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威志企管顧問股イ分有限公司(ワイズコンサルティンググループ)

2021年第2四半期台湾機械産業の振り返りと業界動向<ワイズ機械業界ジャーナル2021年9月第1週号発行>

(PR TIMES) 2021年09月02日(木)13時15分配信 PR TIMES

〜台湾機械業界の最新動向と分析〜

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の9月第1週号を発行しました。今週号では、機械業界、半導体業界、自動車部品メーカーのTYG、台湾工作機械部品輸出入速報を紹介します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/59899/89/resize/d59899-89-f7b91d7cd32ef8f41e5a-1.jpg ]


<210902号内容>
[表: https://prtimes.jp/data/corp/59899/table/89_1_d7439bc6f282b497b408dd411d0985a8.jpg ]



●今週号記事の一部を紹介します。


台湾機械産業の振り返りと業界動向ー2021年第2四半期

一、産業概況
2021年第2四半期の台湾機械産業の生産額は2,724億5,000万台湾元で、前期比11.9%増、前年同期比26.2%増だった。カテゴリー別に見ると、すべてのカテゴリーの生産額は前期比と前年同期比で成長した。前期比成長幅の上位3位は▽輸送・運搬機械(17.4%増)、▽ハイテク生産設備(17.0%増)、▽伝動機械(15.1%増)だった。また、前年同期比成長幅の上位3位は▽産業用ロボット(59.2%増)、▽建設機械(47.8%増)、▽伝動機械(37.5%増)だった。

二、産業別
1.ハイテク生産設備
 2021年第2四半期のハイテク生産設備の生産額は503億8,000万台湾元で、前期比17.0%増、前年同期比24.9%増だった。とくに半導体の供給逼迫が続いて、メーカーが工場及び生産ラインの拡張を進めたため、設備の調達需要は高い水準を維持したことから、半導体生産設備の生産額は前期比19.5%増となった。なお、フラットパネルディスプレイ(FPD)生産設備の生産額は前期比13.9%増となった。パネルメーカーが生産能力を強化するため、設備調達を増加させたことが要因だ。

2.工作機械
 2021年第2四半期の工作機械の生産額は311億6,000万台湾元で、前期比9.0%増、前年同期比20.0%増だった。各国政府が経済振興政策を推進し、欧米市場と東南アジア市場で工作機械の需要が回復したことから、21年第2四半期の工作機械の輸出額は前年同期比21.3%増と大きく伸びた。このうち、対中国輸出額は3.6%増、対米国輸出額は14.0%増だった。

3.産業機械
2021年第2四半期の産業機械の生産額は403億台湾元で、前期比6.4%増、前年同期比33.2%増だった。紡績機械の輸出額が大幅増加したことから、21年第2四半期の産業機械の輸出額は前期比8.2%増となり、予想値を上回った。なお、主要輸出相手国の上位3位は順に▽ベトナム(前年同期比27.9%増)、▽中国(2.0%減)、▽日本(23.5%増)だった。
 2021年第2四半期のゴム・プラスチック生産機械の生産額は前期比9.9%増、前年同期比31.7%増だった。主要輸出相手国の上位3位は順に▽中国(前年同期比2.8%増)、▽ベトナム(3.0%増)、▽米国(48.5%増)だった。
[画像2: https://prtimes.jp/i/59899/89/resize/d59899-89-db1391422764e7937159-0.jpg ]

4.輸送・運搬機械
 2021年第2四半期の輸送・運搬機械の生産額は151億4,000万台湾元で、前期比17.4%増、前年同期比13.9%増だった。輸送・運搬機械のうち「コンベア」の生産額は前期比80%以上成長し、全項目の中で最も高い成長幅となった。また、21年第2四半期の輸送・運搬機械の輸出額は前期比8.1%減だった。対中国輸出額が19.7%減となり、輸出額全体が減少した。なお、対中国輸出額が減少した理由としては、原材料価格の高騰と供給不足、そして環境保護関連規制の強化によって、中国経済の回復速度が緩やかになったことが考えられる。

5.伝動機械
2021年第2四半期の伝動機械の生産額は273億5,000万台湾元で、前期比15.1%増、前年同期比37.5%増だった。伝動機械のうち「リニアガイド」は最も高い生産割合(32.5%)を占め、生産額は前期比13.4%増だった。また、2位のベアリング(17.5%)と3位のその他伝動機械・部品(15.8%)の生産額はそれぞれ19.3%増、17.1%増だった。
 2021年第2四半期の伝動機械の輸出額は前期比14.0%増、前年同期比51.2%増で、主要輸出相手国の上位3位は順に▽中国、▽米国、▽日本だった。

6.産業用ロボット
2021年第2四半期の産業用ロボットの生産額は27億台湾元で、前期比5.0%増、前年同期比59.2%増だった。中国市場と東南アジア市場で半導体生産設備と工作機械の産業用ロボットの応用需要が増加したことに加えて、欧米各国で都市封鎖が解禁されて企業の設備調達需要が増加したことから、米国、欧州、トルコ、東南アジア及び台湾での受注が前期比で増加したため、生産額が成長した。

三、業界動向
1.化合物半導体の産学連盟設立 設備メーカーの技術交流プラットフォームを提供
 ▽第5世代移動通信システム(5G)、▽電気自動車(EV)、▽エネルギーなど各産業の発展を受けて、化合物半導体の商機が増加している。化合物半導体産業の人材育成、技術開発、国際交流の促進と関連設備産業の構築を通じて、完全なサプライチェーンを構築するため、台湾の光電科技工業協進会(PIDA)は「台湾化合物半導体・設備産学連盟」を設立した。目的は設備、製造プロセス、加工及び材料メーカーの誘致と取りまとめ、化合物半導体産業の完全なサプライチェーンを構築することだ。また、人材育成と官産学提携のプラットフォームを提供することによって、産業技術の向上と世界市場との結びつきを実現し、商機開拓と経済発展を図る。

2.東台精機、達梭系統、成功大学と工研院 工作機械のシミュレーション応用を共同開発
 東台精機(東台マシン&ツール)、達梭系統(ダッソー・システムズ)、成功大学及び工業技術研究院(工研院)は、東台精機でデジタルツインのソリューションを発表し、工作機械の加工シミュレーションによる加工品質の最適化プロセスを実演した。
 これまで、メーカーは工作機械が実際に稼働を開始した後でないと、生産ラインの問題点を割り出すことができなかった。今回のデジタルツインのソリューションは、工作機械産業のデジタル化を達成することができる。また、メーカーはデジタル化技術を通じて世界各国に設置する生産ラインを管理し、アフターコロナ時代の課題に対処することが可能となる。


ワイズ機械業界ジャーナルとは


[画像3: https://prtimes.jp/i/59899/89/resize/d59899-89-5d398d7b30e2eb8cbcd5-2.png ]

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