で、パラリンピックメダリスト15名を含む72名が育成プログラムを修了し、「あすチャレ!メッセンジャー」に認定されている。オンライン講演にも対応。

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日本財団パラリンピックサポートセンターについて

「SOCIAL CHANGE with SPORTS」をスローガンに、パラスポーツを通じて、一人ひとりの違いを認め、誰もが活躍できるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)社会の実現を目指しています。
設立以来、パラリンピック競技団体の運営支援をはじめ、パラアスリートや障がいのある当事者と一緒に知る、学ぶ、体験する、パラスポーツを活用したD&Iプログラムを展開し、2019年にはスポーツ庁長官表彰を受賞しました。
パラサポ公式サイト:https://www.parasapo.or.jp/
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[画像19: https://prtimes.jp/i/23445/100/resize/d23445-100-189469-18.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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