プレスリリース
環境配慮型ラベル「LIMEX Aqua Jet Label」が、エプソンのカラーラベルプリンターの純正品に採用〜プラスチックやCO2の削減に貢献する環境性能と印刷品質が評価〜
兼松株式会社(以下、「兼松」)と株式会社TBM(以下、「TBM」)は、環境配慮型ラベル「LIMEX Aqua Jet Label(ライメックス・アクア・ジェット・ラベル)」が、セイコーエプソン株式会社(以下、「セイコーエプソン」)の業務用カラーラベルプリンター「ColorWorksシリーズ」のエプソン評価済み用紙として採用されたことをお知らせします。本件は、「LIMEX Sheet」を基材に使用したラベルが、業務用プリンター用に採用された初の事例であり、2024年8月より、エプソン販売株式会社による販売を開始しました。今回の採用を契機に、兼松とTBMは持続可能な社会の実現に向けて、化学業界や食品業界をはじめとする幅広い用途のラベルとして環境負荷の低い同製品が利用されるよう、更なる普及拡大を目指します。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92359/88/92359-88-ea46098cf48276011a83a5e950afd603-1800x940.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■ 背景
温室効果ガスによる地球温暖化や、プラスチックによる海洋汚染の深刻化などを受け、社会全体で環境への意識が高まっており、シール・ラベル用粘着製品に対しても環境配慮のニーズが高まっています。セイコーエプソンは、2050年に「カーボンマイナス」と「地下資源消費ゼロ」の実現を目指した「環境ビジョン2050」を掲げて、生産工程や商品の省エネルギー、資源効率向上、有害物質排除など、環境負荷低減の取組みにより創出した環境配慮型商品を提供しています。
■「LIMEX Aqua Jet Label」の特徴
「LIMEX Aqua Jet Label」は、水性インクジェット印刷に最適な加工が施された環境配慮型ラベルです。基材に使用している「LIMEX Sheet」は、ラベル用途として一般的に用いられるPP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテフタレート)シート等の合成紙と比較し、CO2を含む温室効果ガスの排出量と石油由来プラスチック使用量を削減することができます。この度、「LIMEX Aqua Jet Label」の環境性能と、セイコーエプソンの水準を満たす印刷品質を評価いただき、純正品としての採用に至りました。
- 対応機種:
[表: https://prtimes.jp/data/corp/92359/table/88_1_c7a58b609f17696ee5839a0213a181ef.jpg ]
- 販売形態:カスタマイズとして販売
■ 各社の取組み
TBMは、独自に開発した環境配慮型素材「LIMEX」の国内外での普及を進めており、「LIMEX Sheet」を製造する自社工場(宮城県多賀城市)では、実質「100%再生可能エネルギー由来」「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用し、製品ライフサイクル全体を通じてCO2を含む温室効果ガスの排出量削減に積極的に取り組んでいます。
兼松グループは、マテリアリティ(重要課題)の一つに、「脱炭素社会に向けた取組み」を掲げております。世界のCO2排出削減に貢献する施策の一つとして、2022年からTBMと共同で「LIMEX Aqua Jet Label」の開発・販売を行っています。さらに兼松グループは、気候変動への対策目標として、2025年に「カーボンニュートラル」(※1)を、2050年には、「カーボンネガティブ」(※2)100万t-CO2を目指しております。
(※1)カーボンニュートラルとは、当社グループが排出したCO2排出量(Scope1,2)と当社および当社グループによる森林保全事業や2国間クレジット事業で創出したクレジット、あるいは削減貢献量と均衡する状態を指します。
(※2)カーボンネガティブとは、当社グループが排出したCO2排出量(Scope1,2)を、当社および当社グループによる森林保全事業や2国間クレジット事業で創出したクレジット、あるいは削減貢献量が上回る状態を指します。
■ 「LIMEX」とは
「LIMEX」は、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上(重量比)含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、資源の保全に貢献することができます。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。すでに10,000以上(事業所数含む)の企業や自治体等にて採用されており、世界40カ国以上で特許を取得、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。
■ 企業情報
兼松株式会社
代表者:代表取締役社長 宮部佳也
本社:〒100-7001 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
創業:1889年8月
資本金:277億8,100万円
事業内容:「ICTソリューション」「電子・デバイス」「食料」「鉄鋼・素材・プラント」「車両・航空」の5セグメントを軸に、多種多様な商品・サービスを提供する商社
URL:https://www.kanematsu.co.jp/
株式会社TBM
代表者:代表取締役 CEO山崎 敦義
所在地:東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立:2011年8月
資本金:1億円(資本準備金含み、120億3546万円)
事業内容:環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL:https://tb-m.com/
*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
【問い合わせ先】
兼松株式会社 広報室 [TEL]03-6747-5000 https://www.kanematsu.co.jp/inquiry/
株式会社TBM 広報・マーケティング部 菊田 / LIMEX事業本部 仲谷[Email] pr@tb-m.com
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