プレスリリース
〜 より「便利になる」中で、いかに「生きやすくしていく」か? 〜
【より善く生きていく】には、価値観の異なる他の人たちとも、共に生きていく必要がある。共に生きていくには、自分から関係性を良くする必要がある。人は関係性の中、つまり、社会の中で生きている。
私たちは【穏やかで安心でき心から笑っていられる関係】を【善い社会】と考えています。
この度、「芸術と組織行動科学(R)による開発」smart creative management(R)を手掛けるリクエスト株式会社(東京都豊島区)は、4つ目の研究機関として「公共行動研究室(R)」を新設することになりました。
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※以下、現在までの研究機関:
smart creative management(R) 総合研究所
ABA Operations Research(R) センター
XR HRD(R) 研究センター(XR HRBP(R))
※ Extended Reality Human Resource Development
https://requestgroup.jp/airface
芸術と組織行動科学(R)を使い、組織・法人向けに需要創造型リーダー(R)開発、デジタル空間を活用した人材開発の研究(XR HRD(R)、MR HR(R))を手掛ける中で、「私たち人間が、どのような行動を、どのように習慣にすることで、より生きやすい社会がつくれるのか?」この問いに答えていく必要性が出たためです。
どれだけ技術が発展し、私たちの生活が便利になっても、人と人との関係性(社会)は、私たちが善くしていこうと、小さな行動を能動で積み重ねていかないと、良くはならない、と考えています。今後、ますます、パターン化・標準化できることは、機械化・デジタル化され、私たちの生活が「便利」になる。しかし、便利になっても「生きやすくなる」わけではない。
より「便利になる」中でいかに「生きやすくしていく」か?
[画像2: https://prtimes.jp/i/68315/83/resize/d68315-83-e8cd1a8f95957f4ddbec-6.jpg ]
私たちは【穏やかで安心でき心から笑っていられる関係】を【善い社会】と考えています。
「心からの笑い」の背景には「安心」がある。安心は、お互いが「警戒しなくていい」「恐怖を感じない」関係性の中で生まれる。警戒がうまれる関係性の中では、安心できず、心からの笑いは生まれない。恐怖は嫌悪、不快。人は不快に対して2つの反応をする。
回避する
攻撃する
いずれの反応も関係性を悪くする。恐怖を感じ、嫌悪するため、攻撃する。攻撃からは【穏やかで安心でき心から笑っていられる関係】は生まれず【善い社会】にはなっていかない。関係性を良くするには、相手を良くする必要がある。受け身では関係性は良くならない。
また、自分の価値観で、良かれと思って、相手を良くしようとすればするほど、相手から反発が起こる。相手の反発に対して、自分も反発してしまう。「(私が)こんなにしてあげているのに!」という感情。関係性がより悪くなる。相手と自分の価値観が異なることを忘れ、相手の価値観を知ろうとせず、自分の価値観を押し付けた結果。
相手の価値観も、自分の価値観もどちらも正しい。
互いの価値観は、否定できるものではない、優劣をつけるものでもない。ましてや、指導し変えさせようとするものでもない。否定、序列付け、改修をしてしまえば、関係性が悪くなる。対話ができなくなる。対話の目的は、お互いの状態をより善くすること。善くする状態を共に想像し、その状態に近づける課題を設定すること。お互いが生きていく環境をより善くする目的を創れなくなる。
対話が成り立たないため、各自が各自の価値観にもとづき、各自の各自にとっての正論をぶつけ合い、優劣をつけあう、勝敗をつける。目先の効率は良いが、結局、お互いが生きていく状態をより善くする対話はできず、お互いが共に目指す状態が創れず、どちらかが不満を抱えた状態で終わる。いずれ、不満を抱えた側が反撃をする。目先の効率を追求し、先々を非効率にしてしまう。
とうぜん、互いに生きづらくなる。価値観は、各自がこれまで生きてくる過程でとった小さな行動と思考の中で、生存にとってプラスの結果を得たものが習慣化・固定化された目に見えないもの。各自の生存にとってプラスの結果はさまざま。したがって、価値観を変える場合には、新たな小さな具体的な行動と思考を、少なくとも1年は積み重ねる必要がある。
より善く生きていくには、
価値観の異なる他の人と共に生きていく
共に生きていくには、関係性を良くする
関係性を良くするには、相手を良くする
そのために、相手の価値観からはじめる
相手に従順になる必要は無い。相手に服従する必要も無い。善い人なろうと意識を変える必要もない。そもそも、意識は行動習慣を変えないと変わらないため。目的は共に生きている環境・社会をより善くすること。立ち止まり、相手の行動に「なぜ?」を問いかけ、相手のことを少しづつ知っていく、相手の行動の背景にある考え方、つまり価値観を少しづつ知っていく。
1人で生きていこうとすると、いずれしんどくなる。自分の価値観と近い人とだけと、共に生きていこうとすると、価値観が固定し、価値観の異なるその他の人たちを不快に思い、嫌悪し、最悪の場合、攻撃してしまう。結局、自分達が生きている環境・社会の生きづらさが増していく。
どこにいようが、集団からは逃れられない。一時逃れても、いずれ集団の中にいる。集団内の価値観は均質化するが、集団の目的が希薄になるに従い、小さな価値観の差異にベクトルが向かい、集団内に小集団(派閥)がつくられる。1つの集団内部の複数の小さな集団と集団の間で、嫌悪感が発生する。嫌悪感は攻撃を生む。であれば、関係性を良くする関わりを小さくても積み重ねていったほうが、次の目的が共に見いだせ、結果、自分も相手もラクになる。生きやすくなる。
まずは、相手をみて「おはようございます」
何かしてもらったら「ありがとうございます」
迷惑をかけてしまったら「ごめんなさい」
こらら3つの小さな行動は単純なパターン。単純なパターンが習慣になるだけでも、関係性が良くなる。機械はパターン処理にたけている。機械であれば、すぐに再現する。誰に対しても、同じように再現できる。しかし、人間には感情があるため、こんな簡単なパターンの再現ができない。また、混んでいる公共交通機関で、
横入りしない。「(お先にどうぞ)」
下車する際は「後ろを通ります(失礼します)」
もし、ぶつかってしまったら「ごめんなさい」
これら3つの小さな行動が増えるだけでも、公共の場でのイライラした空気感は和らぐ。しかし、この小さな行動ができる社会人は極めて稀。我先にと他の人を物かのように押しのける。ぶつかっても気にしない。「余裕が無い」のは事実だと思うが、そもそも、余裕を創る行動をしていないのが原因。
社会人はとうぜん、仕事をしている。仕事は、ある特定の人の問題を解決する、ある特定の相手を良くする思考と行動を積み重ねること。その積み重ねから、その人固有の専門性が生まれ、より相手を善くすることができていく。その結果が、生きていくために必要な報酬となる。報酬は金銭と非金銭がある。いずれの報酬も増えない、そもそもの根本原因は、このような日常の小さな行動の不足にあると考えています。
どれだけ技術が発展し、私たちの生活が便利になっても、人と人との関係性(社会)は、私たちが善くしていこうと、小さな行動を能動で積み重ねていかないと、良くはならない。パターン化・標準化できることは、機械化・デジタル化し、私たちの生活を「便利」する。しかし、便利になっても「生きやすくなる」わけではない。
より「便利になる」中でいかに「生きやすくしていく」か?
そのための行動と習慣化の仕掛けを研究開発するために、公共行動研究室(R)を設置しました。
※ 原文は以下をご覧頂きたく。
https://requestgroup.jp/publicbehavior
2023年8月10日
リクエスト株式会社 代表取締役
Behavior engineer(R)
甲畑智康
[画像3: https://prtimes.jp/i/68315/83/resize/d68315-83-7cfb5fe0dc2ea6737a37-0.png ]
【会社概要】
社名:リクエスト株式会社
URL:https://requestgroup.jp
代表者:代表取締役 甲畑智康
URL:https://requestgroup.jp/profile
[画像4: https://prtimes.jp/i/68315/83/resize/d68315-83-2856acfd0f084988d79d-3.png ]
著書:「教える技術 外国人と働く編(かんき出版)」
「現場を上手にまとめる介護リーダーの8つの技術(中央法規出版)」など
※本リリースの続きは以下からご覧らください。
思考が欠落する背景
組織行動科学(R)の原理原則
思考のパターン
https://requestgroup.jp/publicbehavior
[画像5: https://prtimes.jp/i/68315/83/resize/d68315-83-67ae8b7ae40563883422-1.png ]
[画像6: https://prtimes.jp/i/68315/83/resize/d68315-83-83ce2058e8f4d719879b-6.png ]
【担当】:末光
e-mail: request@requestgroup.jp
問合フォーム: https://requestgroup.jp/request
関連リリース:
公共行動の科学『公共の利益を創造できるリーダー開発』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000068315.html
プレスリリース提供:PR TIMES