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ダイソン株式会社

ダイソン、次世代バッテリーの先進的製造拠点をシンガポールに新設、ソフトウェアやAI技術の研究開発、製品製造をグローバルで加速

(PR TIMES) 2023年05月17日(水)15時45分配信 PR TIMES


ダイソンでは、2023年中に先進的製造拠点の倍増を目指しています。シンガポールに新設する、新技術を駆使した独自のバッテリー製造工場はその一環です。

シンガポールのほか、フィリピン、英国にも新しい製造拠点を設け、24時間365日体制でエンジニアリングや製造能力をグローバルで強化します。それにより、エネルギー貯蔵やソフトウェア、人工知能(AI)を中心にした新技術を用いた製品化、市場投入を加速します。

新しい製造拠点は、既存の主なダイソンの研究デザイン開発拠点、シンガポール、英国、中国、マレーシア、フィリピン、ポーランドに加わる施設です。

拠点の新設は、現在進めている27億5,000万ポンド(約4,372億円*)の5カ年投資計画の一環です。


[画像1: https://prtimes.jp/i/42335/96/resize/d42335-96-f25f9ec7aaddc2383d84-0.png ]

グローバルテクノロジー企業であるダイソンは、先進的製造、研究開発能力の大幅な加速を目的として、シンガポールに次世代バッテリー製造拠点、およびフィリピンと英国に研究デザイン開発拠点を新設します。これら3つの大規模な投資は、ダイソンが目指すグローバルな目標規模の表れであり、世界から集まった優秀なエンジニアたちの能力を最大限引き出す場の創設でもあります。

創業者の ジェームズ ダイソンは次のように述べています。
「ソフトウェア、コネクティビティ、AI、独自の新技術バッテリーは、ダイソンの次世代テクノロジーの原動力です。先駆的デジタル電気モーターへの長期的な投資と同じく、ダイソンの次世代バッテリー技術はダイソン製品の性能と持続可能性に大きな変革をもたらすはずです」

シンガポール
ダイソンが、グローバル本社機能を置くシンガポールは、独自の新技術バッテリーの最初の製造拠点です。2023年内に新設工事を完了し、2025年までに本格稼働を開始する予定です。このバッテリー製造拠点では、今後新たに開発されるダイソン製品向けに独自技術を用いた自社開発電池の生産を予定しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/42335/96/resize/d42335-96-bffec983b38a76b753b0-4.png ]


先進的製造拠点に対する投資ではダイソン史上最大規模であり、広さはバスケットボールコート53面分に相当します。新しい最先端の拠点はシンガポールの西部、トゥアスに建設されます。

ダイソンでは10年以上前より、バッテリーの自社開発に取り組んでいます。より小型で軽量、持続可能性とエネルギー密度の高いバッテリー開発を追求しています。グローバル規模で研究チームが取り組む独自の新技術バッテリーは、新たな素材や開発、製造工程を用い、デジタル技術を駆使するスマート環境で生産されます。

ダイソンCEO ローランド クルーガーは、次のように述べています。
「私たちは科学と先駆的テクノロジーを駆使し、これまでにない画期的なダイソン製品の研究開発に全力を注いでいます。シンガポールにおける先進的製造拠点の拡大により、ダイソンはまったく新しいバッテリー技術を市場に届けることが可能になります。優秀なエンジニアと科学者が集い、また政府がインダストリー4.0に対応した製造業の発展に支援的なシンガポールは、ダイソンをはじめとするハイテク企業にとって理想の地といえるでしょう。」

フィリピン
1億6,600万ポンド(110億フィリピンペソ、約263億円*)を投じ、新設するフィリピン テクノロジー センターはバスケットボールコート92面分に相当する広さを有します。ここには、ダイソンの研究、開発、先進モーター製造拠点が集結します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/42335/96/resize/d42335-96-b56e01e04e44dc79bc44-6.png ]


バタンガス州サントトマスの新テクノロジーキャンパスは、フィリピン国内にける最大級の投資規模を誇り、技術的にも最先端の製造施設といえます。これは、ダイソンのグローバル目標におけるフィリピンという国の重要性が高まっている表れとも言えます。この投資の一環として、400名のエンジニアと50名以上の新卒エンジニアを新規採用し、今年後半にチームに加わる予定です。

フィリピンの研究開発チームは、ソフトウェア、AI、ロボット工学、流体力学、ハードウェアエレクトロニクスを主な研究開発分野として取り組んでいます。これらの専門分野は、ロボット工学技術から空調技術、Dyson Supersonic(TM)ヘアドライヤーなどのヘアケア製品など、ソフトウェア、センサー、コネクティビティ技術を活用することで、性能や機能が向上できるなど、ダイソン製品にとって重要な研究開発分野です。例えばMyDysonアプリでは、空気の質や周辺環境に関するデータをユーザーがリアルタイムでチェックでき、ダイソンのエンジニアはセンサー、AI、コネクティビティ機能を介して製品の耐用年数の間、機能や利便性を高め、状況に応じたアドバイスやサポートを提供できます。

2024年上期に稼働開始予定の新キャンパスは世界中の刺激に満ちたダイソン拠点と同様、ダイソン社員の働く環境を重視しています。空気の質、自然光、緑を大切にしたキャンパスが、互いの協力と新たなインスピレーションの取得を施設の面から支えます。キャンパス内にはラボやオフィスのほか、レジャー・スポーツエリアも設けられます。ダイソンにとって重要な意味を持つ最先端施設がフィリピンに誕生します。

英国
ダイソンはこのほか、1億ポンド(約159億円*)の投じ、英ブリストルに大型テクノロジーセンターを新設する予定です。この拠点は、今後10年の製品パイプラインの研究開発に取り組む数百名のソフトウェア・AIのエンジニアチームおよび、英国・アイルランド地域を担当するビジネス部門やeコマースチームの拠点となります。

ブリストルの中心地、キャッスルパークの向かいに位置する新しいセンターは、昨年発表した英ウィルトシャー州、ハラビントンキャンパス内ロボティクスセンターの新設に続く、英国内での新たな大型投資です。かつての英国空軍の格納庫だったハラビントンキャンパスは、現在ウェアラブルやロボティクス製品を中心とする研究開発施設へと変貌を遂げています。今回の投資は近年、ソフトウェアやデジタル産業の国際的ハブとして成長し、注目されているブリストルの現状を踏まえた選択であり、英国内外から優秀な人材を採用する予定です。

ダイソンのチーフエンジニア、ジェイク ダイソンはテクノロジーセンターの新設について次のように述べています。
「私たちにとってセンサーやアプリ、コネクティビティは、製品に機能を追加するためだけのものではありません。ユーザーサポートのあり方を変えることもできれば、耐用年数の間、常に最高性能を保てるよう製品パフォーマンスの改良を自律的に見極めることも可能です。私たちは野心的な目標を掲げています。着実に拡大し成長するグローバルチームに、より多くのソフトウェア、AI、コネクティビティのエンジニアに加わってもらうつもりです。ブリストルに誕生する新しいダイソン テクノロジーセンターは重要な拠点として、ダイソンのつながる未来に大いに貢献することになります。」

ブリストル橋近くの建物を持続可能な再開発として改修・建設する新しいテクノロジーセンターは今後、英マルムズベリー、ハラビントン両キャンパス、ロンドンオフィスを含むダイソンの既存国内拠点と連携しながら機能していきます。英国内には研究開発に従事するエンジニアや科学者を含め3,500名以上の社員が働き、この10年間の研究開発投資は14億ポンド(約2,226億円*)に上ります。英マルムズベリーキャンパスにはダイソン インスティテュートが併設されており、工学学士の取得を目指す、160名の学生たちの学びの場でもあります。授業料は無償、ダイソンから給与が支給され、初日から現場のプロジェクトに触れることができます。ブリストルの新しいダイソン テクノロジーセンターでは、ダイソンのつながる未来に貢献し、ダイソン製品に用いられるアプリとコネクテッド機能の開発が進められます。

ダイソンについて
ダイソンは、シンガポール、イギリス、マレーシア、メキシコ、中国、ポーランド、フィリピンにエンジニアリング、研究、開発、製造、テスト事業を展開するグローバルなリサーチ、テクノロジー企業です。英国のコーチハウスからスタートしたダイソンは、1993年の創業以来、一貫して成長を続けています。現在では、シンガポール、セント ジェームズ パワー ステーションにグローバル本社機能を構え、英国では800エーカーを超えるマルムズベリーとハラビントンに2つのテクノロジー キャンパスを有しています。またこれらに加えて世界10カ所にエンジニアリング、リサーチ拠点を有しています。家族経営企業として世界全体で1万4,000名を超える従業員を雇用し、そのうち6,000名は優秀なエンジニアや科学者です。世界85の国や地域にて、250以上のダイソン デモ ストアで製品展開している他、バーチャルリアリティを体験できる新しいDyson Demo VRストアもその一つです。

ダイソンは、新たなテクノロジー研究開発に27億5,000万ポンド(約4,372億円*)を投資しています。ダイソンは、エンジニア、科学者、ソフトウェア開発者が集まるグローバルチームが全からなるグローバルチームを持ち、固体電池セル、高速電気デジタルモーター、センシングとビジョンシステム、ロボット工学、機械学習技術、AIなどの開発に注力しています。1993年に最初のサイクロン式掃除機DC01を発明して以来、ダイソンはヘアケア、空気清浄機、ロボット工学、照明、ハンドドライヤーなど、問題を解決するさまざまなテクノロジーの開発を続けています。その範囲は、オーディオ分野に広がり2023年には、Dyson Zone空気清浄ヘッドホンが発売開始**しています。 
**一部地域のみ
*1ポンド=159円換算



プレスリリース提供:PR TIMES

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