プレスリリース
【災害時の慢性期医療機関の事業継続に】長期療養者の治療を止めないために、BCPに準じた医療事業継続支援システム「レスポンサム」を白井病院が導入
慢性期病院の医療事業継続計画(BCP:Business Continuity Planning)をICTで強化
千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、医療法人白卯会 白井病院(大阪府泉南市、院長:甲斐 達朗)が、医療事業継続支援システム「respon:sum」(レスポンサム/特許番号:特許6166114号)を導入し、運用開始したことを発表します。認知症などの精神科医療から、理学療法、作業療法、言語療法からなるリハビリテーションまでを提供する精神科、慢性期病院である同病院は、災害発生時の損害を最小限に抑え、早期に医療を提供するために、医療事業継続計画(BCP)を進めてきました。全国医療機関で策定が急がれているBCPに準じて開発された本システムは、慢性期医療に求められる医療事業継続を支援し、地域医療へ貢献します。
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医療法人白卯会 白井病院は、「日常生活を大きく崩すことなく、安心して療養いただく治療」を第一と考え、内科等一般医療と、認知症、パーキンソン病などの専門医療から、理学療法、作業療法、言語療法からなるリバビリテーションまでを提供する精神科、慢性期病院です。主に、病状が安定しているものの完治に至らず、継続的な治療を必要とする患者へ医療を提供しています。ほかに、通所リハビリテーションや訪問看護などの在宅支援を、周辺の高齢者施設と連携して実施するなど、地域の福祉医療を支える重要拠点として存在感を示しています。また近年では、新型コロナ感染症に感染した認知症患者を数多く受け入れました。災害時の医療事業継続は、長期療養を必要とする患者、またリハビリテーションによる自立を目指す方々から強く求められるものとして、同病院は「レスポンサム」の導入に踏み切りました。
導入された「レスポンサム」は、災害やテロなどの緊急事態が発生した際に、医療機関の損害を最小限にし、医療事業の継続や復旧を図るための業務継続計画(BCP:Business Continuity Planning)に準拠し開発されたシステムです。院内にあるPCはもちろん、各職員が持つデジタル端末(スマートフォン、タブレット)で利用するアプリ版レスポンサムによって、病院職員の安否確認や集合要請を行い、同病院の災害時医療事業継続を支援します。
白井病院のような慢性期病院には、大規模災害が発生して多数の負傷者が想定される場合、急性期患者の「救命」「救護」を最優先とする急性期病院から、精神科患者、認知症やパーキンソン病、喘息等の疾患を持つ慢性期患者のスムーズな転院受け入れが期待されています。BCPに基づく医療体制強化は、急性期と慢性期の医療機関の機能の早期復旧と連携強化を実現して、地域の包括的な災害医療体制の構築を可能にします。将来的には、周辺の福祉施設(高齢者介護施設、在宅介護者)、行政との連携においても、「レスポンサム」の応用と活用が期待されています。
災害時には、罹災者救護はもとより、長期療養患者への早期の治療提供が求められます。「レスポンサム」は、地域の慢性期治療、福祉医療を支える同病院の災害対策に活用されます。
◆respon:sumの特徴
・スタッフの安否確認・緊急連絡
・緊急時の職員集合状況をリアルタイムに把握
・返信はワンクリックで完了。ログイン不要
・掲示板機能を有し、平時においても活用できる
・デジタル端末(スマートフォン、タブレット)で活用するアプリ版提供
◆「respon:sum」ウェブサイト
https://smart119.biz/responsum/
<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学医学部発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
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【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
プレスリリース提供:PR TIMES