プレスリリース
特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン(以下、CNJ)は、がん患者やパートナーへがんや治療にともない変化・影響を及ぼす「性(セクシュアリティ)」にまつわる情報を提供するとともに、医療の現場における支援の一助となることを目的として、小冊子『もっと知ってほしいがんと性にまつわること』を制作しました。
◆ がん患者やパートナーの性(セクシュアリティ)に関する情報提供・支援事業
◆ 医療現場での患者支援をサポートするツールとしての小冊子
◆ 医療機関へのアンケート実施・小冊子無償提供
◆ ウェブサイトから全文ダウンロード可能
がん患者やパートナーの性(セクシュアリティ)に関する情報提供・支援事業
CNJでは日本対がん協会協力による休眠預金を活用した助成金事業として2020年度より3年間の計画で「がん患者の性生活(セクシュアリティ)〜心と体に及ぼす性的側面のサポート〜」を開始いたしました。国内で情報が乏しいがんと性(セクシュアリティ)の問題を、がん患者(小児がん・AYA世代を含む)やそのパートナーに向けて、WEB・冊子・動画を活用して専門家監修のもと広く情報を発信しています。発信する情報は昭和大学保健医療学部教授の渡邊知映先生に総合監修を受けています。
医療現場での患者支援をサポートするツールとしての小冊子
がん患者・パートナーのがんと性(セクシュアリティ)の問題に対して、「知識不足」「経験不足」「患者さんが本当に困っているのか分からない」「自信がない」など、支援にためらいや困難を感じている医療従事者を助けるツールがあれば、支援のハードルが下がり、より多くのがん患者・パートナーの不安や心配ごとを少しでも和らげることができるのではないか。そのような思いから、自身もがん治療経験のある看護師が企画から担当し、制作した小冊子です。
がん治療中の患者やパートナーに対して、入院中や退院後・外来治療中における生活指導やアドバイスをされる際に、ぜひご活用ください
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冊子監修:
渡邊知映先生 昭和大学保健医療学部 教授
菊地栄次先生 聖マリアンナ医科大学 腎泌尿器外科学 教授
小冊子『もっと知ってほしい がんと性にまつわること』では、がん経験者へのインタビュー記事を多く掲載し、がん治療の性生活への影響や、治療中の注意点、性生活再開時期、パートナーとの関係や恋愛・結婚など幅広く情報をまとめています。
医療機関へのアンケート実施・小冊子無償提供について
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日頃、がん患者・パートナーから直接相談を受け、がん患者・パートナーの支援をされている医療職のみなさまを対象に、がんと性(セクシュアリティ)に関する支援についてのアンケートにご協力をお願いしています。アンケート回答時に小冊子送付のご要望をお寄せいただければ、1施設一回のご依頼あたり40冊まで無償でお送りいたします。
アンケート・冊子依頼→https://forms.gle/uA24rhTv1oXjaBu89
是非、アンケートにご協力いただき、小冊子を医療現場でご活用ください。
ウェブサイトから全文ダウンロード可能
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この冊子は、CNJのウェブサイト https://www.cancernet.jp/cands から無料でダウンロードが可能です。
CNJの「もっと知ってほしいシリーズ冊子」は30種類以上発行しており、全国のがん診療連携拠点病院に設置、多くの方に利用していただけるようになりました。このシリーズの冊子が、今まさに治療と向き合っている方々の一助となることを願っています。 シリーズ冊子もすべて無料で公開しています。
この小冊子『もっと知ってほしい がんと性にまつわること』が、一人でも多くのがん患者・パートナー、そしてその方々を支援する医療従事者のお手元に届くよう、周知へのご協力をいただけましたら幸いです。
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<認定NPO法人キャンサーネットジャパン>
1991年に発足し、がん患者が本人の意思に基づき治療に臨むことができるように、科学的根拠に基づく情報発信を行うことをミッションとしています。2001年にNPO法人化、2007年1月に専用事務局を開設し、現在は東京と大阪を拠点に全国で活動しています。2016年8月認定NPO法人となり、現在の主な活動は、各種がんについての啓発イベント、全国のがん診療連携拠点病院等に設置されている「もっと知ってほしいシリーズ冊子」の制作、養成講座や認定試験など教育事業等も実施しています。これらの活動を通して、がんと向き合う人々が自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指しています。希少がんも含め、あらゆるがんに関する最新医療情報発信のため、2014年より毎年開催しているジャパンキャンサーフォーラムは、がん患者・家族のみならず一般市民を対象とした最大級のがん啓発イベントです。
プレスリリース提供:PR TIMES