• トップ
  • リリース
  • 自社開発の生成系エンジンMuse JにChatGPTのデータを掛け合わせ最高レベルの日本語会話を実現

プレスリリース

  • 記事画像1

自社開発の生成系エンジンMuse JにChatGPTのデータを掛け合わせ最高レベルの日本語会話を実現

(PR TIMES) 2023年06月20日(火)11時15分配信 PR TIMES

認知行動療法のサポートをする機能を搭載予定

AKAは、日本語でのトピックフリーな会話を実現した生成系AI(Generative AI)エンジン「Muse J(ミューズ・ジェイ)を開発しました。Muse Jは自然な日本語での会話を得意とし、今後認知行動療法(CBT:Cognitive Behavor Therapy )の機能も搭載される予定です。
AKA(アメリカ本社:AKASTUDY LIMITED 米国カリフォルニア州、日本法人:AKA株式会社 東京都台東区、代表:Raymond Jung)は人工知能エンジン及び人工知能ソーシャルロボットを開発しており、現在世界でもトップを走る米国A社とタッグを組み、AIを利用したソリューションの開発を進めています。
[画像: https://prtimes.jp/i/17199/86/resize/d17199-86-8140ec94ef95b4f865d2-0.png ]

■自然な日本語での会話 × 認知機能・心理状態の診断
この度自社が開発した生成系AIエンジンのMuse J(ミューズ・ジェイ)には下記の3つの機能が搭載されています。(一部機能は今後搭載予定です)

自然な日本語での会話

会話を通した認知機能や心理状態の診断

カウンセリング



■日本語での自然な会話が可能
自社で3年以上かけ開発してきたMuse JにChatGPTの膨大なデータを活用し、最高レベルで自然に日本語の会話が行えるようになりました。
従来の日本語での会話は、完全トピックフリーの会話は苦手とされており、話を進めていくと内容が食い違って話が噛み合わないなどの問題点があり、「自然な日本語での会話」とはほど遠いものでした。
当社が開発したMuse Jは、どのような問いかけをしても、そのトピックに合わせて返答をします。また、ただ単に質問に対して答えるだけでなく、「〜をしたらどうか」などと提案もしてくれます。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=aJ2bESQzCRk ]


■認知機能・心理状態の診断からカウンセリングまで対応(搭載予定)
Muse Jでは下記の流れで認知機能や心理状態の診断、分析、カウンセリングを行います。

(1)診断
会話を通して心理状態と認知機能の診断を行います。

(2)分析
(2)-1認知機能の分析
会話の中で認知機能を分析し、同年代の平均と比べて、ユーザーの脳がどういった状態にあるのか状態を分析して可視化します。

(2)-2 心理状態の分析
認知行動療法(CBT:Cognitive Behavior Therapy )に基づき、思考パターン(Thought Pattern)を分析します。
思考パターンの種類は明確には決まっておらず、通常10~16種類で分類されますが、自社では11種類に分類しております。
*現在は英語版の生成系AIエンジンであるMuse E(ミューズ・イー)に搭載されておりますが、Muse Jには本年中に搭載される予定です。

(3)カウンセリング
分析結果に基づきカウンセリングを行います。
カウンセリングでは認知行動療法で効果的とされているソクラテスメソッドを利用した質問を用い、ユーザーの思考がポジティブに変化できるようにサポートします。
*こちらも現在英語版の生成系AIエンジンであるMuse E(ミューズ・イー)に搭載されておりますが、Muse Jには本年中に搭載される予定です。

関連論文:Muse Alpha: Primary Study of AI chatbot for Psychotherapy with Socratic Methods
https://drive.google.com/file/d/1Y6VFy-5hfkhzD-vNa8cyliLg7RucA_GO/view?usp=share_link

■米韓のドクターと共同研究、開発した機能で多様な人を支援
上記の(2)-2心理状態の分析、(3)カウンセリングの機能はアメリカ、韓国の医者と共同で研究・開発を行っている機能となります。(*日本の医療機関での許可を受けているものではありません)
精神科が実際に行うCBTを生成系AIで実現するものになりますが、医療データがないため「医療手段」としてご利用いただくことはできかねます。
医療の補助として、心身の健康のためのデジタルサポートとして利用していただくことを目的としております。

■精神科医が最前線で抱える課題
日本国内における精神疾患を有する患者数は、2002年の258 万人から2017年には 419 万人 (2017 年)と 15 年間で 1.6 倍増加しています。(*1)
また、経済協力開発機構(OECD)の「メンタルヘルスに関する国際調査2021」ではコロナの前後でうつ病を有する日本人の割合が2.2倍に増加したとの報告もあります。(*2)
精神疾患を有する患者の数が増え、精神疾患の早期発見への取り組みは増えている一方、正しい診断がされていない、精神科医の時間が足りないなど、多くの問題を抱えています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが実施したアンケートや調査によると、患者のうつ傾向を初診で判別することに対する課題として「時間不足」と「判別の困難」が上位に挙げられています。(*3)

■日本の問題を解決するソリューションになる
このような問題に対し、Muse Jは日々の会話の中からユーザー(患者)の思考パターン(Thought Pattern)を分析し、うつ傾向を判別することで、日本が抱える問題にソリューションを提供します。
分析結果を精神科医に「Reference(参照資料)」として提出することで、精神科医の時間を節約し、より多くの患者の精神疾患を早期発見・早期治療に役立てていきます。
また、精神科医の治療を受けるのが難しい引きこもりや、障がいを持つ方にもデジタルサポートとしてご利用いただくことにより、多様な症状を抱える方に簡易的なサポートを提供します。


Muse JはAPIでの提供が可能となっており、弊社AIロボットのMusio(ミュージオ)のみならず、他社ロボットやデバイスへの搭載も可能です。
日本の問題への解決方法として、地方自治体や医療機関、介護施設、企業などと協業し、共に日本により良い価値を提供したいと考えております。

ご興味のある方は是非ご連絡ください。
連絡先:新井 彬太郎(kei@akacorp.jp)

‐AKAについて
会社名:AKA株式会社
本社所在地:〒110-0016 東京都台東区台東1-7-9 谷口ビル4F
代表取締役:Raymond Jung
事業内容:人工知能エンジン及び人工知能ロボットの開発・販売事業、SaaS事業
■Musio 公式サイト:https://themusio.com/home
■公式 Facebook:https://www.facebook.com/musioAKA/
■公式 Twitter:https://twitter.com/Musio_AKA
■オンライン英会話サービス「Musio English」 公式サイト:https://www.musioenglish.com/

Reference
*1 厚生労働省「こころの病気の患者数の状況」2022 https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/18/backdata/01-01-02-09.html(2023-6-19アクセス)

*2 OECD Policy Responses to Coronavirus (COVID-19). “Tracking the mental health impact of the COID-19 crisis: An integrated, whole-of-society response”. OECD, 2021. https://read.oecd-ilibrary.org/view/?ref=1094_1094455-bukuf1f0cm&title=Tackling-the-mental-health-impact-of-the-COVID-19-crisis-An-integrated-whole-of-society-response (2023-6-19アクセス)

*3 三菱UFJリサーチ&コンサルティング「メンタルヘルス tech最前線〜あなたの「声」がメンタル不調のデジタルバイオマーカーになる」2023 https://www.murc.jp/library/report/sip_230407/ (2023-6-19アクセス)



プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る